Ray卒業「松井愛莉」が母と対談♡ 読むと愛莉のこと、もっと好きになるから気をつけて!
オカンとおちあったあとごはん屋さんへ
オカンに会うなりピタッと寄り添う愛莉。仲よく並んで歩く後ろ姿もなんだかうれしそう!
対談スタート!
きょうだい3人の中で一番マメに連絡をくれる
“オカン”“あーちゃん”と呼び合う2人。離れて暮らしている分、普段からよくやりとりをしているそうで…。
オカン:あーちゃんがお買い物中に、「どっちの色がいいかな?」ってお洋服の写メつきでLINEくれるけど、こっちがいいと思うっていっても、結局悩んでるよね(笑)。
愛莉:意見を聞いても決められないときもあるのー。あと、欲しいものがちょっと高いかもってときもすぐ相談しちゃう。
オカン:それも「ちょっと高くない?」なんていうと、「がんばったごほうびだから!」 って。「じゃあ、なんで聞くの?!」って(笑)。
愛莉:エヘヘヘ(笑)。
オカン:なのに最近、私が連絡してもスルーするよね?
愛莉:え!たまにでしょ?だってオカン、新しいスタンプをゲットしただけで連絡してくることもあるじゃん。
オカン:でもスルーはしないでよ~。連絡がこないときはあるけど、それは元気で過ごしてるんだろうなって思うから安心。でも、 既読スルーは心配になっちゃうから。
愛莉:返信できるのが23時とか遅くなっちゃうと、オカン寝てるかなって思うからさ。
オカン:たしかに寝ちゃったあとに連絡が入ってることもあるもんね。夜遅いときは、 まず最初に「眠い?」ってLINEしてくれる。
愛莉:もし起こしちゃったらオカンかわいそうだもん。
オカン:そういうときはなんか話したいことがあるんだろうなってわかるから心配しなくて大丈夫。それか、仕事が終わって駅から家までひとりで歩くのが怖いから電話したいのかなって。
愛莉:もう、完全に読まれてる。行動パターンが(笑)。
人前で話せない恥ずかしがり屋な子
そして話題は子どもの頃の愛莉について。そこではお母さんだから知る愛莉の誕生秘話が。
オカン:たしか出産予定日がクリスマスで。予定日の少し前から入院してたんだ けど、どうしてもクリスマスぴったりにあーちゃんを産みたくて、必死で病院内の階段を上り下りしてたの(笑)。体を動かしてると生まれるっていわれてたから。
愛莉:でも12月26日だった(笑)。もしクリスマスだったら、名前も愛莉じゃなかったって、オカンいってたよね。
オカン:そうなの。漢字は決めてなかったけど「のあちゃん」にしようと思ってた。
愛莉:のあちゃんでもよかったかも(笑)。 クリスマスの次の日が誕生日だけど、ちゃんとケーキもプレゼントも別々に用意してくれてて。それがすごくうれしかったって覚えてる。それにお誕生日は食べたいゴハンをリクエストできる日。
オカン:あーちゃんに「何、食べたい?」 って聞くと、ひじきの煮物とかきんぴらごぼうとか、子どもっぽくないものばかり。 普通はハンバーグとかなのに。おなかが痛くなるまで食べすぎたりしてたね。
愛莉:そうそう(笑)。いつも「おなか痛い」 っていってた。「もうやめときなさい」って いわれても食べちゃう。オカンがつくるまぜごはんも大好きで、それだと3杯はおかわりしてた。
オカン:昔は食が細かったもんね、今はいーっぱい食べるけど。
愛莉:お休みをもらって実家に帰るときは、マネージャーさんに「太らないようにね」って必ずいわれる(笑)。
オカン:私でさえも、そんなに食べたら太るよって注意することあるもんね。
今は実家に帰れるのも年に2回ほど。こうして雑誌やテレビで活躍する愛莉の姿は、想像もつかなかったと話してくれた。
オカン:3人きょうだいで、しかもお姉ちゃんと弟がわりと騒がしい感じなのに、あーちゃんはいるのかいないのかわからないくらい静かな子。子どもたちと手をつなごうと思っても、姉と弟のほうが素早くて、一歩後ろで私の服をつかんでたり。
