【Ray的オトナの新常識】大人と話すマナーが必要!知っておくべき"正しい言葉使い"
※20才になるとこんなイタイことはダメ!
年上のオトナ相手に変な日本語でしゃべっちゃう
めったに会わない、オトナの社会人を意識しすぎて、場にそぐわない日本語を乱用。相手が不快感を覚えちゃいます。
Check!相手を思いやる手段が丁寧な言葉づかいなんです
正しい言葉づかいとは人の立場に立つこと。例えば自分がいいと思っていても、相手がどう思っているかを考えて、使うことがいちばん重要。はじめましての人でも思いやって話すことで相手の気分がよくなる。そして自分もHAPPYになってお互いにプラスになることが本当の目的なんです。
Point敬語が必要なPoint!
- 公私のけじめを敬語で 明確にできる
- 自分の立場、役割を 明確にする
- 思いやりを状況に 適した形で表現
正しい敬語! 『基本のき』の方程式
学校で習った、尊敬・謙譲・丁寧語をフォローするのがやっぱりベスト! 応用しやすい方程式で覚えちゃうのが◎です♪
【 尊敬語 】
相手の動作や状態に対して尊敬の気持ちを表す
尊敬語というのは文字通り「尊敬の意」をあらわしているので、会社の上司や取引先の相手などに対して「相手を立てるとき」に使うことが多くなります。
お(ご) + ~になる
用途 ● ご購入になる ● お話しになる
~れる、られる
用途 ● 来られる ● 楽しまれる
お(ご)~
用途 ● お電話 ● ご著書
【 謙譲語 】
自分の動作をへりくだって相手への敬意を表す
へりくだった表現をすることにより、相対的に話す相手に対して敬意を表すもの。主体はあくまで自分。主語を自分にあてたときに動詞を変えて使うことが多い。
お(ご) + する(いたす)
用途 ● お渡しする ● お願いする
お(ご) + いただく
用途 ● お招きいただく ● ご説明いただく
お(ご) + 申し上げる
用途 ● お伝え申し上げる ● お届け申し上げる
拝 + ~する
用途 ● 拝見する ● 拝読する
【 丁寧語 】
言葉を文字通り丁寧にして表現する
基本的に相手の動作を丁寧にいう言葉。名詞の頭に「お」や「ご」をつけたり、語尾に「です」「ます」をつけることで丁寧な表現に変わります。
~ます、~です
用途 ● 飲みます ● 光栄です
お(ご)~
用途 ● お茶 ● お食事
実は間違い?『バイト敬語』の落とし穴!
アルバイトでみんなが使う言葉はつい正しいと思いがち。実は日本語としては間違っているので、あるあるな間違い敬語を紹介します。
NGよろしかったでしょうか
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OK よろしいでしょうか
NGの「かった」は過去・確認の意味を持ちます。このニュアンスだと押しつけがましいと受けとる人がいることも……。
NGおつりのほうは千円になります
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OK おつりは千円です
NGの「のほう」は、2つのものを比べるときの言葉。なんにでも「のほう」をつけるのは誤りです。
NGご苦労さまです
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OKお疲れさまです
もともと自分より下の人に対して使うねぎらいの言葉。実は不愉快に思われるなんてことも。
NG ご利用できません
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OKご利用になれません
「利用する」のはお客さまであるので、右ページの敬語の方程式の尊敬語の「ご~になる」のが正しい使い方です。
NG レシートのお返しです
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OKレシートをお渡しします
レシートはそもそもお客さまが受け取るもので、お店から返すものではないのでお渡ししますが正解。
NG お休みをいただいております
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OK本日休みをとっています
お客さまからお休みをもらっているのではないので、「いただく」とかへりくだった言い方をしなくても差し支えなし。
NG 千円からお預かりします
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OK千円お預かりします
千円の中から一部を受け取り、おつりを返すという感覚なのかもしれませんが、「から」は必要ありません。
NG おしぼりになります
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OKおしぼりです
「~になる」はある状態から別の状態に変化する意味。ぶっきらぼうかもしれませんが、「です」をつければOK。
あなたはどっち? 『モテるorブサイク』な言葉づかい
普段使っていたのはブサイクな日本語だった! みんなが使いがちなダメな言葉づかいをピックアップ。あなたはどっち?
CASE1言葉尻に「さ」をつける
ブサイク
「昨日さ、スマホ落としちゃってホントにさ~、大変!」
モテる
「昨日は、スマホ落としちゃって大変だったの」
CASE2単語だけで話す
ブサイク
「食事? すんだ? デザート? あとで」
モテる
「食事ならすませました。デザートですか? ありがとう、あとでいただきます」
CASE3言葉の前後を逆転させる
ブサイク
「いいですよね?帰っても。終わったから。借りてたレポート、ここだけど。置いておく」
モテる
「借りてたレポート、終わったからこちらに置きます。今日はこれで帰るね」
きれいな日本語でみんなのイメージもアップ!
モテる日本語=耳になじみのいい、きれいな日本語。きちんと使うことで、年上、年下、男女も関係なく好印象を与えます。特に最近はSNSなどを頻繁に使うことも多く、日本語が乱れがち。突然丁寧な言い回しはできないので、普段から心がけましょう!
教えてくれたのは...
西出ひろ子さん ●マナーコンサルタント。300社以上の企業でマナーコンサルタントを行っている。近著は『かつてない結果を導く 超「接待」術』(青春出版社)。