「まだ何も決めてない…」乗り遅れ就活生向け!短期間必勝就活マニュアル
▶▶2018卒の特徴を知ることから始めよう
①売り手市場である
「売り手市場」「買い手市場」という言葉を聞いたことはありますか?私もなんとなくでしか聞いたことがなく、理解不足だったのですが、上田さんに分かりやすく教えてもらいました!
『売り手は学生側、買い手が企業側を表しています。今年は景気がいいので、売り手市場。学生側が有利な状況ってことです。もっと分かりやすく言うと、たくさんの企業がうちに来てください!と言っている状態ですね。去年も売り手市場だったので、多い人で5、6社内定をもらっていました』(上田さん)
つまり、数年前のいわゆる就職難と呼ばれていた時代は買い手市場だったってこと。今年なら、今からでも頑張れば内定をもらえる確率は高いかも?
②インターンシップが盛んである
夏や秋冬に行われていたインターンシップ。参加したことがある学生も多いですよね。今年は特にインターンシップが盛んだったと上田さんは言います。
『就活の解禁が3月、面接解禁が6月。期間が短いということで、1dayのインターンシップが盛んだった印象があります』(上田さん)
そこで気にしてほしいのが、面接解禁が6月という情報。経団連によって正式に定められていますよね。ゼミやサークルの先輩やOBOG訪問の際に聞いてすでに知っている方も多いと思いますが、実は…。
『6月が面接解禁だからって、6月から就活をしようと思っている人もいるかもしれないけれど、実際6月1日には、ベンチャー企業や中小企業を中心に、もう内々定が出ていることも多いです。だから活動は6月からじゃなくて、6月で終わる人も多いってことを覚えておいてほしいです』(上田さん)
実際、私の周りでも、すでにどんどん選考を進めていっている友達も多くいます。スタートダッシュに遅れてしまった人は、今からでいいので気になる企業にエントリーしていきましょう!
そして3つ目の特徴とは?
③女子の人気は今年も金融である
Ray読者のみなさんのなかにも目指している人がいるかもしれませんね。金融業界は去年に引き続き大人気のようですよ。
『女子大学生の人気は相変わらず金融です。採用人数が多いから入れそうな気がするのでしょうか?去年は正社員の採用枠が増えたせいか、航空業界もとっても人気でした』(上田さん)
まだ業界が絞れていない人は、人気の業界をチラ見してみることもおすすめします!
▶▶まずは業界を選ぼう!
①どうやって選べばいいのか全くわからない
やりたいことが何一つ見つからない! だから就職活動を始められない、進めることができない! そんな人は必見。どうしても業界を絞れない人に向けて、アドバイスを聞いてきました。
『目標なくどこでもいいかなーって思いつつ就活をはじめる子たちは、まず、好きなことから考えましょう。本が好きだったら出版とか…。Rayの読者ってことはファッションやコスメが好きな子が多いのかな? じゃあアパレル、化粧業界とか。まずは好きなものから業界を決めていきましょう。2つ目は、自分が大学で勉強している分野で決めるということ。理系は特に、先輩にもその業界に行っている人が多い傾向があるのでオススメです。3つ目は、自分のアルバイト先に関係のあるところですね』(上田さん)
好きなこと、大学で勉強していること、アルバイト先に関係があること。この3つを考えたときに思い浮かべられる業界・企業をマイナビやリクナビなどの就活サイトで調べてみることが始めの一歩!
『なぜその3つなのかというと、面接やエントリーシートで聞かれることは、だいたい大学時代のことだからなんです。つまり、大学時代のエピソードがあるようなことから考えていくことが近道! 逆に言うと、エピソードが思いつけないような業界はちょっと難しいですよ』(上田さん)
なるべく自分の体験に紐づいた業界を選ぶことが、エントリーシートや面接での受け答えにも直結し、内定への近道になるってことなんですね。業界を選ぶときは、どうしてその業界にしたのか答えられるような大学時代のエピソードも一緒に探してみましょう。
②業界は多くても3つまで!
けれど、好きなこと、大学で勉強していること、アルバイト先に関係があること。この3つに関連する業界をすべて候補に入れればいいのかというと、そうではありません。たくさんの業界をバラバラにエントリーしてしまうと、企業研究にも膨大な時間がかかってしまいます。それは今からでは間に合わない!
