【TOMORROW X TOGETHER】が帰ってきた!3rdミニアルバム「Blue Hour」はみんなの物語
まだデビューから1年半程にもかかわらず、ますますかっこよくなった彼らの魅力に迫ります。
Check!1
フォトタイム
配信という形で行われた今回のイベント、まずはフォトタイムからスタート!大きなメリーゴーランドの設置された会場ステージに今回のアルバム『minisode1 : Blue Hour』のコンセプト「爽やかさ」にぴったりな、純白の衣装に身を包んだメンバーが登場します。
Check!2
パフォーマンスステージ
フォトタイムの次はいよいよアルバム表題曲「Blue Hour」のMVが世界初公開され、そのまま会場でのライブパフォーマンスに突入!時計の針をイメージしたという時計ダンスからスタートし、TOMORROW X TOGETHERらしいダイナミックで息ぴったりのダンスが披露されました。中盤、大勢のダンサーが現れたと思ったらそのままハットとトレンチコートで衣装チェンジ!とても印象的なこの演出は、今回とてもこだわった振り付けの一つだったのだそう。
パフォーマンス後はメンバー5人揃ってのトークタイム♬ 曲紹介では、彼らの1曲1曲に対する思い入れが伝わってきました。
前回に続きメンバーが楽曲制作に参加したとのことで、みなさんにじっくり解説してもらいました!
Check!3
Blue Hour
YEONJUN:最初タイトルを聞いたときには少しびっくりしましたが、今はタイトルが短かったら少し残念な感じもします(笑)。
この曲は甘い魅力と活気に満ちたエネルギーを同時に感じられる、ディスコジャンルのダンス曲です。BTS先輩の後を継いでもう一回世界にディスコブームを巻き起こしたいですね。全体的に明るく楽しい雰囲気なので、楽しく聴いていただけると思います。
タイトルの「Blue Hour」は日没の時間の空のことですが、この時間の空は美しくて複雑な色彩を帯びていて、歌詞にはその空の色のような、日々恐れや美しさなどを感じる少年の複雑な感情を盛り込みました。
先ほどのパフォーマンス、ミュージカルのような帽子と衣装を活用したダンスが印象的でしたが、振り付けのご紹介もお願いします。
BEOMGYU:「Blue Hour」のダンスはタイトルのように時計の形を表現したダンスから始まります。中盤にはコートと帽子を活用したダンスブレイクがあったり、はじめて僕たちが複数のダンサーの方と作ったダイナミックで躍動感あふれるパフォーマンスが特徴です。
Ghosting
TAEHYUN:インディーロックを基盤にした「Ghosting」はビンテージな感じの楽器サウンドから始まります。
Ghostingという言葉は突然コミュニケーションが断絶して消える事を意味する造語なのですが、会話していた相手に突然連絡がつかなくなり色々な感情の変化が起こり、帰ってきて欲しいと思う少年の心情を表現しました。僕とSOOBINさんが作詞に参加していています。
We Lost The Summer
SOOBIN:コロナの影響により、今までとは全然違う環境を経験している10代の物語です。みんなが平凡な日常を失ってしまった今、どうすればこの時代を曲に反映して表現できるか考えたときにパンプロデューサー※が曲のアイデアをくださいました。
歌詞は平凡な日常を失ってしまった内容で、多くの方が共感してくださると思います。爽やかだけどちょっぴり憂鬱な、ダンスホールジャンルの曲です。
※TOMORROW X TOGETHERが所属するBig Hit Entertainmentの代表
Wishlist
HUENINGKAI:「Wishlist」という曲は明るい雰囲気の曲で、僕とYEONJUNさんTAEHYUNさんが作詞に参加した曲です。好きな人の誕生日に最高のプレゼントをあげたいけど、何が欲しいのか教えてもらえずにもどかしい少年のドキドキする気持ちを表現しました。
Way Home
YEONJUN:「Way Home」は物憂げな雰囲気が漂うフューチャー、R&Bジャンルの曲です。
授業が終わってから1人で家に帰る道が以前とは違って寂しい気持ちになりますが、自分たちがお互い(友達)のことを考えていればいつも一緒だと信じる少年の話です。
Check!4
質問タイム
本当に様々な物語が詰まったアルバムだというのが伝わってきます。
その中でも胸に響いたり、愛着が湧くという曲はありますか?
