Check!04

見せるためのアクションと
格闘技の違いに苦戦！

――もともと総合格闘技をやっていたそうですが、今回のアクションに活かせましたか？
アクションと格闘技はまた違うんですよね。実際に格闘技をやっていると、どれだけロスなく最短距離でパンチを当てられるかということを意識するんです。でもアクションでそれをやると、観ている人たちに手元が見えないので、振りかぶって打たないといけなかったり、逆に格闘技でクセになっていたものを解きほぐしていかないといけなかったりと、そのような点で大変なことがありました。ただ距離感がつかみやすかったし、かわすときの瞬発力も身についていたので、総合格闘技をやっていて良かったなって感じる部分はありました。

――総合格闘技もやっていて、もし喧嘩したら、志尊さんも佐智雄くらいは強そうですか？
ないです、ないです（笑）。でも、中学の時は喧嘩が強い子がいちばんって風潮がありましたよね。腕相撲強い子がいちばん上に立つ、みたいな（笑）。

Check!05

川村壱馬とは
撮影が終わってもよく会ってます

――鬼邪高にはTHE RAMPAGEの川村壱馬くんや吉野北人くんといったフレッシュな面々が揃っていました。共演した印象を教えて下さい。
北人は自由な印象があります（笑）。僕は鬼邪高チームと絡む機会はすくなかったのですが、壱馬はずっと鳳仙の楽屋にいました。クランクアップした後、それぞれのチームで打ち上げしたのに、壱馬は鳳仙の方にもいたんですよ（笑）。撮影中に鳳仙全員で監督と話し合っているときも、ちゃっかりいるんです。「オレも絶対こっちのほうがカッコイイと思うんすよねー」ってずっと言っていて。そういうところが可愛くてしょがない（笑）。でも壱馬は可愛いんだけど、ものすごく信念が強いんです。好き嫌いもハッキリしていて、僕もそうなのですごく波長が合う。撮影が終わった後も、ふたりでご飯に行ったり、カラオケに行ったりしています。

――最後に女のコが観て楽しめるポイントを教えてください。
バカバカしく思われたとしても、男のコはこういうものに本気で生きているんだ、ということを理解していただければ嬉しいです（笑）。喧嘩や血が苦手って女のコもいらっしゃると思うんですが、喧嘩があるからこそ、その内側にある熱い部分を観て欲しいです。もちろんイケメンもたくさん出演しているので、「カッコイイ！」と感じるだけでもいいので（笑）。とにかく劇場に足を運んでみてください。

Profile
志尊淳（しそん・じゅん）
1995年3月5日生まれ。東京都出身。2011年俳優デビュー。2014年『烈車戦隊ドッキュウジャー』のトッキュウ1号で初主演を飾り注目を集める。2018年に主演したドラマ『女子的生活』ではトランスジェンダーを演じて高い評価を受ける。可愛い系からサイコパスな役まで、幅広い役柄を演じ分ける若手実力派俳優。10月8日開幕の舞台NODA・MAP第23回公演 『Q：A Night At The Kabuki』に出演。

information
大ヒット上映中！　映画『HiGH&LOW THE WORST』

出演：鬼邪高校・全日制／川村壱馬、前田公輝、吉野北人、佐藤流司、神尾楓珠,
福山康平、龍、鈴木昂秀、うえきやサトシ、中島健 
鬼邪高校・定時制／山田裕貴、鈴木貴之、一ノ瀬ワタル、清原翔、青木健、陳内将
鳳仙学園／志尊淳、塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史、坂口涼太郎
希望ヶ丘団地・幼馴染／白洲迅、中務裕太、小森隼、富田望生、矢野聖人
©2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店)  HI-AX

撮影／女鹿成二　スタイリング／手塚陽介　ヘア＆メイク／仲田須加　取材・文／佐久間裕子