『約束のネバーランド』主人公エマの異常さとその魅力を徹底解説!ネタバレあり
Check!1
主人公エマの生態
出身地は GF(グレイス=フィールド:鬼達の食料となる子供「食用児」を飼育する高級農園)。GFの最年長で認識番号は63194。
誕生日は2034年8月22日で11歳。身長は145cm。(GF脱獄前の時点)
好きな食べ物はニンジンケーキ。
GFの知能テストでレイ、ノーマンと並ぶトップスコアの一人。
抜群の運動神経と学習能力を兼ね備えた、GFのムードメーカー。
面倒見が良く、家族思いでママことイザベラのことが大好き。
明るい性格ですが、時折、仲間や鬼に対して恐ろしい表情を見せる場面も。
Check!2
常軌を逸した少女が放つ魅力5選
1.何事にも諦めないで立ち向かう最強メンタル
エマの望む未来は、食用児全員で鬼の世界から人間の世界に逃げること。
不可能だといわれた脱獄に挑戦したときも、仲間が殺され一度は絶望しかけたときも、全員で人間の世界に逃げるというエマの思いは一貫して変わりませんでした。
エマは何事に対しても諦めない精神を持ち続け、数々の困難を乗り越えていきます。その背景には、自分自身を信じる強い気持ちとエマを支える仲間の存在があります。
2.小さな可能性を信じるスーパーポジティブ思考
エマは多くの困難を乗り越え、予定していた全員でGF脱獄を成し遂げました。しかしその後、「鬼が1000年間にわたって支配している世界」に、自分たちが高級な食料として飼い慣らされてきたという絶望的な真実を知ります。
それにも関わらず、鬼の世界とは違う「人間のみが生存する世界」があるということを知り、食用児たちの未来に対して希望を抱きます。
どんなに呪っても変えることができない食用児という運命にも関わらず、わずかな希望に夢を持ち、前向きに生きています。そして、それは周りの仲間にも少しずつ伝染していきます。
このようにエマは、たとえとても小さな可能性に対してもネガティブな感情を持たずに、常にポジティブシンキングでいるのです。
3.可愛い顔して手段は驚くほどに大胆かつ強引
GFからの脱獄の際に、エマは探知機が入っている自分の耳を躊躇なく切り落とし、ママを欺き、脱獄に成功します。
さらにGF脱獄後、食用児が人間の世界に逃げるために支援してくれていたミネルヴァという人物に助けを求めに行きます。その際に、シェルターで出会った元食用児のユウゴに案内役を頼みます。
シェルターには限られた食料しかないため、ユウゴは隙があればエマ達を殺そうとしており、最初は案内役を断ります。
しかし、「ガイドを引き受けなければシェルターを爆発する」とエマが脅したため、何も教えないという条件付けでそれを引き受けます。
エマは、ユウゴが自分を裏切り、殺す可能性もあるというのに、鬼の世界で生きる知恵をユウゴから盗み取ることを決意します。
結果的に、ユウゴはエマの「食用児全員で人間界に逃げる」と言う強い信念に動かされ、協力してくれるようになりました。
このように、仲間を守り、自分が成長するためには手段を選ばないというエマの大胆さが周りの人間を変えるきっかけになっているのは確かです。
4.天性のリーダーシップで周囲から信頼を集める
エマは、仲間一人ひとりの適性を把握し、個々の能力を十分に発揮できる役割をみんなに割り振ります。それにより、周囲は次第に成長していき、一つのチームとしてまとまります。
また、エマの危なっかしくて無茶苦茶な発言や行動がよく目立ちますが、最終的に皆んな、エマのことを信じてサポートするという選択をします。
エマが抱く愛が、仲間からの絶対的な信頼を生み出しているということが言えます。
5.仲間のためなら自己犠牲を惜しまない
エマは、自分たちが人間の世界に戻るために鬼と新たな約束を結びます。それは、自分の中から仲間の記憶を永遠に消してしまうという悲しいもの。
このように、エマは自分自身を犠牲にして長年守られてきた約束を結び直し、鬼の世界と人間の世界の架け橋を作ります。
これは、仲間の幸せを常に一番に考えているエマらしい決断だと思います。こんなにも人に尽くすことができるでしょうか……。エマの信念の強さは想像を越えるものですね。
Check!3
エマの名言から学ぶ人生の教訓
1.ないなら作ろうよ外に、人間の生きる場所 世界を変えようよ
GF脱獄を実行する前のエマの発言。
脱獄に成功したとしても、人間の生きる世界があるかどうかも、そこが安全なのかも分からないのに、エマは人間の世界の存在を信じています。
人間の世界がなければ作ればいい、自分たちで世界を変えればいい。可能性がゼロでなければ、その道を信じて突き進むのです。
私たちも目の前の将来に不安を感じて怖気付くことがあると思いますが、自分のやりたいことがあるならば、その道を自ら開拓していきたいものです。
2.自由ってなんて美しく苛酷なんだろう
GF脱獄に成功した直後のエマの発言。
GFの外の世界には、自分たちが住む場所もなく、食料も自分自身で手に入れなければいけません。今まで塀の中で守られて過ごしてきたエマ達にとって、苛酷なこのシチュエーション。
自由を手に入れると、責任感を持って行動しなければなりません。しかし、自ら行動することで自分の可能性を広げていけるのです。
3.敵がどんなに強大で。私たちがどんなにちっぽけでも。何度踏みつけられ奪われても。私達は立ち上がる。
最大の敵である鬼のレウウィス大公と戦う絶対絶命のシーンでの発言。
エマは目の前の壁がどんなに大きな壁であろうと、何回失敗しようと挑戦し続けます。エマは絶対に諦めない精神を持っています。
私たちも失敗してもくじけずに、自分が成功することを信じ抜き、常に挑戦する気持ちを持ち続けたいものですね。
4.考えろいくつもの策を
3と同じく、鬼のレウウィス大公と戦うシーンでの発言。
エマはレウウィス大公に鬼と人間が戦わない道を提案します。エマは目の前のことに恐怖を覚えるのではなく、常にそれを打開できないかを考えます。
絶望の中でこそ、人間は悩み考え、立ち上がり、成長していくのだと考えさせられます。ピンチはチャンスということですね!
5.立場が違うから憎みあわなくていい
人間の世界と鬼の世界を隔ててきたラートリー家のピーター・ラートリーと対話する場面でのエマの発言。
この対話のなかで、エマは最終的に鬼を殺さない道を選択します。
鬼に仲間を殺されて憎くてたまらないはずなのに、鬼にも自分たちと同じように家族があり、生活があるということを理解し、鬼を尊重します。そして食用児も鬼もみんなが自由を手に入れて幸せになる方法をいつも考えています。
性別、国籍、年齢とまだ差別がなくならないこの世の中、わたしたちもお互いを尊重し、お互いが自由で幸せに暮らせる世界を追求していきたいですね。
4 まとめ
エマは物語の中で、時に異常ともいえる表情や発言をしており、それがこの物語の魅力の一つ。その背景にはとても強い信念があるからですね。
エマは常に周りのみんなの幸せを考えて行動しています。それが、仲間に伝わり、仲間がエマのために行動する。そして大きな力となり、エマの希望であった食用児全員で人間界に逃げることに成功します。
エマのように自分を犠牲にして仲間を守ることは少し難しいかもしれませんが、私たちも自分や仲間を信じ、何事にも前向きにチャレンジしていきたいものです。