【ネタバレ有】菅田将暉ら人気俳優陣が贈る青春ドラマ「コントが始まる」第1〜5話までをおさらい!
第3話 あらすじ
コント「奇跡の水」。
第3話の冒頭コントは、兄が宗教まがいのマルチ商法にハマってしまうという内容です。
このコントをパソコンで見ていたのは里穂子(有村架純)でした。
里穂子が布団に寝転がりながらこの「奇跡の水」を見ている横で掃除機をかけているのが妹のつむぎ(古川琴音)。
妹のつむぎは、1年半前に彼氏にフラれて会社も辞めて廃人のようになっていた姉の里穂子の世話をするために一緒に住むようになります。
つむぎの努力もあり少しずつ元気になっていった里穂子は、ファミレスでアルバイトをできるようになるまでに回復しました。
しかし、母にはまだ報告できずにいたのです。
その原因こそ里穂子が「マクベス」に異常なほどハマっているからです。
里穂子のハマり方は、つむぎが飼い始めた3匹の熱帯魚に勝手にマクベスのメンバーの名前をつけているほどで、そんな過去の姉とかけ離れた行動をつむぎは心配していました。
そんなマクベスの大ファンの里穂子が、マクベスのコントの中でも一番好きなのが「奇跡の水」。このコントは春斗(菅田将暉)の兄の実話から生まれました。
春斗の兄・俊春(毎熊克哉)は頭脳明晰スポーツ万能、まさに完璧な人間でした。
大学卒業後、外資系の企業に就職して20代で結婚、子宝にも恵まれて順風満帆な人生を送っていました。
春斗が売れない芸人を続けていられたのも、兄が親の望むような人生を送ってくれていたからです。
しかし、2年前のある日暗雲が立ち込めます。
ライブに訪れた兄は、春斗に「興神水」という水を渡したのです。
兄は、マルチ商法にハマり水神様という存在に心酔しきっていました。春斗はすぐに辞めるように忠告しましたが、聞く耳を持ちません。
結局、兄は洗脳状態が溶けた頃には嫁や子供、親友を失い、会社もクビになっていました。
それからというもの、兄は実家の自室に篭りきりの生活を送るようになり、出てくるのはトイレと5分程度のシャワーだけ。
そんな兄でしたが、マクベスを結成当初から一番応援してくれた存在でもありました。
別の日、里穂子がつむぎと暮らしているマンションに帰るとそこにはなんと瞬太(神木隆之介)が。
瞬太はつむぎの働くスナックの常連で、意気投合してたこ焼きパーティーをしていました。
憧れのマクベスのメンバーが自分の家にいることに動揺していると、春斗と潤平もやってきます。
5人でたこ焼きパーティーを楽しんでいると里穂子の身の上話に。
1年半前に付き合っていた彼氏は、里穂子との関係を遊びだとしか思っていませんでした。
また、それに続けて仕事でもトラブルがあり、会社も退職。
度重なる不幸に自暴自棄になって引きこもりになったと、涙ながらに話しました。
しかし、つむぎのおかげでバイトできるようにまで回復し、今では普通の暮らしができるようになったと笑顔をこぼします。
たこやきパーティー終了後、春斗は瞬太の「着信履歴は、心配してるよというメッセージ」というアドバイスを聞いて兄に電話をかけます。
その電話に兄は出なかったものの、春斗の心配しているといメッセージが伝わり引きこもりから脱却。
「マクベスが売れるより先に再婚してやる。親を大人しくするのは長男の役目だからお前は好きなことをやれ。」と春斗に電話を入れました。
一方で、里穂子が「奇跡の水」のコントが好きな理由についてつむぎが聞きます。
里穂子は、「奇跡の水」のマルチ商法に心酔している兄を懸命に救おうとする弟の必死な姿が愛おしいのだと、自分とつむぎの関係を重ね合わせていたことを明かします。
それを聞いたつむぎは笑みをこぼしました。