【井之脇海】仲良しの神木隆之介と『集団左遷!!』で共演中! 朝ドラ、大河にも出演の素顔に迫る
雲の上の存在が、今はお兄ちゃんに……!
”福山さんって本当に実在するんだ”という気持ち
「母親と福山さんが同い年なんです。母親がずっと福山さんのことが好きで、ちっちゃい頃、母親とドライブするとよく車の中で(福山さんの歌が)かかっていたのを覚えています。本当にスターというか、雲の上の存在で……。みんな言うんですけど、”福山さんって実在するんだ”と思いました」。
緊張のあまり何も話せなかった……。
「ドラマのクランクインの前に福山さんの50歳を記念したライブに招待して頂いて、そこで初めてお会いしたんです。まずはステージと客席で同じ場所にいて、圧倒的カリスマというか、自分のプロデュースが本当に上手なんだな、という印象を受けました。ライブに圧巻されてしまい、楽屋でご挨拶させて頂いた時は緊張して何も喋れず(笑)。ドラマの現場に入るとすごく優しく接して下さって、役者のことだけじゃなくて色々なことを教えて下さいました。本当に頼れるお父さんというか、結構歳の離れたお兄ちゃんみたいな感覚で、一緒にお芝居をさせて頂いて光栄だし、楽しくて学びが多いです」。
クランクイン前はお父さん、今はお兄ちゃん
「僕が演じる平くんという役は、福山さん演じる片岡さんと行動を共にすることが多いので、2人のシーンの待ち時間に色々お話しさせて頂いています。あんまり芝居論みたいなことは話さないんですけど、今後どうなりたいとか、どういう風にしたいとか、相談に乗って下さいます。(ドラマに)インするまではお父さん的な先輩のイメージだったんですけど、気さくな方なので、大先輩にこんなことを言ったら失礼かもしれないのですが、お兄ちゃん感がすごく強くて……。お兄ちゃんがいっぱいいる現場です」。
香川さんとの共演があったから、僕は今お芝居をしている
凄すぎて、ちょっと怖い
「香川さんは僕にとっては怖いお父さんです(笑)。共演できることは本当に嬉しいですし、やっぱり香川さんの頭の回転の速さや、台詞の理解力、台本の読解力とか、間近で改めて見させて頂いて、すごく勉強になることが多いです。素晴らしい方だな~と思いながらも、あそこまで凄いと、ちょっと怖いです(笑)」。
僕の人生を変えた存在
「初めて香川さんと共演した映画『トウキョウソナタ』があったから、今お芝居をしています、という話を香川さんにもしました。『トウキョウソナタ』は土屋太鳳ちゃんのデビュー作品でもあって、太鳳ちゃんも香川さんに同じことを言っていたらしいんです。作品が終わった後もみんなの心の中に残っている作品で、香川さんも『すごい楽しい現場だった、すごくいい作品だった』っておしゃっていて。本当に香川さんのおかげでもあり、黒澤清監督のおかげでもあり、いい作品に出会わせて頂きました」。
僕の人生に、大きな転機をくれた隆くん
僕の進路を変えた存在
「隆くんがいなかったらきっと進路が変わっていたので、今のような活動の仕方じゃなかったかもしれないですね。俳優はやっていたと思うんですけど、やっぱり6年間、中高と芸能学校で、お仕事と勉強の両立のサポートがあったので今がある。逆にもし普通の学校に行っていたら、他にやりたいことを見つけていたかもしれない。だから小学6年生のタイミングで、隆くんが芸能学校に誘ってくれたことが、一つ人生の転機になりました」。
朝一緒に来て、終わったら一緒に帰る仲
「隆くんとはくだらない話ばっかり(笑)。いつも一緒にきて一緒に帰って、待ち時間も一緒にいて……。ずっと一緒にいるんですけど、お芝居の話もあんまりしないですし、時事ネタや他愛もない話ばかりです」。
幼馴染であり、地元の友達でもある
「隆くんは僕にとって幼馴染みたいな感覚というか……。僕、割と上下関係は意識していて、年上の方には敬語もちゃんと使うようにしてるんですが、そんな中でも数少ない、年上だけどタメ口で話せる相手。出会いが小学校だったということもあるんですけど、本当に地元の友達といる感覚みたいな感じです」。
隆くんとはいつもキャピキャピしてる
「僕が年下なので、隆くんがジュースとか奢ってくれるんですね。2人でどれがいい、これがいいとか話してキャピキャピしたり……。あと、香川さんがクレープの屋台を差し入れて、クレープカーを現場に入れてくれたんですけど、クレープ見ながらどれがいい?って話をして。隆くんは生クリームだけのクレープを頼んでいて、可愛いな~と思いました(笑)。とっても魅力的な方です」。
1度決めたことはやり遂げてきた
自分に対して見栄を張ってしまう癖がある
「ダメ社員を演じる僕自身も、自分のダメな部分っていっぱいあります。例えば一つのことに集中すると周りが見えなくなっちゃうところとか。しかもそれを自分であんまり腹のそこから認めてない部分もあって。あとは自分を器用だと思いたいところもあります。自分に対して見栄を張っちゃうというか……。そういう部分は直したいと思いつつも、癖なのかな? なかなかやめられないダメなところです」。
どんな時でもゴールに向かって進んできた
「自分の強みは1回決めたことはやり遂げる継続力、忍耐力があることだと思います。ちゃんと目標を立ててから行動するタイプなので、立てた目標はクリアします。クリアできなさそうになってきたら、何か違う方法を探して、なるべくゴールに向かってきた自負はあります」。
何事にも真っ直ぐな姿勢は自分と似ている
子犬みたいなこの役が愛おしい
「僕が演じる平正樹という役は、全体的に子犬みたいなキャラクターだと思います。褒められたら尻尾振って喜んで、ダメだったら拗ねちゃうみたいな。そういうところがすごく人間らしくて純粋で、物事に対して真っ直ぐなところが可愛いなって思います。『死にたい』が口癖なんですけど、台本を読んでて、こんなことで死にたいのかよ、と思いながらも、感情の起伏がちょっと人とずれてるというか、人より深いところも愛らしくて可愛らしいです」。
僕から滲み出る真っ直ぐさで、役の姿勢を表現したい
「ドジなところや、すぐ『死にたい』と言っちゃうところは自分と似ていないと思いたい(笑)。でも物事に向かって真っ直ぐ進んで行く姿勢はすごく似てると思います。だから演じる時も、その部分は僕から滲み出るもので表現できたらいいなと思います」。