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川崎市が取り組む多様な子どもの意見を反映した居場所づくりを放課後NPOアフタースクールが推進

川崎市が取り組む多様な子どもの意見を反映した居場所づくりを放課後NPOアフタースクールが推進

特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール
一人ひとりの多様性に応じた豊かな放課後の居場所を目指して

「日本中の放課後を、ゴールデンタイムに。」をミッションに活動する特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール(代表理事:平岩国泰、本部:東京都文京区/以下「放課後NPOアフタースクール」)は、神奈川県川崎市が公募を行なった「令和6年度 放課後等の子どもの居場所づくり推進事業」および「令和6年度 学校を核とした地域づくり推進事業」を「空間創造によって人々に「歓びと感動」を届ける」をミッションに活動する株式会社乃村工藝社(代表取締役 社長執行役員:奥本清孝、東京都港区/以下「乃村工藝社」)と共同受託。市内小学校及びこども文化センター(児童館)において、子ども・市民の声を環境や活動設計に取り入れる居場所づくりを行っています。子どもの声を聴き、一人ひとりの多様性に応じた豊かな放課後の居場所が地域に広がることを目指します。




【実施背景と目的】理念的・量的基盤整備が進む中で質的な向上の必要性に注目
 川崎市では、全ての子どもが心身の状況や置かれている環境等に関わらず、その権利の養護が図られ、将来にわたって幸福な生活を送ることができるよう、当事者である子どもの意見を取り入れながら、放課後等において子どもが安全・安心に過ごすことができる居場所づくりの推進を図っています。「子どもの視点に立ち、子どもの声を聴きながら居場所づくりを進めていく」取り組みを全市的に進めることを目指す中で、放課後NPOアフタースクールが令和5年度に川崎市(川崎区)で行なった調査にて、以下の実態が見えてきました。

・低学年の児童は放課後児童クラブ等の居場所に集中しやすく、ゆとりあるスペースが確保しにくい
中高学年以降は放課後に自宅で過ごす割合が高く、発達段階に応じた地域内の居場所が少ない


また市が令和5年度に小学生3年生から6年生を対象に行ったアンケート調査によると、多くの小学生が放課後の時間、自宅で過ごしている一方で「友達と過ごしたい」と思っていること、また放課後の時間にやりたいけれどできていないことも見えてきました。


                     各グラフデータ出典:川崎市「放課後等の子どもの居場所づくり検討」中間報告


上記の背景や課題感から、子どもの声を聴きながら一人ひとりが居たい・行きたい・やってみたいと思える居場所づくりを2つの事業を通じて取り組みます。

実施概要
(1)放課後等の子どもの居場所づくり推進事業
小学校1校とこども文化センターを起点に、子どもの声を集め、子どもと試行錯誤しながら既存施設を活かした環境づくり、試行運営に取り組んでいます。学校内外に子どもたちが自ら選べる多彩な居場所の選択肢がある状態をつくります。(実施期間:2024年7月~2025年3月)




アンケート調査やワークショップ等を通して、定量的・定性的に子どもの意見を集約し、居場所づくりに反映します。また子どもが実際に利用・活動することで試行錯誤を繰り返していきます。


こども文化センターでのワークショップ

小学校でのワークショップ


グラフィックレコーディングで声の可視化


(2) 学校を核とした地域づくり推進事業
保護者や地域住民が一体となって子どもがいきいきと育つ地域づくりに向け、地域との連携をさらに進め、地域学校協働活動の強化を目指します。放課後や休日の学校も子どもたちにとっての居場所となるように、大きく2つの観点で取り組んでいます。

・【子どもの“やりたい”の実現へ】子どもの声から、活動内容だけでなく環境面へのニーズも把握
・【人材の活性】子どもたちに関わる地域住民や保護者の輪を拡大



子どもの声を聴くワークショップ

地域住民の声を聴くワークショップ


子ども・大人の声を統合した理想の校庭イメージビジュアル


こども家庭庁が発表した「こどもの居場所づくりに関する指針」においても以下の3点が居場所づくりに当たっての基本的な視点として掲げられており、まさに今回の取り組みと大きく重なるものだと捉えています。
1. こどもの声を聴き、こどもの視点に立ち、こどもと共につくる居場所
2. こどもの権利の擁護
3. 官民の連携・協働


本事業において、子どもや関係各所の声を聴きながら子どもと共にトライアルと改善を重ねていくプロセスが今後につなげていく上でとても重要です。また、同地域の中で異なる機能を持つ多様な居場所をどのようにつくっていけるかを検証する本取組みは、川崎市内のみならず全国各地の居場所づくりのヒントにもつながると考えられます。放課後NPOアフタースクール、乃村工藝社、双方の専門性を最大限活かし取組んでまいります。


■株式会社乃村工藝社について
乃村工藝社は、商業施設、ホテル、企業PR施設、ワークプレイス、博覧会、博物館などの企画、デザイン、設計、施工から運営 管理までを手掛ける空間の総合プロデュース企業です。グループ全体では、全国10拠点・海外9拠点、国内外7つのグループ会社 で事業展開しています。1892年(明治25年)から培ってきた総合力を活かし、フィジカルとバーチャルを融合させた空間価値の 提供で、人びとに「歓びと感動」をお届けしています。https://www.nomurakougei.co.jp/


■特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールについて
「日本中の放課後をゴールデンタイムに」をミッションに活動。2009年に法人化。安全で豊かな放課後を日本全国で実現するため、学校施設を活用した放課後の居場所「アフタースクール」を運営。子どもが主体的に過ごせる環境づくりに力を入れています。また、企業や自治体と連携して、全国の放課後の居場所における環境整備や人材育成の支援、体験機会創出に取り組んでいます。活動に賛同くださる多くの方と共に、社会全体で子どもたちを守り、育む活動を加速させ、子どもたちのためのより豊かな放課後の実現に向けてチャレンジを続けています。https://npoafterschool.org/
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