Q. 相手先で答えに困ることを聞かれたら、 とりあえず答えるべき？

A. あいまいな返事や軽はずみな返答はトラブルのもと！

訪問先では自分が会社の代表です。ときには回答を求められることもあるでしょう。しかし不確かなことを答えたり、できるかどうかわからないことを安請け合いするのは御法度。わからな いときは「会社に戻って上司と相談のうえ、ご返答いたします」と答えましょう。

Q. 取引先を訪問したら 受付がない！ どうしたら…？

A. 一番入り口に近い人に声をかけて名乗りましょう。

受付がない場合は、入り口に一番近い席の人が兼務しています。受付同様に名前と訪問相手、約束の有無などを伝えます。 受付がなく人もいない場合は、入り口に設置してある呼び出し電話で訪問相手の内線番号に電話をしましょう。

Q. 10分くらい遅れそう。 相手の気分を害さないために短めに 「5分遅れる」と言う？

A. 長めに言ったほうがのちのちの心象はよくなります。

もちろん訪問先への遅刻はご法度ですが、 交通事情などで10分遅れる場合は、少し長めの時間にして連絡を。5分と聞いて10分待たされるのと、15分と聞いていたときの10分では、同じ10分でも印象が違ってきます。

Q. 寒い！ コートやマフラーは室内に通されてから脱いでもいい？

A. 玄関に入る前に、コートやマフラー、 手袋などは脱ぐのがマナー！

防寒着は、玄関に入る前に脱いで。これは.、「外のチリを相手の社内に持ち込まない」という心づかいのマナー。裏側が表になるようたたんで腕にかけておきます。傘は水けをきってまとめます。携帯は電源を切るか、マナーモードに設定してから訪問しましょう。

Q. 会議室に通されましたが、 座るのはどんなときでも下座でいいですよね？

A. 訪問した場合は上座に着席してOKです。

肩書きが上の人から上座に……がマナーですが、迎えたほうがお客様を上座の順に案内するのが一般的。なので会社を訪問した場合は、自分が新入社員でも案内された席に座ってOK。案内した相手が上座をさし示すことなくどこかに行ってしまった場合は、下座に座りましょう。

Q. いすの座り方は左が原則。 壁に当たりながらでも左に回って座るの？

A. 原則はあくまで原則。 配置などを考慮し、臨機応変に対応して。

いすは左側から席につくというのは、レストランなどで接客をする人とぶつからないためです。レストランと違って、会議室や応接室では左側が壁の場合もあります。その場合は右から回り込めばOKです。基本は頭に入れつつ、臨機応変に。