Check!01

まずはインターンシップの『あれこれ』

そもそもインターンシップって行くべきなの？

「行ったほうがいいですね。就職を結婚にたとえるとわかりやすいかもしれません。内定式が婚約式、入社式が結婚式、インターンシップを含めた就活は婚活です。就職することは、自分の結婚相手を探すのと同じこと。外見だけではわからない相手の内面を見て、自分との相性をしっかり見極めること。そして、相手に気に入ってもらえるよう自分を磨くことが必要ではないでしょうか」（大貫さん）

インターンシップに行かなくても大丈夫という先輩がいますが、本当ですか？

「行かなかったからといって、内定がとれないということはありません。ただ、経験を積んだほうが就職活動は有利だとは思います」（ 佃さん）

「マストではありませんが、行かないよりは行ったほうがいいと思います。就職活動時のイメージだけで入社を決めてしまうと、ミスマッチングにつながり早期に会社を辞めてしまう可能性があるからです。インターンシップを通じて自分がどのような仕事に向いているか、興味や適性を知ることが就職活動において有効です」（大貫さん）

インターンシップでお金はもらえるの？

「基本、インターンシップにはお金は発生しません。ただ、数カ月単位のインターンシップの場合、時給計算する企業もあります。また、理系のインターンシップの場合、工場が他県にあったりするので、交通費、昼食代、宿泊代を出すなどお金をもらえなくても経費を補塡してもらえる場合もあります」（佃さん）

Check!02

人気のインターンシップは何ですか？

「業界としては、航空、食品、旅行業界でしょうか。食品などみなさんの身近にある商品を作っている業界は、知名度が高いことが理由だと思います。理系に人気なのは、自動車、総合電気、化粧品などのメーカー。男子には、大手IT、商社も人気です」（佃さん）

「女子に人気なのは、広告代理店、百貨店のような華やかな業界です。百貨店は実際に売り場に立ったりします」（大貫さん）

こんなインターンシップあったんだ！と思える面白い体験ができますか？

「ユニークなものはベンチャー企業に多いですね。無人島に行って脱出ゲームをやったり、仮想通貨で生活することで企業理念を教えたり。麻雀インターンシップなんていうのもありました。戦略とか運とか見るんでしょうかね（笑）。インターンシップは企業にとっても広報活動にもなっているので、趣向を凝らした面白い体験のできるインターンシップもたくさんあります」（佃さん）

「学校指定でしたが、プロ野球チームのインターンシップがありました。二軍選手のトレーニング見学、試合後のファンサービス交流会にも参加し、お手伝いしたようです」（大貫さん）

Check!03

インターンシップは有利になるの？

インターンシップに行くと就職が有利になるって本当ですか？

選考に直結するかは断言できません。企業によっては１次試験や筆記試験がパスされるなど、優遇される場合もあるようですが、マイナビの調査によるとそれでも全体の２割くらいです。行ったら差がつくかというより、インターンシップの選考や体験で、社会人としての能力が身につくことや、業界のことを深く知ることで自己PRや志望動機の質が上がり内定率が高くなっているのだと思います」（佃さん）

「ある意味YESです。インターンシップに参加し経験値を積むと、自信がつき自分の成長につながります。また、就職活動のエントリーシート作成、面談時のエピソードとして企業側を納得させられる材料となるからです。ただ、注意すべきことは＂どこどこのインターンシップに行ってきました＂だけではNG。インターンシップで得たこと、学んだことを自分の言葉で言語化する必要があります。自分で言語化することが難しいようでしたらキャリアセンターなどキャリアコサタントに相談してみてください」（大貫さん）

インターンシップで内定がもらえるって本当ですか？

「インターンシップ＝内定直結ではないと思います。ただ、通常の応募とは違った、優位な選考フローに乗れるケースが多いようです。1次面接や２次面接をパスといったような。ただ、選考がなくなるわけではないようなので、試験や面接はあるようです」（大貫さん）

Check!04

インターンシップ採用は『狭き門』

人気企業のインターンシップってなかなか採用されません。選考基準ってあるんですか？

「正直いって＂運＂もあるかもしれません......（笑）。インターンシップは手間も時間もかかりますので、たくさんの学生を受け入れることはできません。結果的に実際の採用選考よりも倍率が高くなってしまうこともあります。加えて、面接や筆記試験もあるところもあります。１回経験すると対策しやすくなりますのでムダにはならないと思います」（佃さん）

「インターンシップの採用は、実際の就職活動よりも狭き門です。書類選考、面接などを行う企業もあります。その際、その企業でインターンシップをしたいという目標を明確にし、熱意を示すことが大切です。自分がなぜこの企業を選ぶのか、自己分析と企業研究をしてください。企業研究が不足していると＂ウチじゃなくてもいいんじゃない？＂と思われます」（大貫さん）

インターンシップにおいて、 女性は不利ですか？男性のほうが多く採用されるような気がします

「不利ではありません。女性の活躍が期待されているこのご時世、また、採用担当者は＂女子学生のほうが優秀＂と語っているくらいですので、インターンシップにおいても女性は歓迎されています。ただ、企業の中にはまだ営業は男性の仕事と考えているところもあるようですし、体力を求められる仕事は女性では難しいのではないかと考慮する企業もあるようです」（大貫さん）

Check!05

身だしなみはどうすればいい？

インターンシップにはどんな服装で行くべきですか？

「スーツの場合、企業側から指定してくることが多いですね。営業同行させる場合もありますから。体験型、実践型の場合は特に私服でといわれたときも、ジャケットは用意していったほうがいいと思います」（佃さん）

「初日はスーツが妥当です。２日目以降は、企業の担当者に聞くなどして、判断してください。カジュアルでもOKといわれても、ジャケットを持っていくほうがいいと思います」（大貫さん）

Point

スカート丈はひざ丈！ジャケットは準備しておこう

定番のリクルートスーツはベター！ネイビーなら着回し◎

パンツスタイルも行動的な印象を与えてGOOD

メイクってどこまでOK？

「服装と同じように、派手な口紅の色などはオフィスには適しません」（佃さん）

Point

ベージュ系はOK！

濃い色の口紅はNG

髪型はどこまでOK？

「極端な色に染めたヘアカラーは避けましょう。あくまでも就業に適したスタイルが基本です」（佃さん）

Point

アレンジするなら、スッキリ見えるハーフアップ！

髪色は落ち着いた色味で

しっかり下準備をして、いざ行動！