愛莉:うん、自分でもあんまり主張しない、しゃべらない子どもだったなぁって思う。しかも怒るとさらに黙りこんでたし(笑)。
オカン:そう、貝のように口をピタッと閉じちゃう。他の子は叱ると歯向かってくるけど、愛莉は黙って目も合わせてくれなくて。たとえばケンカの原因にしても、自分が悪いと思われても一切言い訳をしなかったよね。そういうガンコさというか(笑)、 芯の強さみたいなものがあるのに、なぜか自分が明日着る洋服が決められない優柔不断なところもあって…。
愛莉:お姉ちゃんに選んでもらったりしてたね。朝起きてすぐ着替えられるように、 オカンから次の日に着る服を決めてから寝なさいっていわれるんだけど、決められないタイプで。
オカン:だから芸能界に入るとき、性格的に厳しいんじゃないかなって心配だったんだよ。でも、結果的に最初に私から巣立っていったのは、あーちゃんだったね。
仕事を始めたおかげで今の愛莉がある
お母さんが愛莉の変化を感じ始めたのがアイドルグループ・さくら学院での活動。
オカン:最初はダンスもなかなか覚えられなくて、家に帰ってくるなりひとりで部屋に閉じこもってずっと練習してた。きっと周りのメンバーに迷惑をかけることが心苦しいし、自分でもできないのが悔しかった んだろうなって。
愛莉:誰も部屋に入れないように閉めきってた。練習する姿を見られたくないのを察してくれて、声をかけたりしないでそっとしておいてくれたよね。
オカン:陰ながら応援することしかできないもん。今思うと、さくら学院を卒業する頃には、あーちゃんの成長が手にとるようにわかったの。やりたいこと、逆にやりたくないことも含めて意見がはっきりしてきて、自分で決められなかった性格も少しずつ変わってきた。
愛莉:高校に進学するときに上京するかどうかも自分で決めちゃった。
オカン:私に話してくれたときは、もう東京でがんばるって決めてたね、あーちゃん。 だったら応援しようと思って反対することもなくて。その頃は心配してなかったの。 さくら学院で、できないなりにがんばって乗り越えてきたし、上京しても途中で投げ出すようなことはしないだろうって。ただ、お父さんが寂しいから犬を飼いたいってしつこかったよ(笑)。
愛莉:それ、知らなかった!
オカン:寂しかったけど、高校から東京に出してよかったって思ってる。もし、あのまま地元から通ってたら、今とは仕事の環境が違ってたんじゃないかな。
愛莉:私もみんなと離れて暮らしてるからがんばろうって思えた部分も大きかったよ。
初心と感謝を忘れずにがんばってほしい
「人より早く大人になっちゃった」とちょっと寂しげなお母さん。愛莉を心配する気持ちは20才を迎える今もずっと変わらない。
オカン:離れて暮らしているとやっぱり心配ごとはたくさんあって。夜道には気をつけてほしい。それに親としては悪い男性にひっかからないでねって(笑)。
愛莉:坂口健太郎さんみたいな人がいいんだよね。「会ったことある?」って、もう2回くらいいわれてる(笑)。ただのオカンの好みでしょ!
オカン:まあ、それは冗談として(笑)、あーちゃんのことを理解してくれる人がいいよ ね。優柔不断だからといって、なんでも決めてくれる人だと成長できないし。引っぱっていきつつ、人として育ててくれるような人がいいなって。
愛莉:私もそんな人がいいなって思う。
オカン:でしょ(笑)。お仕事については、私たちは応援することしができない世界だから、困ったときに連絡をくれればいいやって。余計なことはいわないで、愛莉の好きなことをやってもらいたいな。
愛莉:オカンからはお金の使い方を含めて金銭感覚だったり、あいさつをちゃんとする、謙虚であること……大切なことは教えてもらってきたつもり。
オカン:それに周りの人があっての今だから、感謝を忘れないでね。芯はしっかりしてると信じてる。周りに左右されることなく今の信念をもったまま進んでほしいな。