ふりまくのは「愛嬌」と「愛想」どっち?【間違いやすい日本語】
TRIVIA
自分では正しいと思っていた言葉の使い方が、実は間違っていた…!! なんて経験ありませんか?そこで今回は、間違いやすい表現を2択のクイズ形式で紹介します。どちらが正しい日本語でしょうか。あなたは全問正解できますか?
Pick up01A:愛嬌(あいきょう)をふりまく
Pick up02A:熱に浮かされる
A:二の舞を踏む
「ふりまく」のはどっち?
A:愛嬌(あいきょう)をふりまく
B:愛想(あいそ)をふりまく
間違いやすい表現の代表的な例ですよね。
「愛嬌」も「愛想」もよく似た表現ですが、果たしてどちらが正しいのでしょう。
……正解は、A「愛嬌(あいきょう)をふりまく」です。
「愛嬌」は、身についた可愛らしさ・ひょうきんで憎めない様子を表しているのに対し、「愛想」は人にいい感じを与えるために示す、意識的な態度や動作のことを言います。
ちなみに「愛想」の使い方は「愛想がいい」、「愛想笑い」などが正しいです!!
「熱」に…
A:熱に浮かされる
B:熱にうなされる
こちらはどうでしょうか。
どっちも言ってそうですよね!?
……正解は、A「熱に浮かされる」です。
「うなされる」を使っている人、多いんじゃないでしょうか。実は誤った表現なんです。
「浮かされる」には、興奮する・とりこになる、の他に、意識がはっきりしなくなるという意味もあるんです。
ちなみに「うなされる」のは……そう、悪夢。
「悪夢にうなされる」って使いますよね!
踏む?演じる?
A:二の舞を踏む
B:二の舞を演じる
「二の舞」とは、前の人と同じミスをすること。
さあ、わかりますか?
……正解は、B「二の舞を演じる」です。
えっ、「踏む」じゃないの?と思った方。
ブブーッ!!
それは「二の足を踏む」のことでは?
混同されて使われることが多いみたいです。
元々「二の舞」とは、雅楽の舞に由来しています。二番目の演目が、この「二の舞」なのです。舞は踏むものではなく、演じるものなので、「二の舞を演じる」が正しい表現になります。
まとめ
いかがでしたか?日本語って難しいですよね。
今回紹介したように、何気ない会話の中でも誤って使われている表現は数多くあるので、気になった方はぜひ調べてみてくださいね。