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皮膚科医が解説!知っておきたい「毛穴とニキビの正体」

皮膚科医が解説!知っておきたい「毛穴とニキビの正体」
「ニキビが色んな所にできて大変・・・」という方へ。敵を知らずして勝つことはできません! というわけで、毛穴とニキビに関する基礎知識やお悩みの原因をここでおさらいしておきましょう♡

今回教えてくれるのは

Profile

青山ヒフ科クリニック亀山孝一郎院長

皮膚科医として活動するかたわら長年にわたり肌に関する研究を行う。クリニック開業後はオリジナル化粧品「ドクターケイ」の開発や、毛穴やニキビに関する著書を多数出版。

そもそも、なぜ毛穴ってあるの?

毛穴はなくてはならないもの!

上手に扱って目立たないようにすることが大切。毛穴は全身にあり、そこから皮脂を分泌し、肌表面をバリアして外的刺激や乾燥から守ってくれる働きをします。

私たち人間の顔は、動物とは違いかたい毛や分厚い皮膚で覆われていませんし、とりわけ顔は外気にさらされる時間が圧倒的に多いこともあり、よりバリア機能を強化するために毛穴の数も大きさも発達しているわけです。

ですから毛穴はけっして悪者ではないですし、むしろ健康な肌を保ってくれる存在。なくすなんてことは不可能です! つまり、毛穴やその周辺の肌環境を整え、目立たなくするケアをめざしてください。

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毛穴の種類と解説♡

毛穴もニキビも根本は一緒なんです!!毛穴の種類を一緒にチェック♪

①開き毛穴:過剰な皮脂分泌、または乾燥で毛穴の収縮が機能していない

毛穴は本来、閉じたり開いたりそのときの環境によって臨機応変に対応するもの。しかし、皮脂が出っぱなしで毛穴が開いていたり、あるいは角栓で毛穴が押し広がったままぽっかり開いていたりと、そのままの状態で戻らないのが開き毛穴。

また、毛穴の数や大きさには個体差があるので、毛穴自体の開きがもともと大きい場合もあります。

↓↓↓老化や紫外線の影響で進行すると…↓↓↓

②たるみ毛穴:肌のハリが失われ毛穴同士がつながって見える

開いた毛穴がだ円に垂れ広がった様子。加齢や光老化によって肌の弾力を司るコラーゲンやエラスチンが減少し、毛 穴まわりを支える皮 膚のハリがなくなることで起きる。Ray世代にはまだ早い話題と思いきや、紫外線の影響は蓄積されていくので将来のためにも今から意識しておくのが得策。日常的な日焼け・乾燥対策も有効です。

③つまり毛穴:皮脂や汚れが固まり毛穴をふさいでいる状態

クレンジングや洗顔で落としきれなかったメイク成分や汚れ、古い角質と皮脂が混ざり内部で角栓を形成し、毛穴をつまらせている状態。白色や黄色っぽくプツプツと目立ち、触るとザラザラと感じることも。その角栓が酸化することで黒く変色したものが黒ずみ毛穴に。いわゆるいちご鼻などもこの種類に含まれる。

↓↓↓さらにターンオーバーが乱れると…↓↓↓

④ニキビ:角栓や過剰な皮脂により毛穴内部で炎症を起こす

初期の白ニキビ

赤ニキビ

肌は通常約1カ月周期で新しい細胞に生まれ変わるが、角栓や古い角質が除去されないでいると、毛穴から皮脂や汗がうまく排出できず、ニキビのもととなるアクネ菌やその他細菌の温床に。やがてそれが炎症で腫れたり膿んだりしたものがニキビ。過剰な皮脂分泌は体質的な場合やストレス、ホルモンバランスの乱れなどさまざまな要因がアリ。

意外と知らない!毛穴のQAもチェック

写真提供/青山ヒフ科クリニック Photograph/Suguru Kumaki(io.model) Model/Seira Jonishi(exclusive)

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