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元・航空会社の面接官は学生のココを見ていた!意外な評価基準をこっそり伝授

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元・航空会社の面接官は学生のココを見ていた!意外な評価基準をこっそり伝授
こんにちは、Ray編集部で働く学生記者のテラサカです。今日から本格的に就活がスタートですね!大手就活サイトの合同イベントに向かう電車のなかで、前回の記事を読んでみるのもいいかもしれません!

今回もマナースクール「トリプルウィン」の代表森さんと松井さんにお話しを聞いた内容を紹介します。航空会社で面接官をしていたこともある森さんに、選考が進むごとに、どのような基準で学生を評価していたのか、どんなことを意識していけばいいのか教えてもらいました。学生の目線では気づかなかったようなことまで意外にも見られているみたい!?今から面接対策・面接練習に取り入れて、本番で活かしていきましょう!

航空会社だけでなく、一般企業での面接においても、人事の方が見ている部分は共通しているはずなので、航空業界志望ではない人も要チェック!

一次面接:人の話をどんなふうに聞いているか?

第一次面接は、グループ面接で行われます。4人一組で受かるのは1人、多くても2人。ここで気にしてほしいことは、人の話をどんなふうに聞いているか?ということ。

『私はグループ面接のときは、自分以外の人が話しているときに、どういう表情や立ち居振る舞いをしているかを見ていました。ほかの人が質問に答えている間、どうやって答えようと自分のことだけを考えてしまっている人、ほかの人の答えをちゃんと聞いている人、その会話を聞いて楽しんでいる人など、いろんな学生さんがいます』(森さん)

見られていないと思いがちな場面ですが、意外と見られているんですね。自分が当たっていないときも、気を抜かないことが大事です。

『ずっと下を向いている子には、今の話を聞いてどう思いましたか?と問いかけることもあります』(森さん)

ここで何も答えられなくなってしまうことのないよう、自分の答えを悩みたい気持ちもわかりますが、きちんとほかの人の話も聞きましょう!

二次面接:ちょっとした気遣い

二次面接からは、個人面接。英語の試験と平行して行われることもあるようです。二次面接では3分の1まで選考されていくみたい。ここでは、ちょっとした気遣いに注意してほしいそう。

『椅子をどういうふうに引いて、どういうふうに座るか。仕草ひとつひとつに気遣いや思いやりの気持ちが見えるかを確認しています。また、部屋から出ていくところも見ています。面接が終わってホッとしたとき、ボロが出てしまいがちなんです』(森さん)

細かいところまで見られているんですね。航空業界、特にCAは人に見られるお仕事。所作ひとつひとつに気配りが必要なのかもしれません。

『話しているときの表情や癖にも注目しています。例えば質問されて答えに困ったとき、あなたはどこを見ますか?右上を見るときは言い訳や嘘を考えているとき、左上は過去、もしくは自分の中からなんとか引っ張り出したいと思っているとき、下向きは一気に自分に自信がなくなってしまったとき。そうじゃなかったとしても、そういうふうに見えてしまうということを意識することが大切です』(森さん)

自分では気付くことが難しい話しているときの癖。仲の良い友人や家族に聞いてみるのもいいかもしれません。癖は意識して練習し、習慣づけていけば直すことができます。なるべく早くから対策し、体で覚えるようにして身につけていくことが大事です。

他にも、言葉の端々から“素直さ”を見ているよう。

『この子に色々教えていったら、スポンジが水を含んでいくようにすごく変わるんじゃないかなと思わせるような素直さが大事です。何かを言われたときの受け止め方を見ています』(森さん)

信頼感、安心感、誠実さ、素直さという要素は、どこの会社においても欲しがる人材。就活をしていく上でのキーワードになっていきそうですね。

そして気になる最終面接では?

最終面接:こういう人を採用したい!には2種類ある

最終面接は、役員など企業のなかでも偉い人との面接。そして大きなチャンスを掴みにいく場。最終段階まで選ばれてきているという自信とともに、しっかりと対策、練習をして臨みましょう。

最終的に、こういう人を採用したい!という気持ちには、2種類あると森さんは言います。

『この人はうちのなかで基幹職員になってくれそうだなと思えるような人、そして、この人はチームのなかでちゃんとチームの人たちと協力してやっていける子なんだろうなと思える人の2種類です』(森さん)

自分がどちらの種類に思われるかを考えて、受け答えしていくとうまく需要と供給が噛み合い、内定につながっていくかもしれませんね。

たった一度の「よろしくお願いします」

CAを含む航空業界やホテルなどのサービス業は、一期一会で、人に見られる仕事。立ち居振る舞いがとても重視されています。

『面接は、ドアから入ってきて名乗り、椅子に座るまでが勝負とも言われています。何度も練習をして挑んでください。たった一度の「よろしくお願いします」に、練習の成果と、人柄があふれてくると思います。凛としていて、芯が通っていて、ちょっとやそっとではめげない感じがするけれど、でも温かい感じがする、そんな人がいいですね。どこの企業にも通用すると思います』(森さん)

面接ではぺこぺことしてしまいがちですが、それでは安っぽく見えてしまいます。お辞儀は必要な時に、丁寧に。面接官の目をきちんと見て、凛とした振る舞いを心がけていきましょう。温かいだけではだめなんですね。

マナースクール「トリプルウィン」って?

ここまで4回にわたり、たくさんの貴重なお話しをしていただいた森さんが代表をつとめるマナースクール「トリプルウィン」。

講師全員が航空業界出身ということで、CAを目指している人が多く通っています。就活生だけではなく、やっぱりどうしても航空業界に入りたいと目指す第二新卒の方や転職の方も多いよう。短期集中でプライベートレッスンや面接練習をする子が多いようですが、できるだけ早くから対策を始めてもらいたいみたいです。

『表情や話しているときの癖、立ち居振る舞いは、習慣なので、早めにコツを学んで練習を始め、習慣づけていくといいと思います。特に航空業界は面接重視なので』(松井さん)

就職活動に向き合い、自分に今なにが必要なのか早いうちから考えて、意識し、実際に行動にうつしていくことが、内定獲得の秘訣なのかもしれませんね。就職活動の本格スタートも、もう間近。やるべきことをしっかり見据えて、頑張っていきましょう。

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今回お話を伺ったのは、「トリプルウィン」の代表・森裕美さんと、広報・松井愛美さん。

「トリプルウィン マナースクール」ではコミュニケーション力UP・自分磨きをサポートしてくれます。講師全員が航空会社出身なのが特徴。就活のためのエントリーシート添削・面接練習はもちろん、ビジネスマナー講座なども行っています。

【住所】横浜・東京・駒沢に教室あり

【電話】03-6805-2960

【ホームページ】http://global-manner.com/

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