『御社』と『貴社』の違いわかる?間違いやすい敬語まとめ
Check!01
「すいません」はNGだった!正しくは?
「すいません」は、くだけた口語表現。
正しくは、「すみません」です!
なんだ、少し変えればいいだけか〜と思った皆さん!
「すみません」でも軽い丁寧語なので、目上の人に対してやビジネスシーンには適していません。
謝罪の気持ちをしっかり伝えるためには、「申し訳ありません」を使うことがベストです!
ちなみに、「ごめんなさい」も相手に許可を乞う言葉なので、NGです!
Check!02
「よろしいですか?」「よろしかったですか?」どっち?
何かを確認する際に使う、「○○でよろしいですか?」「○○でよろしかったですか?」
現在形を使うか、過去形を使うのか悩ましいところですが、過去形の方が丁寧に聞こえる?
いいえ、過去形を使うのは間違いなんです!
現在起きていることに対して、過去形を使うというのは良く考えてみると変なコトですよね。
「よろしいですか?」に限らず、現在のことは現在形でいうことが正解です。
Check!03
「お召し上がりください」は○?×?
飲食店での接客でよく耳にする、「お召し上がりください」
一見しっかり尊敬語を使っていて、正しく聞こえるこのフレーズ。
実はあまり好ましくないんです!
正しくは『召し上がってください』
丁寧語の「お」に尊敬語「召し上がる」を一緒に使うと
二重敬語にあたり、過剰な表現と捉えられてしまうこともあり、日本語をきちんと理解していない印象を与えてしまいます。
Check!04
どちらに「いたしますか?」 OR どちらに「なさいますか?」
どちらのものがいいか尋ねる際に使うこの二つ。
どちらも正しい敬語だと思いますが、実は片方は間違いなんです。
どちらだかわかりますか?
正解は「どちらになさいますか」
「どちらにいたしますか」のいたすという動詞は、謙譲語であるため、相手を高めるのではなく、自分のことをへりくだって伝える表現なのです。
それに代わって「どちらになさいますか」のなさるという動詞は、尊敬語であるため、相手を高める要素を持っています。
Check!05
お名前を「頂戴する」「伺う」どっちが正しい?
電話対応などで、連絡先を聞く際に使うこのフレーズ。
「お名前を頂戴してもよろしいでしょうか?」と「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」のどちらが正しい敬語でしょうか?
正解は、「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
です。
頂戴するは「もらう」の謙譲語なので文法的には正しいですが、お名前はもらうものではないですよね!
もらうものではなく、聞くものなので、「聞く」の謙譲語である『伺う』を用いるのが最適です!
ちなみに、頂戴するという言葉をより丁寧に使おうとして、頂戴いたしますと使うこと ありませんか?
実は、頂戴いたしますは二重敬語になってしまうので、回りくどい表現になってしまいます…。
Check!06
「御社」と「貴社」の違いわかる?
就職活動の際のエントリーシートや面接で必ず使う、相手の会社を敬って表す言葉 ”御社” ”貴社”。
どちらもよく聞く言葉だけど、違いや用途を聞かれると……わかりますか?
ズバリ!この2つの違いは、使うシーンにあります!
御社は、話し言葉を中心に使われます。
それに対して貴社は、書き言葉を中心に使われます。
なので、面接では御社を使い、履歴書やメールでは貴社を使いましょう!
いかがでしたか?
間違いやすい敬語フレーズを問題形式でチェックしてきましたが、何問正解することができましたか?
ここで今までのポイントを整理してみたいと思います!
- むやみに過去形にしない
- 丁寧にしすぎない
- 敬語の対象を考える
ここで確認した正しい敬語を使って、アルバイトや就活、お仕事も頑張って行きましょう♡