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【京都 蔦屋書店】時間や歴史、記憶や風景。世界を「重なり」の結果として捉え、創作するアーティスト、コケシスキーの個展「時間と積層 -Time and Deposition-」を6月7日(金)より開催。

【京都 蔦屋書店】時間や歴史、記憶や風景。世界を「重なり」の結果として捉え、創作するアーティスト、コケシスキーの個展「時間と積層 -Time and Deposition-」を6月7日(金)より開催。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC ART LAB)

《mindview》
京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都高島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、コケシスキー個展「時間と積層 -Time and Deposition-」を、2024年6月7日(金)~6月25日(火)の期間、6Fギャラリーにて開催いたします。

特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/40092-0938430423.html
概要
コケシスキーは多摩美術大学デザイン科卒業後に渡米し、Pratt Instituteを卒業。長くモーショングラフィック・デザイナーとして活動しながら、絵画制作も並行して行ってきました。2016年にはファインアートへ制作のフィールドを移し、精力的に活動しています。
2022年には戸田建設が主催する「京橋アートウォール」の第1回優秀作品に選ばれたほか、2023年、BEAK 585 GALERY(大阪)で関西での初個展を開催し、今回は関西での2回目の個展となります。
コケシスキーの作品の根底にあるのは「重なり」です。物質が積み重なること、イメージがオーバーラップすること、あるいは、幾重ものレイヤーで織りなされた風景など、世界を重なりの結果として捉えています。本展では、コケシスキーが活動初期から取り組んできた、重なった物質を少女のドレスに見立てた 「HEAP(ヒープ)」 のシリーズ、重なりには時間軸が内包されていることに気づき、近年精力的に取り組んでいる「時間の重なり」をテーマとした「ストリートビュー」 のシリーズ、そしてストリートビューから連想された「マインドビュー」の3つのシリーズによって構成します。

《Street view-yellow house 02- the deer crosssing》Acrylic on canvas,P10,530x410mm,2024
《She sees a half》Acrylic on canvas,F8,455×380mm,2024
アーティストステートメント
時間は捉えどころがなく、 砂を掴むようだ。
砂は掴んでも、 こぶしのわずかな隙間を見つけては流れ落ちる。
現在とは手のひらの中にわずかに残る砂のようなものなのだろうか。
落ちていった砂は、 積み重なって過去の山になる。

作家としてのキャリアのはじまりから現在まで、 積層をテーマとして掲げてきた。 積層はあらゆる点で世界を構成し得ると、考えているからだ。
積層への関心は、 幼少期の体験に起因する。父の仕事場には、高く積み上げられた廃材の山があった。山に登ると、地面へと広がる瓦礫がまるで広がるドレスと重なって見えた。
瓦礫とドレスのオーバーラップを作品のテーマとして描いているうちに、積層には、落ちていく砂がガラスの底へと堆積していく砂時計のような時間軸を含んでいることに気が付いた。以来、 物理的な重なりから、 時間的な重なりへと思考は発展していった。

ストリートビューのような、 地図アプリによって表示されるインタラクティブな風景は、 360 度カメラで撮影された一瞬一瞬の画像を繋ぎ合わせることで、シームレスな風景が出来上がっている。 そして、 マップを進めていくことで目的地や施設を表示するアイコンが重なって現れる。こうした一瞬一瞬の風景の繋がりは、撮影者の時間軸と交差する事によって、突然、季節が変わったり、 朝方の風景が次の瞬間には夕焼けに包まれていたりする。
また、写真同士がうまく繋ぎ合わされていないことによるバグも頻繁に生まれる。
近年は、こうしたストリートビューに見られる特徴的な要素を作品に取り込むことにより、 時間の積層を表現している。本来なら時間は移ろうものかもしれないが、私には捉えようのない現在の堆積のように思えるのだ。
また、 ストリートビューから展開している、マインドビューのシリーズは、背景画像の要素と違ったアイコンを重ねることで、どんな輝ける現在も、アイコンを重ね合わせたその瞬間から、 過去の風景へと一変する、 時間の儚さを表現している。
捉えようのない現在は、 いまこの瞬間も、 過去の瓦礫となって積み上がっていく。
アーティストプロフィール                           
Kokeshisky / コケシスキー


香川県生まれ、 東京在住。
多摩美術大学デザイン科卒業後渡米。
Pratt Institute(ニューヨーク)卒業。
帰国後は、デザイン業に従事する傍ら2005 年より絵画制作を開始。
2016 年、制作のフィールドをファインアートへと移し、初個展を開催。
近年は戸田建設 (東京・京橋) 主催の個展で作品を発表するなど、東京を拠点に 活動している。

●主な展示歴(個展)
2023 “Kokeshisky pop up show” BEAK 585 GALLERY, 大阪
2022 “Somewhere” KYOBASHI ART ROOM, 東京
2020 “かくれていたい、 みんながいなくなってしまうまで。” AWAJI cafe and gallery, 東京 2018 “Undulation” OGU MAG, 東京
2016 “Heap” ミツバコウサクショ , 東京
●受賞歴
2022 京橋アートウォール , 優秀作品
販売について                                   
作品は6月7日(金)11:00より、店頭にて販売します。
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では6月7日(金)12:00より6月25日(火)20:00の期間販売します。
プレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。
展覧会詳細                                     
コケシスキー個展「時間と積層 -Time and Deposition」
会期|2024年6月7日(金)~6月25日(火)
時間|11:00~20:00 
会場|京都 蔦屋書店 6F ギャラリー
主催|京都 蔦屋書店
協力|BEAK 585 GALLERY
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/40092-0938430423.html
京都 蔦屋書店
京都高島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、日常のアートピースとなるような文具・工芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注目の現代アート作品を展示。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居心地の良い空間を提供します。住所|〒600-8001 京都府京都市下京区四条通寺町東入⼆丁目御旅町35 京都高島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号|075-606-4525
営業時間|10:00~20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00
HP|https://store.tsite.jp/kyoto/
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TTC LIFESTYLE株式会社
TTC LIFESTYLE株式会社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、高島屋、東神開発が設立したアート販売における相互チャネルの活用、ライフスタイルコンテンツを提案する店舗の出店・運営を行う合弁会社です。3社の強みである「ライフスタイルや文化の発信・提案」に関わる合弁事業を行うことで、シナジーの最大化を目ざします。また、アート分野の市場開拓に取り組むとともに、魅力的なコンテンツの提案を通じてアートシーンの活性化および、お客様のより豊かなライフスタイルの実現に貢献してまいります。

CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/
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