【写真家・MARCO×本田紗来】セッションで創る!儚くもあどけない「ロマンティックな世界」♡

「撮る人と撮られる人」で生み出される作品たち♡ 今回は、「バレリーナの見る夢」をテーマに、写真家・MARCOさん×本田紗来によるセッションでお互いに感じたことや、撮影で意識していたことなどを語ってもらいました。今だから見られる紗来のピュアな表情もお見逃しなく!
写真家・MARCO×Rayモデル・本田紗来
theme:バレリーナの見る夢
テーマという空間と撮られる人の雰囲気が重なる瞬間を探す。
今回が初セッションだった2人。
MARCOさんの作り出す、甘い世界感に没入するような撮影を終えて、撮る人と撮られる人が感じたお互いのこと。

MARCOさんが感じたピュアな紗来
MARCO:メイクルームで初めて会ってお顔を見たときのパッとした透明感が素晴らしくて、それをいちばん大事にしようと決めていました。
まだすごくピュアであどけない。そんな今しか撮れない本田紗来さんを引き出せたらなって。
実際に、本田さんは“自分の夢の世界に迷い込んだバレリーナ”というちょっとヘンテコなテーマの世界観を爽やかにこなしてくれましたし!
実は、事前の打ちあわせでは、甘さコテコテにならないかなって心配したりもしていたんです。だけど、甘いセットとあわさったときに、いい感じに抜け感を出してくれた気がします。
オトナの色気からくる抜け感とはまた違って、あどけなさとピュアさが作る抜け感がすごく素敵だった。だけど、本田さんの場合はもっといろんなテーマも似あいそう!
本田紗来(以下:紗来):本当ですか?甘い印象とはよく言っていただけるんですが、いろんなテイストがハマりそうとプロのカメラマンさんに言ってもらえるのはうれしいです。

紗来の生まれながらに持っている特別な才能
紗来:今日はMARCOさんのやわらかな人柄というか、包み込んでくれる感じがして、私もカメラの前で構えすぎず、自然体でいられました。
いろんなポージングを「こういう感じはどうかな?」って一緒に考えてくれるような感じで、撮影を楽しいなって思わせてくれるような方でした!
MARCO:もうそれに気づいてるのがスゴイし、そう言ってもらえたのがうれしいですね、ありがとう!
一方通行だったってモデルさんに思われてしまうと、その日の撮影は失敗だなと思っているので。
今日も基本的には世界観を作って、あとはその中で自由に感じるように動いてほしいと思っていました。
カメラの画角に入ったときに、もっとこっち側に来てとか、そういう指示はもちろんするんだけど、表情や世界観は本田さんの作り出したもの。
生まれながらに持っている勘のよさを感じたし、経験値だけでは補えない特別な才能だと思います。
紗来:そうなんですかね(照)。撮影中、スタッフのみなさんがこれいいねって盛り上がる瞬間があって、そのたびに「みんなが求めてるのが、この感じか」って、すりあわせるようなことはやっていたかも。
今までは撮られる最中にぐるぐる考えを巡らせていたんです。こうやって見せなきゃとか、ポーズがワンパターンじゃないかなとか。
今思うと、今日はそういうのがなかったです、ある意味、没頭する時間みたいな感覚で。
撮影はモデルとカメラマンと空間のセッション
紗来:そして、こんなにバレエコアって感じのコーディネートを用意してもらえたのは初めて!
ガーリーなセットも衣装も、何もかもが大好きな世界観すぎたので、撮影に夢中になれたのかもしれません。
セットも私に似あうかを考えて用意してくださったと聞いてそういう特別感に撮影中は終始、気分がアガりました。
MARCO:そう思ってもらえたのがよかった~。
あわないテーマにモデルさんをぶち込んでもうまくいかないし、でもそれが表面的すぎてもつまらない。セットという空間とモデルさんの重なりあう部分を探るようにしています。
だけど、撮影ってジャズのセッションみたいなものでセットがすべてではないんです。
撮る人と撮られる人が刺激しあって、どこを切り取るか、どう動くかが、自然と変わっていって新しいものが作れたらいいなって思っていて。
今日の世界観とかセットとか、写真はこういうテンションでとふわっとイメージはしてはいても、現場に行ってからが勝負みたいなところはあるし、なんなら撮ってみないとわからないことだらけ。
特に、はじめましてな撮影はそこが刺激的で私は好きなんです。

撮影/TISCH(MARE)スタイリング/稲葉有理奈(KIND)ヘア&メイク/福岡玲衣(W)モデル/本田紗来(本誌専属)
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