「了解です」「わかりました」どっちが正しい?意外と知らないビジネスマナー5選
ビジネスシーンの定番フレーズ
Check!01上司にねぎらいのあいさつをするとき
OK! 『お疲れ様です』
NG!『ご苦労様です』
「ご苦労さま」は、通常、部下など目下の人に「苦労をかけてしまった」とねぎらいの思いからの言葉として使われるもの。上司など目上の人に使うと失礼に当たります。
同じように、上司に何かお願いするときには、「〜してください」ではなく、「〜していただけると幸いです」などが◎ 。“上から目線”な言い方にならないように注意して。
外出するときやしばらく席を外すとき
OK! 『○○へ行ってまいります』
NG! 『ちょっと行ってきます』
オフィスでのコミュニケーションは、ともに働く人と気持ちよく仕事を進めていくためのもの。丁寧な言葉づかいは必須です。また、長時間席をはずすときには、「ちょっと」とあいまいにせず、行き先をきちんと告げましょう。具体的に意思・行為の表明をつけ加えることは、業務を円滑に進めるための基本と心得て。
依頼や確認に対して返事をするとき
OK! 『かしこまりました 』『承知いたしました』『わかりました』
NG! 『了解です』
上司から何か確認をされたとき、「了解です」と返事をしていませんか? よく聞くフレーズですが、本来「了解」とは上から相手を見て、了承・許可を示す場合に使う言葉です。上司に向かって答えるときには、「かしこまりました」「承知いたしました」、あるいはシンプルに「わかりました」が正解!
お客様を会議室などへ案内したとき
OK! 『どうぞおかけになってください』
NG! 『どうぞお座りください』
「お座り」というフレーズは、犬など動物に命令するときに使う印象が強いため、できるだけ避けましょう。人に対しては「どうぞおかけになってください」が正しい言い方です。
動詞に「お」をつけるときは、ほかの表現がないかちょっと考えてみて。たとえば「お食べください」よりも、「お召し上がりください」のほうがスマートです。
上司に来客を伝えるとき
OK! 『お客様をご案内しました』『お客様がお見えになりました』
NG! 『お客様をお連れしました』
上司に来客があって、応接室に案内したときなどに使うフレーズ。「お連れしました」も一見、間違っていないように感じられるかもしれませんが、これでは上司に対してへりくだる意味になり、お客様に対しての敬語が使われていません。うっかり間違えると、お客様をないがしろにしているニュアンスに。