【知らないとヤバい】「ご放念ください」って?今こそ自宅で敬語を習得!!
「お含みおきください」ってどんな意味?
社会人になる前に覚えておきたい敬語の1つ目は、「お含みおきください」。日常生活ではほとんど使わない言葉なので、まったく意味がわからない!なんて方もいるのでは?
正解はこれ!
「お含みおきください」は、
・知っておいてください
・念頭に置いておいてください
といった意味。
相手に、なんとなくでいいから、頭に入れておいてほしいことがあるときに使います。
ビジネスシーンの会話で使われることはあまりないのですが、メールや文書などのやり取りの中で使えると一目置かれるかも!!
「ご放念ください」ってどんな意味?
続いては、わたしも学生時代のときにとある会社でインターンシップをしていた時に社員さんから言われ、「どうしよう、意味が分からない!」と実際に感じた敬語をご紹介。
正解はこれ!
こちらは、
・忘れてください
・心配しないでください
という意味の敬語。
調べてみたところ、ビジネスシーンでは会話でもメールでも割と頻繁に使われているよう。
相手の方に間違ったことを言ってしまったときなど、自分のミスを訂正したいときにも使えるので、これから社会人1年目になる人は特に覚えておきましょう!
「ご自愛ください」ってどんな意味?
会社の先輩が体調を崩してしまったとき、みなさんならなんと声をかけますか?
私は「お大事にしてください」で正解かと思っていたのですが、実はもっと丁寧な表現があるんです!
正解はこれ!
ご自愛ください、とは
・お体を大事にしてください
・お元気で
などの意味があります。
「お大事にしてください」と意味はほとんど同じですが、目上の人に使うのであれば「ご自愛ください」を使うのがベター。
ちなみにこの敬語、「体を」という意味はもともと含まれているので、「お体をご自愛ください」は間違いなんです!二重表現になってしまいがちなので、使うときはしっかり気を付けましょう。
「略儀ながら」ってどんな意味?
続いては、「略儀(りゃくぎ)ながら」という表現をご紹介。こちらは、メールや手紙などでクッション言葉として使える表現です。
正解はこれ!
「略儀」とは、
・本来踏むべき手順を省いたやり方
・略式
という意味。なので、「略儀ながら」は「踏むべき手順を飛ばしていますが」ということになります。
会話で使われることはほとんどありませんが、メールや手紙の本題と締めの言葉を繋げるときに便利で丁寧な表現です。
「ご入用」ってどんな意味?
最後にご紹介するのは、「ご入用(ごいりよう)」という言葉。
見慣れない言葉ですが、意外とビジネスシーンでは頻繁に使われているので覚えておきましょう!
正解はこれ!
ご入用、とは
・必要なもの
という意味。「入用」が「必要なもの」という意味を持っていて、それを丁寧に言いまわしたのが「ご入用」です。
謙譲語なので、上司や取引先の方に向けて使います。
上司が何か探していたり、困っていたりするときに「これが必要ですか?」と聞くのではなく、「こちらをご入用ですか?」と聞くと“しっかりしている人だ”と思ってもらえるはず!
意外と知らない敬語をマスターして、一目置かれる存在に♪
いかがでしたか?
自分では知っているつもりでも、いざ会社で働いてみると知らない敬語を耳にするもの。
社会人になると、敬語をはじめとしたビジネスマナーがしっかりしているだけで「できる人」と思ってもらえることもあります。
ぜひ正しい敬語を勉強して、印象の良い新社会人になってみてくださいね!
取材・文/渡会由里菜