HUENINGKAI:5曲すべて愛着がありますが、一曲選ぶとしたらタイトル曲の「Blue Hour」が好きです。ディスコジャンルの曲が好きで聞くたびに自然に踊りたくなる曲なので好きです。
TAEHYUN:僕もすべての曲が好きですが「Ghosting」が特に愛着があります。歌詞の作業に没頭した曲でもありますし、テーマも斬新だと思います。また多くの方が共感してくださると思うので1番のお気に入りです。
今回のミニアルバムで、特に注目してほしいポイントはありますか?また自分たちが今までとガラッと変わった点などあったら教えてください。
BEOMGYU:TOMORROW X TOGETHERがデビューからどれだけ成長したかをぜひ見て欲しいです。その中でも新曲の振り付けは大きなポイントです!以前は5人の振り付けが多かったですが、今回はパートごとにメンバー別の振り付けがあり、多くのダンサーさんたちと舞台を作ったので僕たち自身もとても新鮮な気持ちになりました。
HUENINGKAI:「Blue Hour」でデビュー以来はじめて小物を活用したダンスに挑戦しました。はじめてのことなので多くの練習が必要で、最初は難しかったですが今ではマスターしたと思っています。
振り付けを考えていた時、歌詞をどう表現するか迷ったんですけども、BTSのJIMIN先輩がオンラインコンサートで「Filter」のパフォーマンスをされるときに衣装の帽子とジャケットを活用しているのを見て参考にしました。
TAEHYUN:歌詞で夕焼けの様な移り変わる感情を表現するために頑張りました。
もの寂しいけど笑っていて、ただ笑っているだけではない複雑な感情を表現する作業だったので難しかったですが、個性を出せたと思います。
そしてダンサーの皆さんと一体になって舞台を作る作業もとても楽しかったです。
アルバムの制作はどう進めましたか?
YEONJUN:今回はアルバム制作の序盤から僕たちも作詞で参加しました。
TAEHYUN:歌詞を書いて修正する過程が何度もあったのですが、思ったより本当に大変な作業だと感じました。今回を機に更に作詞作曲への意欲が湧いたと自分で思います!
MVの話も欠かせません。見ていてとてもスッキリ清々しい、爽やかな感じがしました。
SOOBIN:今回MVは江原道(カンウォンド)の大関嶺(テグァンリョン)で撮影しました。原っぱで踊るのは少し難しかったのですが、綺麗で青い空を見ながらダンスをするのは楽しかったです!
HUENINGKAI:そしてはじめてワイヤー撮影も行ったのですがすごく楽しかったです!安全措置もしっかりしたので怖くはありませんでした(笑)。みんな楽しんで撮影をしました。
今回のミニアルバムのコンセプトである「爽やかさ」の表現で特に気を使ったポイントなどありますか?
YEONJUN:「CROWN」(1stデビューアルバム『The Dream Chapter : STAR』収録曲)の時は”可愛らしい爽やかさ”がコンセプトだったんですが、今回は爽やかさの中にカッコ良くてジェントルマンな雰囲気も表現しました。そしてダンスを見ていると「ドキッ」とする部分があると思います。
TAEHYUN:そうですね、「ドキッ」とする部分は多いと思います!ダンスをする時、特にその表現に気をつけて踊っています。
今回のアルバムで聞いてみたい感想や達成したい目標はありますか?
HUENINGKAI:第4世代※アイドルの代表格という言葉を聞いてみたいです!
※第4世代(2010年代後半~現在にかけてデビューしたK-POPアーティストを指す)
TAEHYUN:完璧なパフォーマンスで皆さんを満足させるかっこよさを見せたいです!
YEONJUN:”究極の爽やかさ”で、どんなコンセプトも自分たちの物に出来る事を証明したいです。
今回のアルバムは”爽やかさ”がコンセプトですが、TxTにしか表現できない爽やかさ、またコンセプトが一番似合うと思うメンバーを教えてください。
YEONJUN:僕らが今回お見せするのはただかわいいだけではなく、物憂げさが加わった複雑な爽やかさです。特にタイトル曲の「Blue Hour」は少年たちの複雑な心を表現しています。陽気で朗らかなメロディーにTOMORROW X TOGETHERならではの歌詞が加わったことが大きなポイントだと思います。
爽やかなコンセプトが最も似合うメンバーを挙げるとしたら正直みんな似合うと思うので難しいです(笑)。それぞれ個性あふれる爽やかさを披露しているので、パフォーマンスにはたくさん見所があると思います。
『minisode1 : Blue Hour』は『The Dream Chapter』(1stから2ndミニアルバムまで続いているコンセプト)以降の次のシリーズに進む前にメンバーが聞かせてくれる物語、ということですが今回メンバーは何を伝えようとしているのか?次につながるヒントなどあれば教えてください。
TAEHYUN:今作は前回まで続いたThe Dream Chapterシリーズから新しいシリーズに進む前の小さなエピソードです。二つのアルバムの間を繋ぐ物語と考えて欲しいです。
ドリームチャプターシリーズでは友達と過ごす喜び、冒険、友情やすれ違う心をいろんな曲で表現したのですが、今作はその頃からさらに友達との関係に変化が生じ、それによって全てが不慣れな少年たちの物語です。これに続く他のシリーズでも僕らならではの物語とパフォーマンスをお見せしたいと思います。
コロナによって変わってしまった10代の生活をアルバムによって紐解くと説明してくださいましたが、TOMORROW X TOGETHERにとってコロナはどういった経験で、それがアルバムにどう影響したのでしょうか?
