明日、現場にいられることが幸せ

明日の芝居が僕の活力
「明日も頑張ろうと思う活力はやっぱりお仕事です。お仕事が本当に好きでやっているので、逆にオフの日がすごく苦手で。翌日仕事がないと何をしたらいいかわからなくなっちゃうんですよ。だから本当に僕の活力は、明日この役でこういったお芝居をするということ。明日現場にいれるということにすごい幸せを感じています」。

壁とぶつかる日々の中で感じること

自分の知らない世界の前には、いつも壁があった
「壁はいっぱいあって、しょっちゅうぶつかっています。映画の撮影で、カンボジアに2ヶ月間行っていたんですけど、その時も毎日悩んでいました。戦争のお話だったので、普段僕たちが感じることだけじゃ表現できない部分もあって……。そういう時に、例えば僕がもっと本を読んでいたり、実際に戦争に行かれた方と話をしたり情報を集めていたら、もっと出来たかもしれない、と思うこともあって。僕の人間としての器や情報量が少ないんだなと感じました。自分の知らない世界が沢山あるって気づく度に壁にぶつかります」。

常に、自分の表現の幅を超えていきたい

自分と向き合うことで表現の幅を広げたい
「よくある回答になっちゃうんですけど、ライバルはやっぱり自分です。結局自分が色々な経験をしていたら、その分色々な引き出しがあって、表現の幅も広がると思うので。なおかつその自分の表現の幅を超えなきゃいけないと思っていて。それは自分1人じゃなくて、共演するみなさんやスタッフさんの助けもあって超えられると思うんですけど。自分の表現の壁を超えたり、自分の情報量、知識、教養を増やすなど、自分自身と向き合うことが大切だと思います」。

圧巻の思考回路を持つ香川さん
「やっぱり香川さんには日々驚かされます。僕自身も台本を読んで自分の台詞の意味や繋がりをすごく考えますけど、香川さんがお芝居されていると、台詞が違うことが時々あるんです。それをスタッフさんが指摘すると、こういう理由で台本の言い方よりこっちの方が絶対いいっておっしゃる。その回答が本当に的を得ていて。頭がいいだけじゃなくて、感覚も素晴らしいし、香川さんの物語を深くまで読み解く力に日々驚かされています」。

熱量を持って、何かに取り組みたくなる作品

なんとなくで上手くいく時代だからこそ、頑張る姿を思い出したい
「今の時代って、頑張ることの大切さを忘れてるというか、あんまり頑張らなくてもそこそこのことができてしまうと思うんです。そんな中であえて頑張ることをテーマにした作品なので、みなさんが過去に経験したけど忘れている熱量や、一つの目標に向かって頑張ることの素晴らしさを思い出して頂けると嬉しいです」。

どこかついていきたくなる熱い男
「福山さん演じる片岡支店長は熱くてうるさいんですけど、でもなんかきっとそういう人が1人いると、それについていきたくなる気持ちもすごくわかります。自分ももっと熱量を持って何かに取り組みたいなと台本を読んで、演じてみて改めて思いましたね。片岡支店長にカリスマ性はないかもしれないけど、どこか福山さんが演じることで出てくるオーラやカリスマ性に、現場にいるみんなも引っ張って頂いていると思います。僕はそんな片岡支店長についていきたい。この作品を見て、月曜日からの週を前向きに頑張ろうと思って頂けたら嬉しいです」。

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ドラマ『集団左遷!!』（TBS系・毎週日曜21時～）

©TBS

廃店が決定している蒲田支店の支店長を任された片岡洋（福山雅治）。上層部からは「頑張らなくていい」と言われるものも、そんなことできない！　滝川晃司（神木隆之介）や平正樹（井之脇海）らの部下と共に、熱い片岡支店長の戦いが続くーー。

撮影／福田ヨシツグ、スタイリング／末廣昂大、ヘア＆メイク／AMANO

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