【なにわ男子・長尾謙杜】理想のオトナ像は?子どもとオトナを感じる瞬間について♡

なにわ男子としてステージに立ったらキラキラなアイドルでありながら、俳優業ではドキッとするほど繊細な顔をのぞかせる長尾謙杜くん。今回はそんな長尾くんに、自分が子どもだと感じる部分と、オトナだと感じる部分について語ってもらいました!メンバーと似ているところについても要チェックです♡
22才のリアルな今
22才というと社会人生活が始まる人も多い年令。オトナであり、まだまだだなと思う瞬間があったり……。そんなお年頃の長尾くんにフォーカス。
自分はオトナでもあり、子どもでもある
22才の自分はオトナだなと感じるときもあるし、まだまだ子どもだなとも思うし。どっちの面もありますね。
子どもだなと思うのは、それこそSUPER EIGHTさんのライブを見に行ったときとか。
ライブに限らず、応援してるサッカーチームであっても、建物であっても、歴史ってすごく大切だなと思うんです。
そういう意味でも自分はまだ積み重ねてきたものが足りないな、子どもやなと思うんです。
逆にオトナになったと感じるのは、考え方の引き出しが増えてきたとき。自分で言うのもあれですけど、これまでいろんなものを見てきた。
たくさんのアートやライブも見に行ったし、景色も見て、いろんな人に会って。その経験が自分の引き出しや力になっていくのかなと思ってます。
なんでも吸収したいし、好奇心旺盛でありたい
僕、興味がある場所には積極的に出かけるタイプなんですよ。
美術館にも行きますし、生け花の個展に好きな生け花のチームが個展をやると聞いて、気になって見に行きました。新鮮な感動があって面白かったですね。
そんなふうにどんどん吸収していきたいし、いつまでも好奇心旺盛でありたい。これは僕が勝手に思ってることなんですけど、たぶん若いとき、お金がないときこそ、センスは育つから。
そんな今だからこそ、まずはいろんな人に出会って、たくさんの物に触れて、仕事で色んなことを経験して視野を広げたい。そしたら、自分なりの価値観が自然と定まってくると思う。
例えば、物だったら安い高いって値段だけじゃなくて、自分にとってどう“いいもの”なのかが見えてくるだろうし。
あと、なんやろうなぁ……昔に比べたら口が達者になってきたかも?(笑)
言い訳もうまくなって、それもオトナを感じる瞬間ですね。毎日のようにスタッフさんと、あれこれ言って格闘してますよ。
というか日々、時間との格闘なのかな。少ない時間の中で何ひとつ妥協したくないから。
例えば撮影のときの髪型も「時間がない!」とか言いながら、こだわり始めたら止まらない。自分が興味のある分野に関してはこだわっちゃう。
ただ、本当に興味がなかったらなんでも大丈夫です。「全然なんでもなんでも~」って受け入れだしたら関心のない証拠。僕ってわかりやすいんです(笑)。
理想とするオトナ像は、年下思い・後輩思いな人
なにわ男子が結成した年に、22才だったメンバーの丈(藤原丈一郎)くんと今の自分を比べると、とうてい同じ年令とは思えない。あのときの丈くんの背中はまだまだ遠いです。
でも、こだわりを持っていろんなことに取り組むところは似てるのかもしれないですね。丈くんは野球が好きで、笑いにこだわりがあって、僕は服とかアートに興味がある。
だからRay読者のみなさまも、22才になったら、何かひとつ自分の芯を持っておくといいんじゃないかなって。そうすると人生楽しいですよ!
今の僕の理想とするオトナ像は、年下思い・後輩思いな人。
現場でも下のコたちにまで目が行き届く面倒見のいい方って、まわりが見えているというか。そういうところに、オトナの余裕を感じるし、カッコいいなって憧れます。
そう考えると、カッコいいオトナは余裕がある人ってことなのかな。
色んな経験をしてきたからこそ、後輩に対して「このコにはこうしてあげたらいいかな」って、わかることだと思うので、自分もそういう先輩になっていきたい。
他の人まで包み込むようなオトナの余裕はまだまだで……。ピンチのときに「なんとかなるっしょ!」って、心の中でつぶやいて、あせりすぎないように自分を正すので今は精いっぱいな感じです(笑)。
More!映画『おいしくて泣くとき』で主演!
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孤独だった心也(長尾謙杜)と夕花(當真あみ)の密やかな初恋、交わした約束、生涯忘れられない短い夏の夜。そして突然、訪れた別れ。
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長尾謙杜
ながお・けんと●2002年8月15日生まれ、大阪府出身。2021年11月、なにわ男子としてシングル「初心LOVE(うぶらぶ)」でCDデビュー。
俳優としても活動し、近年の出演作に大河ドラマ『どうする家康』、映画『室町無頼』など。
撮影/北岡稔章(えるマネージメント)スタイリング/深澤勇太 ヘア&メイク/yuka(JOUER)取材・文/山口昭子