【黒川想矢】心を動かした言葉とは?今をときめく15才の若手俳優にインタビュー!

5才より芸能活動を開始し、近年でも多くの話題作に出演するなど、さらなる期待を呼んでいる実力派俳優・黒川想矢がRayに登場!今回は、そんな黒川さんの“いま”と“これから”を深掘りしました。知れば知るほどに惹きこまれていく言葉のひとつひとつをたっぷりご堪能ください♡
黒川想矢を知りたくて。
圧倒的な存在感とたしかな演技力……15才ならではの純粋さと15才とは思えないほどの芯の強さをあわせ持つ黒川想矢くんの“いま”と“これから”を深掘り。
見れば見るほど、知れば知るほどにその魅力と才能に惹きこまれていくはず♡
Question今まで影響を受けた作品は?
『リリィ・シュシュのすべて』
「同世代の役者さんたちの作品を見て、すごく素敵だなって影響を受けることも多くあるんですけど、ひとつあげるとしたら『リリイ・シュシュのすべて』が僕はすごく好きなんです。
こんなにも映画を見ていてドキドキすることがあるのかってぐらいに全部にドキドキして、見たときはすごく衝撃を受けました。
主人公がちょうど自分と同じ年ぐらいなのもあるかも。何年後かに見たら、違うことを感じるのかなと思ったので、また見たいです」
Question10年後はどんな人になっていたい?
自分よりもまわりのことを気にかけられる役者でありたい
「カメラでも演技でも、自分よりも大切にできるものがあったらいいなと思います。
あとは、ちゃんと感謝の気持ちが言えるとか……そういう当たり前のことをやっぱりまだ全然できていないように感じるので、まわりのことを気にかけられるやさしい役者さんでありたいし、人でもありたいなって思います。
やさしいっていろんないやさしいがあるからすごく難しいけれども……。でも10年後かぁ、なにしてるかなぁ〜。まだ想像はつかないです(笑)」
Questionお仕事で誰かに言われて印象に残っている言葉は?
是枝裕和監督に言われた「顔は最後でいいんだよ」って言葉です
「3年前に映画『怪物』の撮影で、是枝裕和監督とご一緒したときに『顔は最後でいいんだよ』っていう言葉をもらったんです。
人はみんな感情を隠して生きているから、全部が顔に出るわけじゃないし、指先とかおなかとか意識していないところに感情は出るんだって。
それは本当にそうだなと思ったんですけど、他の現場で『こういう顔をしてください』と言われることもあって……。
その場そのときの正しさがあるんだろうし、それはそれですごくおもしろいと思うけど、どうしたらいいんだろうって考えてしまうこともあるんです。
それでもやっぱり是枝監督の言葉は頭に残っているし、そのあとある俳優さんに『監督の脳みそのなかにあるものをできるだけはっきり想像するってことをやればいいんだよ』と言われたんですけど、それも結構グサッときたのでよく思い出す言葉ではあります」

撮影/濱中良竹 スタイリング/仲田千咲 ヘア&メイク/山田マキ(Lila)デザイン/福原友規(ma-h gra)取材・文/アンドウヨーコ
あわせて読みたい








