就活で出遅れないために。知らないとヤバい【インターンシップ】の知識
CULTURE
大学生のみなさん、「就活」についてどこまで意識していますか?就活に"早すぎる"なんてことはありません!今回は、一度は耳にしたことあるけど意外と詳細を知らない「インターンシップ」についての疑問を解決します!みんなからのよくある質問にプロが回答してくれました。
意外と知らない『インターンシップ』の疑問を解決!
「インターンシップってよく聞くけど、何だろ?」知っているようで知らない詳しい情報から、本当に聞きたいことまで丸わかりです♡
Check!01
まずは『インターンシップ』を知ろう!
インターンシップって何ですか?
「学生の就業体験のことです。 この体験を通して、将来自分が働くイメー ジ をふくらませることができますし、実際に希望する企業の雰囲気を知ることができます。 就職活動のスケジュールが変わった2014年頃から実施企業、参加学生ともに増えていて、マイナビの調査では約8割が参加経験があると回答しています(2019年卒マイナビ学生就職モニター調査3月の活動状況より)」(佃さん)
インターンシップの目的って何ですか?
「学生にとっては、アルバイトだけではわからない自分の適性、 スキルを磨くいいチャンスです。就職活動の際の自己分析、企業研究として有効で、準備としても大切です。仕事選びのミスマッチの防止にも役立ちます」(佃さん)
「自分の興味、適性を知る、また自分が成長するいい機会です。働くことの具体的なイメージを持てることになり、自分のこれからの方向性を考えることができます 」(大貫さん)
インターンシップってどんな種類があるの?
「企業によって、いろんなプログラムがあります。1日間という短いものから長期型まであるので、自分に合ったインターンシップを選んでください」(佃さん)
インターンシップって企業にとってメリットってあるの? 目的は?
「あります。目的は入社後のミスマッチを防ぐことです。今の学生と関わることにより、面接ではなかなか判断できない、学生の仕事の能力をこの機会に知りたいと思っています。また、企業としては企業PRができればと考えています。インターンシップを通じて自社のPRを行うことで、 いいイメージを学生に与え、多くの学生にエントリーしてもらう。その学生の中から優秀な人材を見極められればと思っています」(大貫さん)
Check!02
次は実際に動き出そう!
インターンシップで失敗しない企業の選び方って?
「 内容をきちんと確認してから、目的に合ったものを選んでほしいですね。どんな内容なのか、自分がなぜ参加したいのか、その経験は自分の役に立つのかを考えてください。企業にとってはインターンシップの情報を社外秘として取り扱っている企業もありますので、WEB上の情報だけではわからないこともあります。そのため、インターンシップ合同説明会などにも参加しながら、事前にしっかり調べることが大切です。インターンシップ合同説明会などは、夏だと6~7月頃、秋冬は10 ~1月頃に随時実施をしていますので気軽に参加してみてください」(佃さん)
インターンシップはどこで探したらいいですか?
「マイナビなどのWEBサイトや大学のキャリアセンター、企業のHPなどです。毎年6月1日にマイナビなどのインターンシップのサイトに情報が公開されます。また、マイナビでは9月末から10月上旬にかけて秋冬のインターンシップ情報が増えますのでチェックして みてください」(佃さん )
「まずひとつめに、新卒求人情報会社HP(マイナビ、リクナビなど) のインターンシップサイトがあげられます。2つめに企業は大学と提携してインターンシップを実施する場合があるので、大学のキャリアセンターでも情報は得られます。もし、自分が希望する会社のインターンシップ情報を探せない場合には、自分からオファーしたり、大学のキャリアセンターに相談も可能です。自分からオファーする場合、企業HPの採用枠にある連絡先に問い合わせてみてください」(大貫さん)
最近のインターンシップの傾向ってありますか?
「1日や2日の見学型が増えてきています。また、東京だけでなく、地方での実施も増えてきました」(佃さん)
「インターンシップは企業側の負担も大きいので、短い期間のほうが多くなっています。短期間のほうがいろいろな企業に行けるので学生にも人気です。ただ、自分を成長させ、希望の仕事に就くためには、長期実践型インターンシップへの参加をおすすめします」(大貫さん)
Q.インターンシップっていつ頃やるのがベストですか?
「夏のインターンシップについては大学3年生。 6月1日にインターンシップの情報が解禁になります。同時にインターンシップ合同説明会が行われますので、これに参加して情報収集⇒6月中にエントリー⇒7月中に選考、8~9月にインターンシップに参加、という流れが一般的です。秋冬にもインターンシップが多数ありますが、見学型やセミナー形式の短期コースが中心となりますので、現時点で参加を検討している方は体験型なども選べるインターンシップへの参加をおすすめしています。 ただ、 秋冬しか実施していない企業もありますので、いつ始めても遅いということはありません」(佃さん)
「大学3年生が主流ですが、大学1、2年生の頃からやったほうがいいと思います。より多くの経験を積むことができるからです」(大貫さん)
Check!03
参加が決まったら!
インターンシップで守るべきマナーって何ですか?
「途中で行かなくなるのがいちばん企業に迷惑がかかってしまいます。この企業は自分には合わないと思っても、特別な事情がない限りは最後までやり通してください。インターンシップの内容を知って納得してから参加しないとこういうことが起こってしまいますので、事前の情報収集をしっかり行いましょう。あたりまえのことですが、遅刻も絶対しないでください」(佃さん)
「インターンシップの参加が決定したら、必ず参加してください。各大学1名限定だったりすると、大学の"顔"でもあるわけで、責任感を持ってほしいです。そして、特別な事情がない限り最後まで参加を。途中で行かなくなるのは困るし失礼です。業務においては、自ら積極的に取り組み、頼まれた仕事は"ほうれんそう"(報告、連絡、相談)も忘れずにしっかり行うこと。そして、せっかく体験するのですから、研修が終わったあと体験を振り返ってください。インターンシップで得たこと、学んだことを整理し、就職活動に生かすことも大切です」(大貫さん)
教えてくださったのは、大貫いづみさん
国家資格キャリアコンサルタント・2級キャリアコンサルティング技能士「大貫いづみさん」。現在キャリアコンサルティング協議会に勤務。以前大学のキャリアセンターにおいてインターンシップ業務に携わったことにより事情に精通している。
佃直美さん
マイナビキャリアサポーター「佃直美さん」。大学、専門学校、短大にて就活支援の講座を学生向けに行っている、インターンシップに詳しいプロ。
『インターンシップ』についての理解は深まりましたか?WEB情報だけではなく、友達や先輩と情報交換をするのも◎。
編集部おすすめ記事
- #TAG
- #就活