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【ATEEZ】日本ツアーを完走!ファンへの“愛”を日本語で届けた感動の埼玉公演・最終日レポ

【ATEEZ】日本ツアーを完走!ファンへの“愛”を日本語で届けた感動の埼玉公演・最終日レポ

韓国の8人組ボーイズグループ・ATEEZが、ワールドツアーの日本公演「ATEEZ 2025 WORLD TOUR [IN YOUR FANTASY] IN JAPAN」を完走。9月13日のさいたまスーパーアリーナを皮切りに、兵庫・GLION ARENA KOBEまで全7公演が開催され、約1年7ヶ月ぶりの日本単独ツアーとなりました。ATEEZは「Coachella Valley Music and Arts Festival」への出演や、米ビルボードチャートでの快挙を次々と達成し、世界的アーティストとしてさらなる進化を遂げています。そんな勢いを携えて迎えた日本ツアーのなかから、さいたまスーパーアリーナ3DAYS最終日の模様をお届けします。

生バンドとの融合でさらに深化したATEEZサウンドで幕開け

ステージの巨大LEDに映し出された真紅のオペラカーテンが開くと、重厚なオープニング映像から生バンド演奏がスタート。ATEEZは日本ツアーで初めて生バンドを導入し、サウンドの深みと迫力が格段に増しました。

バーガンディのサテン衣装をまとった8人が登場すると、会場は歓声と赤いライトで包まれます。オープニングの「BOUNCY (K-HOT CHILLI PEPPERS)」では、MINGIとSANが「Make some noise!」と煽り、JONGHOが力強いシャウトで応えるなど、冒頭から圧巻の熱量。

続く「Fireworks (I'm The One)」では炎の演出とともに、HONGJOONGのラップが火を吹くように響き渡り、会場のボルテージは早くも最高潮に。

個性と表現が輝くソロステージ

中盤からは、ATEEZの魅力を一人ひとりの個性で描くソロステージへ。

YUNHOは、白黒のモニターに映るシルエットから登場。「Slide to me」では、長身を活かしたしなやかな動きと大人の色気を放ちます。

続くSEONGHWAは、赤の蛇革ジャケット姿で現れ、「Skin」を妖艶に表現。

赤いライダースジャケットを脱ぎ捨て、シルバーチェーンの衣装で踊る姿は、まるで蛇が脱皮する瞬間のような美しさでした。苦悩と解放を同時に描くようなダンスと表情に、会場から悲鳴にも似た歓声が起こりました。

YEOSANGは雪景色のなかに佇むような照明演出で「Legacy」を披露。真っ白な髪と儚げな表情で“孤独な放浪者”を演じ、幻想的なステージを完成させました。

そして、JONGHOは日本語曲をアカペラで歌い上げ、圧倒的な歌唱力を証明。

WOOYOUNGの「Sagittarius」では星座をテーマにした演出でATINY(ATEEZのファンダム名)に感謝を届けるなど、それぞれが自分だけの“Fantasy”を形にします。

後半ではSANが黒のTシャツ姿で登場し、「Creep」セクシーかつ繊細に表現。会場は歓声に包まれました。

HONGJOONGのDJプレイを含む「NO1」では、会場全体が巨大なクラブに。

続くMINGIの「AUTOBAHN」「ROAR」では、ステージ上の彼も客席のATINYも、まるで我を忘れたように熱狂の渦へ。MINGIが全力で花道を駆け抜け、叫び、その圧倒的なエネルギーに引き込まれると同時に、会場全体が興奮の渦に包まれました。

炎のパフォーマンスから笑顔の乾杯へ

後半は、ATEEZらしいドラマティックな展開へ。YEOSANGの発煙筒が赤く灯ると、会場は一瞬にして戦場へ。「Guerrilla」では、火花と炎が飛び交うなか、まるで魂をぶつけあうような迫力のステージが繰り広げられます。

「Lemon Drop」ではMINGIの「お酒、好きですか?」の一言から乾杯のシーンがスタート。メンバーがカメラに向かって愛嬌を披露し、ペンライトがライティングのように光る光景はまさに幻想的。

続く「Shaboom」では、“二次会”のようにリラックスした空気感のなかで笑顔があふれ、ATINYとの距離をぐっと縮めました。

圧巻のクライマックス――ATEEZが描く“Fantasy”の終幕

そして、本公演の2日後に発売されたJAPAN 2ND FULL ALBUM『Ashes to Light』のタイトル曲「Ash」を披露。

続いて、スローなビートに重なるバイオリンの音色が幻想的に響く「Ice On My Teeth」へ。ラストスパートに向けて、ATINYたちも全身でリズムを刻み、この日いちばんの熱い掛け声が会場を包み込みました。

