「〜円からお預かりいたします」は間違い?【ビジネス敬語】バイトでも役立つフレーズ3選
Check!1Q.不在の旨を伝えるとき、なんと言う?
社外の人へ社内の者が休んでいることを伝えるシーン。そんな時、あなたはなんと言いますか?
「休みをとっております」や「休暇で不在にしております」、「お休みを頂いております」などが無難だと思いますよね。
しかし、実はこの中にも間違ったフレーズが隠れています。
恥ずかしい思いをしないためにも、今一度確認しておきましょう!
正解はこちら!
⚪︎「休みをとっております」
⚪︎「出張で不在にしております」
×「お休みを頂いております」
「お休み」の「お」を尊敬語と考えると、社外の人に伝えるにも関わらず、身内である社内の人間の行動を上げることになってしまいます。
また休みはもらうものではなく、自分で取るものという見解もあるので、先方からの問い合わせに対して、休みを「いただく」と表現することに違和感を抱く人もいますよ。
Check!2Q.断りたいとき、なんと言う?
社外秘の情報や社員の個人情報など、社外の人に質問されたことに対して答えられない……なんてことありますよね。
そんな時こそ、言葉遣いには気をつけたいもの。
事をあらげることなく、穏便に断るには「本件に関してはお答えはいたしかねます」や「本件に関してはお答えはできかねます」などと言えば大丈夫!なんて考えていませんか?
実はどちらかがNGな定型文なんです。一体、どちらが間違い?
正解はこちら!
⚪︎「本件に関してはお答えはいたしかねます」
×「本件に関してはお答えはできかねます」
「〜しかねる(兼ねる)」は「~することができない」という意味になります。
なので、×の文章は「できる」という可能の意味が重複して、日本語として意味の通じないおかしなフレーズだと気づくことができます。
Check!3Q.お金をお客さんから預かるとき、なんと言う?
飲食店やアパレルなど、お店で働いている方は必見の頻出ワード。
お会計の際にお客さんからお金を預かるとき、あなたはなんと言いますか?
実は「500円からお預かりいたします」は、間違いなんです。
正しいフレーズはいったいなんでしょう?
正解はこちら!
⚪︎「500円、お預かりいたします」
×「500円からお預かりいたします」
×の定型分は「〜から」とありますが、その表現は「~から~まで」というよう、一定の距離や幅を表す場合の出発点として使うものです。
その事を踏まえると「500円からお預かりいたします」の場合は、500円のうちから一部の金額を預かるという意味になります。しかし、実際に受け取ったのは500円そのものであり、一部ではありません。
「500円のお預かりから○○円のお釣りをお返しします」という言い方は、500円のうちから一部の金額を預かるという意味に当てはまるので、間違いではないのです。
あわせて読みたい
編集部おすすめ記事
- #TAG
- #常識クイズ