TAEHYUN:コロナは多くの人にとってそうであるように、僕たちもはじめての経験で正直戸惑い混乱もしました。平凡だと思っていた日常は当たり前ではなくなり、何より音楽番組でパフォーマンスをする時MOA(TOMORROW X TOGETHERのファンネーム))の方達の声を聞けないのがとても悲しかったです。また今回のカムバックの準備の際、ファンの方たちの応援を動画で見たら涙が出ました。1日も早く皆さんに会いたい、そういった気持ちから今回アイデアを得て作詞をしたと思います。
特に「We Lost The Summer」という曲がコロナの状況をそのまま盛り込んでいて、以前と全く違う世界を経験して、かつてない状況をどう受け入れればいいかわからず混乱している10代だけではなく世代を問わず、多くの方が共感してくださると思います。
TOMORROW X TOGETHERが国内外問わず、愛される秘訣はなんだと感じていますか?
SOOBIN:SNSなどで世界中のファンの皆様が僕らの曲を聴いて元気をもらっているというメッセージを見るたびに僕たちがとても愛されていると感じています。
そして僕たちの曲のメッセージは多くの人たちが経験したり、またこれから経験するかもしれない物語なので、共感して、愛されているのではないかと感じます。
『minisode1 : Blue Hour』の予約販売数が全世界で40万枚を突破し自主新記録を達成しました。ファンの愛情と関心が大きくなっているのを実感しますか?
HUENINGKAI:予約販売数の記録はもちろん、SNSでMOAの皆さんとコミュニケーションをとる時や僕たちの歌で元気をもらうと言ってもらった時、皆さんに愛されているんだなと実感します。僕たちを待ってくださる皆さんに感謝していますし、そこから僕たちも元気をもらってより頑張ることができます。
皆さんにより幸せと元気を与えられるようにしたいですし、それが皆さんの気持ちに応える方法だと思います。
TOMORROW X TOGETHERといえばパフォーマンスも見所だと思うのですがティザーを見ると今回も華やかなダンスが印象的でした。練習するとき最も気をつけたことはなんですか?
BEOMGYU:タイトルのように時計を表現した時計ダンスから、肩、手、腕を使った愛の銃ダンス、両手を伸ばして翼のようにする翼ダンス、ペアダンスまで多様なポイントとダンスがあります。特に「Blue Hour」の中盤ではコートと帽子を使ったダンスブレイクがありますが、多くのダンサーの方と呼吸を合わせるのははじめてだったので新しい挑戦を完璧に見せるために準備しました!
キレキレのダンスとミュージカルの舞台のように見所が豊かな、いきいきしたメッセージを込められる様表情にも気を使いました。
最近Vライブ(アーティストが生配信を行うアプリ)でYEONJUNさんとTAEHYUNさんが「今回のタイトル曲が今まで出した曲の中でTOMORROW X TOGETHERを最も良く表した曲」だと仰っていましたが、どのような点でそう思いますか?
YEONJUN:実はデビューしたての頃はダンスや歌詞を間違えないようにしようというのでいっぱいいっぱいで、ステージを100%楽しむことはできていなかった気がします。
新しいアルバムを発表して活動を続ける事で、少しずつステージを楽しむ余裕が出てきて、
デビューして1年半くらい経ちましたが僕たち自身たくさん成長して、メンバーみんなかっこ良くなったと思います!
なのでデビュー当時と比べ、ステージの曲の感じやメッセージをよく表現できるようになったのではないかと思いますし、今のTOMORROW X TOGETHER の姿と魅力をしっかり伝えられるなと思ってそのように紹介しました。
最後にミニアルバム 『minisode1 : Blue Hour』を通じてMOAの皆さんに伝えたいこと、感じてほしいことを一つだけ教えてください。
SOOBIN:今回のアルバムはコロナの中を生きる僕たちの話を盛り込んでいます。多くの人たちが自分の話だと感じることが多いと思いますし、そのように共感しながら聞いてもらえたらと思います。もう一つ望むのであれば、僕たちの曲を聴いて癒されて、MOAの皆さんが元気になってくださればと思います。