ギターソロが高らかに響くと、ラストナンバー「In Your Fantasy」へ。

これまでのATEEZをすべて昇華したような圧倒的なパフォーマンスとともに、「僕たちのFantasyは、君たちのなかにある」――そんな余韻を残し、2時間45分に及ぶステージを締めくくりました。

日本語で届けた“ありがとう”、ATINYに贈る感動のアンコール

アンコールでは日本のATINYのために作ったというATEEZメドレーで、「Say My Name」「THANXX」「WORK」「멋(The Real)」など、ATINYと一緒に盛り上がれる楽曲を披露。

メンバーはATINYと目線を交わしながらステージを駆け回りました。

最後のMCでは、メンバー全員がそれぞれ感謝の気持ちを伝え、会場はあたたかい感動に包まれました。

どのメンバーも通訳を介さず、自分の言葉を日本語で伝える姿が印象的でした。

MINGI「みなさん!楽しかったですか?本当に楽しかったですか?今日が最後ですよ。たくさん来てくれて心が本当にうれしいです。ありがとうございます。また会いましょう。愛してるよ!最後に…俺の女!大好きだ」

JONGHO「ATINY楽しかったですか?今日もATINYが僕たちに可愛いとかかっこいいとか言ってくれましたよね。昨日も今日も僕を応援してくれるATINYを見ていると可愛いって思います!

MINGI「めっちゃ喋るじゃん」

JONGHO「ATINYの魅力がいっぱいです!そしてATINYの魅力のおかげで幸せでした。ありがとうございます。ATINY、大好きジョン」

WOOYOUNG「こんばんは、ATINY~!今日も最高のコンサートが終わりですね。あ~…」

MINGI「この愛嬌可愛い」

WOOYOUNG「僕はこの3日間幸せでした。いつも僕たちが来るたびに温かく迎えてくれて、愛してくれて、本当にありがとうございます。皆さんも3日間も幸せな記憶だけがいっぱいだったらうれしいです。

長い間待っていてくれて、いい公演を見せるためにたくさん準備したのですが、喜んでくれたらうれしいです。また会いましょうね。愛してます!」

HONGJOONG「今日は話したいことがあります。まず、埼玉最後の公演をありがとうございます。7年前は想像もできなかったけど、こうして埼玉で3日間公演ができることが本当に光栄で感謝でいっぱいの3日間でした。

こうした愛が当たり前ではなく、ATEEZとATINYにとってどんな意味を持つのか、よくわかっています。だから、次のステップのために僕がもっと頑張ります!いつもありがとうございます!愛しています!愛してる!」

YEOSANG「今日の公演楽しかったですか?僕もATINYと3日間過ごして、たくさんエネルギーをもらいました。ATINYのおかげで素敵な思い出がたくさんできました。この素敵な思い出を大切にしながら、これからもかっこよく走り続けます!

僕がいつも言っていますが、ずっと健康で幸せでいることを願っています!ATINY、おはヨサン~!」

SAN「ATINY~!楽しかった?僕も本当にATINYのおかげで幸せでした。ATINYがいなければ、僕たちもいないです。今日僕、聞きたいことがるんですけど、聞いてもいいですか?

ATINYちゃ~ん!何が好き?」

ATINY「チョコミントよりもATEEZ!」

メンバー「お~!!!」

JONGHO「ルビィちゃ~ん!」

MINGI「SANさんできるよ!」

YEOSANG「ATINYもしましたけど!」

HONGJOONG「SANさんの番ですか(笑)。SANさんがスタートしましたから」

ATINY「ルビィちゃ~ん!」

SAN「は~い!」

ATINY「何が好き?」

SAN「チョコミントよりもあ・な・た♡

………はい、今日もありがとうございます。またね!」

SEONGHWA「この会場に初めて来たときを思い出します。あのときは今のこの瞬間を想像できませんでした。ですが、ATINYのおかげでたくさんの夢ができたと思います。僕の夢になってくれて、希望になってくれて、光になってくれてありがとうございます。

これからも僕の未来にいつも一緒にいてくれてたらうれしいです。また来るその日まで、今日を思い出します。愛してます!ありがトンファ」

YUNHO「ATINY、楽しかったですか?僕も本当に幸せでした。3日間、ATINYがいて楽しかったです。そして、これからもATINYのために新しいアルバムもあるし、新しい日本の活動もあるので、絶対楽しみにしてください!一緒にこれからも行きましょう!これからも期待してください。ありがとうございます!愛してます」

HONGJOONG今日の“Fantasy”一つひとつ、ATINYのものです。心の奥に大事にしまってください」

編集後記

今回の公演は、ただのライブではなく、まるでひとつの芸術作品を体験しているかのようでした。

音楽・演出・感情――そのすべてが、ATEEZという存在の進化を語っていました。キャプテン・HONGJOONGの言葉通り、彼らはすでに“次のステップ”へと踏み出していると実感する公演でした。

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Ray WEB編集部大竹萌寧

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