〈和と英の融合〉大航海時代のロマンを感じる「界 アンジン」で癒され温泉旅♡

今年のGWの予定は決まりましたか?まだ決まっていないというコは、東京から2時間程で行ける伊豆の温泉に癒されに行くのはいかが?今回は、星野リゾートが手がける「界 アンジン」と「界 伊東」をご紹介。王道な温泉旅館のように見えて実は新しい…?そんな体験ができる2つの施設の魅力をチェックしてくださいね。
星野リゾートの温泉ブランド「界」とは?
星野リゾートが展開する「界」は「王道なのに、あたらしい。」がテーマ。
和の雰囲気を基調とした趣のある空間と共に、泊まるだけでその土地の魅力を発見できるような独自の宿泊体験を提供する温泉旅館ブランド。
食、文化体験、そして客室を通してそのご当地の魅力を提案してくれます。宿に宿泊することで季節やご当地を楽しむことができるなんて“あたらしい”ですよね!
北は北海道、南は鹿児島まで全国に23か所に展開されており、今回は静岡県にある「界 アンジン」と「界 伊東」に潜入してきました。
細かな部分にまでこだわりが詰まった「界」の魅力を存分にお届け!
航海のロマンがテーマ!「界 アンジン」
「サムライになった英国人」縁の地!
伊豆の海沿いにある「界 アンジン」。
「界 アンジン」はこの伊東の地に縁のある歴史的重要人物、「三浦按針(みうらあんじん)」から名付けられているそうです。按針とは本来「水先案内人」を意味する言葉。
イギリス人であるウィリアム・アダムスは、徳川家康の時代に日本に漂着し、日本で初めての西洋式の船であり、日本で初めて太平洋を横断した船の造船に携わり、家康から「三浦按針」の名をいただいたそう。
三浦按針の来日により日本でも歴史が大きく動いた大航海時代のロマンを、ここ「界 アンジン」ではテーマにしています。
和と英の融合!ゆったりとした空間
エントランスは船の桟橋がイメージされており、そのデッキを通り過ぎると四季折々の植物がみられる旅館らしいお庭が。
3月下旬頃はちょうど桜が満開に咲いていました!
なかへ入ると木材を基調とした温かみのある空間に、船の模型や海をイメージさせる青色のソファなどが配置されており、温泉旅館らしい和モダンな雰囲気と大航海時代の欧州の雰囲気が融合した洗練された空間になっています。
トラベルライブラリーでは三浦按針が航海したルートをもとに、世界各国の茶葉とフレーバーを自由に組みあわせて楽しむことができます。種類が豊富で自分好みの紅茶を作れるのが楽しい!
そして、「界 アンジン」の客室は全室オーシャンビュー!
窓に向かって置かれているソファで、伊豆の海を眺めながらリラックスすることができます。
毎年8月10日に開催される按針祭ではこの客室からも10000発の花火を見ることができます。まさに特等席!
客室も同様にゆったりと落ち着けるような和モダンのお部屋になっていて、かつて実際に航海で使用されていた舵や櫂が施されたアートが飾られています。
日本有数の温泉地の絶景温泉!
伊東温泉は日本で3番目の源泉量を誇っており、有数の温泉地です。
「界 アンジン」ではそんな名湯を、伊豆の海を眺めながら開放的な大浴場で楽しむことができます。
海に面した浴槽は、湯船につかっているとまるで海と湯船がつながっているかのように感じられ、伊豆の海の絶景を存分に楽しむことができます。
露天風呂からも海を眺めることができます。
そして温泉を出た湯上がり処もオーシャンビュー!
三浦按針の設計したサン・ブエナ・ベントゥーラ号のデッキをイメージしたサンブエナデッキでは、海を眺めながらソファに座ってゆったり涼むことができます。
こちらの湯上がり処では入浴において不足しがちなミネラルをたっぷり補給できる「りんご酢」、伊豆の名物である蒸し製玉緑茶、通称「ぐり茶」、そして航海のお供といわれるクラフトビールが飲み放題なんです!
お風呂上がりにデッキで海風を感じながら飲み放題でビールが飲めるなんて最高ですよね!
さらに、「界」では各施設において「界の湯守り」と呼ばれる案内人の方によって「うるはし現代湯治」が開催されています。
専門家の監修のもと、現代人が心からリラックスするための「温泉いろは」を学んだり、「現代湯治体操」を行うことができます。
効果的な入浴方法を学んだあとに実践してより充実した温泉体験ができちゃいます!
Check!女子にうれしいポイント!
「界」では大浴場の脱衣所に、オリジナルの和漢由来のクレンジング、洗顔剤、化粧水、乳液が完備!
わざわざ自宅から持ってこなくてもいいんです!
伊東の魅力を発見!ご当地の食や文化を体験!
お食事処は全席半個室になっており、それぞれの席に施されたアートのパーテーションをお楽しみながらゆっくりお食事することができます。
どれも素材にこだわっていて本当においしい!
お料理でも船や航海をイメージした品を楽しめたり、伊豆ならではの食材と、按針の母国である英国の要素の融合を楽しむことができます。
さらに、「界」では施設ごとに異なる、その土地の文化を無料で知って楽しめる「ご当地楽」というサービスがあります。
「界 アンジン」では迫力のある大画面のスクリーンで三浦按針の半生について知ることのできる「アンジン紀行」を体験することができます。
三浦按針の人生がいかに壮絶で、彼の来日がいかに日本に影響を及ぼしたか身を持って知ることができますよ。
ご当地楽を体験した後はお部屋で豆船作り体験。キットとわかりやすい説明書付きで、お部屋でもご当地の文化を体験することができます。
周辺にも見どころがたくさん!
