【映画館バイト】「映画が無料で観れちゃう!?」元映画館スタッフのリアルな口コミ

「映画好き」「エンタメ好き」が1度は憧れる映画館バイト。本記事では、2か所の映画館で働いた経験をもとに、ポジションごとの仕事内容やメリット・デメリット、スタッフの特徴など、映画館バイトのリアルをお伝えします。豆知識も載せているので、ぜひ最後までご覧ください‼

仕事内容
映画館スタッフは、「ボックス」「フード」「フロア」と呼ばれる3つのポジションに分かれて業務を行います。
入社前にポジションの希望を聞かれるかと思います。事前に考えておきましょう♪
ボックス
主な仕事内容は、チケット販売です。
<こんな人におすすめ>
- ハードな仕事が苦手な人
- マイペースに働きたい人
- 掃除が苦手な人
「ボックス」は、唯一のシングルタスクであり、ネット予約や券売機もあるため、業務負担は1番少ないです。独立した島になっている場合、ヘルプや内職を求められることも少ないです。
ネット予約や券売機の充実により、シフトに入れる人数が限られています(1~2人)。独立した島になっている場合、業務中に他のポジションのスタッフと関わることはほとんどありません。
Point筆者的おすすめポイント!
ボックスの清掃範囲は非常に狭く、特別汚れる場所ではないので、簡単な清掃で済みます。映画館によっては清掃が基本業務に含まれないことも!私は掃除が苦手なので、締め作業時に掃除がないのは非常にありがたかったです。
フード
主な仕事内容は、フード・グッズ販売です。
<こんな人におすすめ>
- マルチタスクが得意な人
- 忙しくしていたい人
- チームで動くことが好きな人
「フード」は、入場前に買いに来るので、混雑時と閑散時の差が1番大きいポジションです。
レジ、ドリンク・フード作成、お渡しと、タスクが多いため、マルチタスクが求められます。混雑時は、1つの注文に対し、複数人がチームとなって対応します。
閑散時は、補充や清掃など、原状回復を行います。混雑が予想される作品の前は、すぐに商品が提供できるように準備開始します。
Point筆者的おすすめポイント!
フードの1番の醍醐味はチームの呼吸が綺麗に合った時。「チームで動くの楽しい」と感じる瞬間です。人気作品やライブビューイング前の長蛇の列を上映前までに捌き切った時の互いを労う時間は、なんだか青春。
フロア
主な仕事内容は、シアター内の清掃・館内放送・もぎり・上映チェックです。
<こんな人におすすめ>
- 体力に自信がある人
- 暇疲れする人
- 上映アナウンスをしたい人
「フロア」は、業務の大部分は清掃です。シアターの端から端まで、上から下まで階段を上り下りするので、1番運動量の多いポジションです。
フロア業務は、上映スケジュールとともに1日の行動が分刻みで決められています。また、2,3人と少数で開場準備を行うので、スタッフ同士が連携を密に取りながら動く必要があります。
※フロアは、スクリーンに映像が正しく投影されているか、トラブルはないかを上映中にチェックする仕事があります。ネタバレが苦手な方はご覚悟を。
Point筆者的おすすめポイント!
シアター清掃後、開場のアナウンスをかけるのもフロアの仕事です。マイクを通して声を届ける経験は、他のアルバイトでもなかなかできません。私は元々アナウンスがやりたかったので、開場の時間はご褒美でした。
スタッフの特徴
映画館スタッフは映画好き?
映画館で働いていると、「映画好きなの?」と絶対に聞かれます。多くの人にとって、映画館スタッフは映画好きというイメージがあるのかと思います。
では、実際のところどうなのかというと...ご名答。
映画館スタッフは、めちゃくちゃ映画好きです!暇な時間は、スタッフ同士で新作の映画や好きな映画の話で盛り上がっていました。
各々語れる映画を持っていいるので、よくおすすめを教えてもらっていました。詳しく熱量をもって説明してくれるので、聞いていてとっても面白いんです。これも、映画館バイトの特権かもっ♪
夢追い人が集まるバイト!?
実際に入社してみて1番驚いたことは、夢追い人が多いという点です。
<実際どんな人が働いてる>
- 劇団員
- 俳優の卵
- バンドマン
- 小説家志望
- 芸大志望の浪人生
- 映像系を専攻してる大学生
ミニシアターで働いていた頃は、スタッフの半数以上が夢追い人でした。シネコンになると、その数はグッと減りますが、一般的な飲食業などに比べると多い印象です。
Check!面接では映画好きをアピール?
私が働いていた映画館は、映画好きや演劇好きが見事に集められていました。かく言う私も、「映画館が好き」と言って採用された身です。同期は、「大学で映像系を学ぶ学生」と、「映画マニアの学生」でした。
映画好きが評価されるかは、採用者によって異なりますが、映画館で働きたいのであれば、映画好きはアピールしておくのが吉...かと。
メリット・デメリット
メリット
★映画がタダで観れる!
映画館バイトの最大のメリットは、映画が無料ということ。
多くのスタッフは、月1くらいのペースで利用していました。出勤前後に映画を観るのは映画館バイトあるある。スタッフ同士で利用することも多く、食事よりも気軽に誘えるので、仲良くなるきっかけになりやすいです。
退社した今、映画代を気にせず、観たい時に観れることがどれだけありがたかったか、すごく実感しています(キメツミタイyo...)。
★エンタメに強くなる!
満遍なく様々なジャンルの作品取り扱い、最新の作品はもちろん半年以上先のフライヤーも届くので、普段、自分では選ばない情報もある程度詳しくなります。
また、映画やライブビューイングごとの客層、ムビチケの売れ行きなどを実際に目にするので、市場にも詳しくなります。
おのずと、自分の興味の範囲も広がったり、話題も豊富になるので、就活や初対面の人と話すときなど様々なシーンで活きるはず!
★精神的負担が少ない!
映画館バイトは、接客がメインではなく、映画を楽しんでいただくことが目的なので、1人1人のお客様と接する時間は短く、過度な接客も求められていないため、精神的負担は少なく感じます。また、重労働もほとんどないので、比較的楽な部類のアルバイトだと思います。
デメリット
☆閑散期は稼げない
サブスク時代の現代、映画館自体が儲かっていないので、ガッツリ稼ぎたい人向けのアルバイトではありません。特に、閑散期は、最低限の人数で運営するので、シフトの希望は通りにくいです。
メインの収入源にすると、フラストレーションも溜まってしまうので、稼げないアルバイトということは、頭に置いておきましょう。
おわりに
今回は「映画館バイトのリアル」について、ご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
映画館によって異なる点はあるかと思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです♪映画好きやエンタメ好きはもちろん、楽なバイトを探してるという方にも、おすすめできるアルバイトなので、もしご興味があれば検討してみてくださいね‼
マメ知識
4DXは映画館によってレベルが違うので、気になる人は事前に確認することをおすすめします!
レベルMAXでポップコーンを食べるのは至難の業なので...
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