『業界によって給与も待遇も変わってくるので、同じ業界の中で企業を比較していくほうが時間短縮にも繋がります。ある程度は絞っていくことが大事です。でも1つでは少ないので、自分の体験に基づいた業界を2・3個候補にしていきましょう』(上田さん)
候補に出した業界のなかで企業を比べて、自分に合いそうな企業は片っ端からエントリーしてみて。エクセルで企業を比較したシートを作成すると、情報管理にも役立ちますよ!
業界を決めたあと、次にしてみることは…?
▶▶OBOG訪問をしてみよう
だいたい業界を選んだら、説明会やOBOG訪問に積極的に参加しましょう。直接企業の人から話を聞けるチャンスです! 実際、私もいくつかの企業の説明会に参加してみましたが、インターネット上にある情報では知ることができない社内の雰囲気なども感じられ、とても有意義だと思います。
『説明会やインターンシップで会社の様子や情報を知ることもいいけれど、一番のおすすめはOBOG訪問です。説明会やインターンでは人事の人がいる場合が多いので、人事には聞けないようなことをOBOGに聞くことが大事です』(上田さん)
確かに給与のことや実際の部署異動のこと、残業時間のことなど、人事の方には聞きにくいこともありますよね。
『サークルに入っていない子はOBOGとの繋がりが薄く頼みにくいこともあると思いますが、インターンシップで出会った社員さんに紹介してもらう方法などもあります。女子が訪問するなら必ずOGに頼みましょう。育児休暇のことや職場復帰のことなども聞いてみてください』(上田さん)
OBOGの方とお話しすることで、他の学生は知らない情報を知ることができるかもしれません。できるだけ早いうちにOBOG訪問をしていくことが内定獲得に繋がっていくかもしれないですね。
※OBOG訪問でこれだけは聞くべき2大質問
実際OBOG訪問をすることになって、就活生が悩むのは「何を聞けばいいんだろう?」ということ。今回はこれだけは絶対に聞いてほしいという質問を2つ教えてもらいました!
①「入社してから、どういう仕事をしてきましたか?」
これはOBOGの方の社歴を聞く質問。
『会社のなかでどういう仕事をしてきたのか、今はどんな仕事をしているのかを具体的に聞いてみてください。自分がその企業に入社したときのイメージがわくと良いですね』(上田さん)
この質問をすることで、仕事内容を詳しく知ることができるだけでなく、異動はどのくらいの間隔で行われるのか、人間関係はどうかなど、実際に働いていくイメージがつきやすくなるそうです。
②「どういう人材を求めていると思われますか?私はどうでしょうか?」
自分の就活へアドバイスをしてもらうことも忘れずに。
『どんな人材を求めているのか、このエントリーシートはどうでしょうか、と自分の就活に活かせるような質問や添削をお願いしてみましょう。最後の質問として、就活のなかでどういうところに気を付ければいいのか教えてもらうこともオススメです。もっとゆっくり話したほうがいいとか、話すときにもっと目を合わせようとか、面接時に活かせるアドバイスをもらえることもあります』(上田さん)
エントリーシートの添削は事前にメールや電話でお願いしておくとスムーズに添削してもらえます。後日添削してもらうことはNG。OBOGの方も社会人で、忙しい合間をぬって相手してくれていることを意識しましょう!
さて、今回の記事では今年の就活の特徴・志望業界の決め方・OBOG訪問のコツをお伝えしました。ここまでできればかなりスタートダッシュに遅れた分も取り戻せているのではないでしょうか?次回は自己分析や面接練習法など、今すぐ試せる実践的なことを教えてもらいました。お楽しみに!
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今回話を伺ったのは、「ハナマルキャリア」代表・上田晶美さん。
内定率100パーセントを誇る「ハナマルキャリア」は、『自分らしい就活をする』を合言葉にした就活塾。講師は全員キャリアコンサルタントの資格をもつプロであることが特徴的です。
【住所】東京都渋谷区渋谷2-10-16 池川ビル4F
【電話】03-6681-6899
【ホームページ】http://hanamaru-souken.com/
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