「界 アンジン」を出てすぐの海辺には、三浦按針を記念した伊東の彫刻家、重岡建治さんの作品があります。
海へとつながる川辺には趣のある旅館が並び、まるで千と千尋の温泉街に来たような気分を味わえます。
そのうちのひとつ、「東海館」はもともと温泉旅館であった建物で、現在は大人200円で見学することができます。入口の時点から既に風格があります!
夜には提灯や客室の灯りがつき、反対側の川辺からその全貌を見ることができます。
昭和3年に開業した東海館はオーナーが木材商であったことから、種類豊富な高級木材がふんだんに使用されている点が見所。
趣のある客室、中庭や伊東に関する展示を楽しむことができます。
さらに土日祝日に限り、東海館の日帰り温泉に入ることもできます。
そして「界 アンジン」のすぐ近くには東郷記念館があります。こちらは日露戦争などで活躍した海軍軍人、東郷平八郎が晩年を過ごした別荘なんだそうです!
日曜限定で見学することができ、東郷平八郎が実際に使用していた鎧や犬養毅元総理大臣から贈られたという碁盤などを見ることができます。
Check!
- 和モダンの中に大航海時代の英国のアクセントが効いた洗練された空間
- 全室オーシャンビューで夏には大きな花火大会も
- 日本有数の名湯をオーシャンビューの絶景とともに楽しめる
”花暦”を感じる「界 伊東」
「界 アンジン」から車で5分ほどのところにある「界 伊東」へ。
こちらの「界 伊東」では客室、庭園、体験、食などを通して伊豆の豊かな草花や季節の移り変わりを楽しむことができます。
月ごとに咲く代表的な花を示す「花暦」に、ここ「界 伊東」で触れあうことができます。
伊豆の草花がちりばめられた趣のある空間
早速エントランスから風格のある温泉旅館という感じがします!
「界 伊東」はあくまでくつろぎやすい和モダンな様式でありながらも、しっかりと由緒正しい温泉旅館の雰囲気があるのが特徴です。
ロビーに入ると大きな庭園が真っ先に目に飛び込んできます。
こちらの900坪の庭園は四季折々の伊豆の草花が楽しめるようになっており、ぐるっと一周できる遊歩道もあるそうです。
「界 アンジン」のロビーには主に航海に関する本が置いてありましたが、「界 伊東」には花言葉の本など、草花に関する本が多く置かれています。
「界 伊東」の客室はすべてが伊豆の四季の草花をテーマにした「伊豆花暦の間」です。
木材を基調とした和モダンの落ち着きのある空間を、季節の草花がデザインされた「木漏れ日行灯」の温かい光が照らします。
床の間の装飾や、窓辺にも季節の植物をイメージした細工がなされていますよ。
大浴場も木の温かみを感じられる内風呂に、様々な植物に囲まれた露天風呂といった、温泉旅館らしいゆったりとした雰囲気になっています。
露天風呂では大きな岩の滝から温泉が流れ出ており、日本で3番目を誇る伊東温泉の源泉量を感じることができます。
「界 伊東」の湯上がり処は庭園に面しており、畳のあるくつろげる空間になっています。外に出れば庭園の草花を愛でながら足湯につかることもできます。
そして、「界 伊東」には庭園のなかに源泉プールがあり、1年中適温のプールを楽しむこともできます。
伊豆の名産「椿油」作り体験
温暖な気候の伊豆は椿の育成が適しており、伊東では昔から防風林として潮風に強い椿の花が多く植えられたそうです。
「界 伊東」ではご当地楽として椿油作り体験をすることができます。
種を自分で割って潰し、椿油を抽出します。
自分で作った椿油に季節ごとに変わる好きなフレーバーを選んで、持ち帰ることができるんです。ハンドオイルとして手の保湿やヘアケアとして髪に使うことができますよ。
Check!
- ゆったり落ち着ける和の空間
- 900坪の庭園で季節折々の草花を堪能
- 庭園を眺めながら足湯や源泉プールが楽しめる
界による桜オープンバスツアー
そして今回、「界 アンジン」「界 伊東」の宿泊者が参加できる、「桜オープンバスツアー」をご紹介。
伊豆のあちこちに咲き誇る様々な種類の桜を、オープンバスで頭上いっぱいに楽しむことができます。
バスガイドさんによる案内で、伊豆や桜について詳しく知ることができます。
日本の桜は大体がソメイヨシノだと思っている人が多いかもしれませんが、白っぽい花と花と葉が同時に出ることが特徴の大島桜や、2月ごろから開花し始めるという早咲きの河津桜など、温暖な伊豆には多くの種類の桜があるんです。
そして、バスはお椀をひっくり返したような丸いシルエットが特徴の大室山のふもとで停まり、参加者は伊東の桜名所「さくらの里」でのお花見を楽しみます。
広大な敷地に約1000本の桜が植えられており、大室山を背景に幻想的な空間で、お花見を楽しむことができます。
おわりに
Point「界」について
①「界」は施設ごとにその地域に基づくはっきりとしたコンセプトがあり、それぞれに強い個性がある点が魅力的!
②館内の雰囲気だけでなく、客室や食事、体験を通してその地域の魅力を感じられ、もっと日本全国の色々な「界」を訪れてみたいと感じました♡
③「界」を訪れることで日本各地の良さを再発見できる、そんな温泉旅館だと思います。
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