第5話　あらすじ

コント「カラオケボックス」。

第5話の冒頭コントは、カラオケに居座り続ける不倫関係にある男女が”延長”するかどうかについての内容です。

活動を”延長”するか悩んでいるマクベスのこのコントをパソコンで観ていたのは小林（浅香航大）です。小林は春斗（菅田将暉）たちの高校時代の同級生で、現在社長として成功をおさめていました。

潤平（仲野太賀）の恋人である奈津美（芳根京子）と高校時代に付き合っていた小林は、マクベスに自社のイベントの司会を依頼をします。

潤平と小林のしこりを気にする春斗は、仕事を引き受けるの前に小林と会うことにします。

一方、つむぎ（古川琴音）は、姉の梨穂子（有村架純）と同居して家事の全般をやってあげることが果たして姉のためになるのか疑問に思っていました。

つむぎが人に優しくするのは、感謝されると自分の存在意義が簡単に補償されるからです。

やりたいことは無いけどずっと何者かになりたかった。つむぎは努力しても結果が出ないことへの恐怖心から行動できず、そんな自分の現状を”空っぽ”と表現します。

しかし、瞬太（神木隆之介）は「本当に空っぽの人間は誰かを助けたいと頭で考えているけど動けない人」だと言ってつむぎを励まします。

瞬太にとってマクベスに加わってからの5年間は楽しい思い出ばかりで、できることならマクベスは続けたいと考えていました。

マクベスの3人で共同生活を始めて、同じ部屋で3人で寝る生活。所属事務所の演歌歌手の地方営業についていって3人でホテル代を浮かせるために車中泊。

売れない日々が続いても、夢を語っている日々は瞬太にとって幸せでした。

マクベスを続けるかどうかで一番葛藤していたのは潤平でした。

潤平は売れない芸人の自分と一流企業で働く彼女の奈津美（芳根京子）を比べて空回りしていました。

公園の噴水に隠れて誕生日プレゼントを渡すという派手なサプライズを計画しますが、奈津美は忙しくて来ることすらできず失敗に終わってしまいます。

加えてアルバイト先の雀荘でも、見ず知らずの男から「一発ギャグないの？俺の方が面白い」と言われ落ち込みます。

春斗は小林の会社に行きました。

小林と潤平の関係を気にしていた春斗でしたが、小林は潤平のことは全く気にしておらず、「ずっと一緒にいるから時間が止まってるんじゃないのか？」と小林に言われて苦笑いする春斗。

小林は、早々にやりたいことに向かって進んでいた春斗や潤平に嫉妬していたが、小林自身もやりたいことが見つかってからは苦しい時にマクベスの活動が励みになったと素直な気持ちを春斗に伝えます。

そんな言葉に春斗は「同情されるほど落ちぶれてはいない」と言い、せっかくの仕事を断ってしまいます。

翌日、マクベスの3人は公園でネタの打ち合わせをしますが全くうまく行かず、いつものファミレスへ行きます。

小林から貰った仕事を断ったことや、高校時代から時間が止まってるのかと言われたことを話す春斗。

それを聞いた潤平はついに限界を迎えます。潤平は「マクベスを続けているのがずっと辛い。春斗にも世間にも見下されて平凡じゃないフリをし続けるのが怖い。もう疲れた」と力の無い言葉を漏らします。

春斗は、辞めたいなら辞めたいとはっきり言えよと声をあげます。

それを聞いていた瞬太は、かつて目にしていたずっと解散話をしてる先輩芸人のようになったら終わりだと言っていた自分たちがまさにその状況だと、頭を抱えます。

マクベスは当初の予定通り、6月の単独公演を最後に解散することが決まりました。

春斗は1人ファミレスに残り、梨穂子に話があると言います。朝5時、バイトを終えた梨穂子は春斗の待つ公園へ向かいます。

春斗はマクベスを続けるかもと余計な期待を持たせてしまったことを梨穂子に詫びてから、「努力は報われるのか？」と梨穂子に聞きます。

後から遅れて結果が出る努力もある、と答える梨穂子。

梨穂子は高校生のとき華道部の部長で全国優勝を目指していましたが、梨穂子の代は結局全国3位止まりでした。

そこから華道からは離れていましたが、この間ファミレスに飾ってある花の名前を客に聞かれて全て答えることができ、客にとても喜んで貰えました。

過去の努力がこんなところで報われるんだと感じた梨穂子は、マクベスでやってきた10年は決して無駄ではないないと春斗を励まします。

後日、所属事務所に行って楠木（中村倫也）に解散を告げました。

一方、つむぎも梨穂子にじっとしてるとロクなことにならないと言われ、梨穂子の元を離れて一人暮らしをすることに決めました。　

マクベスの解散までは残り1ヶ月です。

続きが気になる第6話は5月22日放送！お楽しみに♡