【内定複数GETのヒミツ①】サークル不参加・資格ゼロでも問題ない?
今回は、前回の取材でお世話になった就活塾「就活.salon」の卒業生Yさんに話を聞いてみました。TOEICも資格も持っておらず、サークル活動にも参加していなかったYさんは、実はメガバンクの内定者!それだけではなく、他の銀行や、大手旅行代理店の内定も獲得したんです。どうやって勝ち取ったのか?その秘密に迫ります!
大手企業の内定獲得に特別な経験・スキルはいらない!
今回取材に協力してくれたYさんは、明治学院大学の社会学部社会福祉学科に所属する四年生。笑顔がとっても素敵な女性です。内定先は第一志望だった某メガバンク。けれどYさんは『私は本当になにもやってこなかった』と言います。
『私はサークルとか部活とか、何も入っていないんです。英語が苦手で、TOEICも受けたことないですし、資格も持っていなくて、履歴書に書いたのは自動車免許だけでした(笑)』(Yさん)
大手の企業やメガバンクに入るには、TOEICや資格があると有利だとよく聞くので、私はすごく驚いてしまいました。サークルや部活もよくエントリーシートの具体例として出てくるエピソードになりそうな要素。
そんな資格やサークル参加の経験のないYさんがメガバンクや大手企業に内定をもらえたのはなんで?また、提出した24社中24社通過したYさんのエントリーシートのヒミツって?気になる内容を詳しく聞いてきました!
①自己分析は、じっくりと
Yさんにとって一番大変だったことは、企業研究と同時に始めた自己分析だったそうです。
『サークルも資格もなかったので、自己分析やエントリーシートの内容を考えることに一番時間がかかりました。まず何がネタにできるかというところから始めました。形になってきたのは2月です』(Yさん)
自己分析に時間をかけて、自分の強み、それをアピールできるような具体的なエピソードをしっかりと固めたそうです。
▶自己分析のポイント
Yさんが10月から2月まで時間をかけて行った自己分析。自分の強みやアピールポイントをきちんと把握することで、面接で突っ込まれたときにもスラスラと答えられたのではないでしょうか。それが大手企業からの内定獲得のヒミツかも。
Yさんは数か月の時間をかけていましたが、今はもう3月。今から私たちが面接までに間に合わせる方法はないのでしょうか?自己分析のポイントを教えてもらいました。
『私が自己分析をするときに心がけていたことは、深く掘り下げていくこと。言いたいエピソードを1つ思い浮かべて、どうしてこういう行動をしたの?とか、どうして始めようとおもったの?とか、理由を考えていくところから始めました。どの角度から質問がきても答えられるくらいにしておくといいと思います』(Yさん)
今まで自分で行った自己分析にプラスして、エピソード中心に考え、そのエピソードについてはどんな角度から質問されてもいいように掘り下げておく。これくらいなら、今からでもできますね!
次のページではYさんが実際にエントリーシートに記入していた具体例を紹介!
▶Yさんの具体例
Yさんは最初に述べたようにサークルに所属していません。だから、具体例として出すエピソードはカフェでのアルバイト経験か国際福祉系のゼミの話に決めていたそうです。
『私はカフェのアルバイトでは、教育係をしていました。自分がお店で一番わかりやすい教え方ができるように頑張った経験を、自己PRの具体例として使いました。目的達成のための責任感が強みです、という書き出しから始まって、こういう課題があって、それを克服するために、こういう工夫をして、最終的には一番多く育成の機会を任されましたっていう展開にしました。定番かもしれないけど、課題解決の形です』(Yさん)
なるほど。特別な経験がなくても、普段の生活のちょっとした話を膨らませたり、深く掘り下げて考えていけば、Yさんのような自己PRが完成するんですね。
②興味のない企業の説明会に行くと、企業研究に役立つ!
そもそもYさんが就職を意識し始めたのは、大学3年生の夏休みが終わってから。10月に就活塾「就活.salon」に入ったそうです。そもそもYさんが就活塾に入塾しようとおもったきっかけは何なのでしょうか?
『周りの人がわりと夏にインターンシップに参加していたのですが、わたしは一つも参加しなかったので、焦っていたのがきっかけです。自分の学科は一般企業ではなくて、福祉施設や国家試験を受ける人が多いので、周りと同じようにしていたら、自分は就職できないと思ったんです』(Yさん)
Yさんだけではなく、不安だから、また、自分一人の力ではできないと思ったからという理由で就活塾に来る学生はとても多いみたい。Yさんは大学のキャリアセンターを活用するよりも、一対一で向き合って面接練習なども何度もやってくれる就活塾を選んだそうです。
『特にやりたいということもなくて、金融か旅行にしようかな~?くらいのあいまいな気持ちから始まりました。なんとなく安定しているし、働いているイメージがしやすい職業だったので』(Yさん)
そんな軽い気持ちから金融、旅行を志望業界と決め、企業を調べ始めたYさん。3月になってからは、金融と旅行業界だけではなく、住宅メーカーなど他の業界の説明会にも参加してみたそうです。
『学校内の合同説明会は、自分が行きたい企業が来てる日に、他の企業も見てみました。そこで知った企業を受けたりもしましたし、逆に、希望じゃない業界や企業を見てみることで、やっぱり金融がいいなという思いが強くなった気がします』(Yさん)
つまり、興味のない企業でも実際に説明会などで話を聞いてみることで、意外と関心を抱いて選考に進もうと思ったり、逆に、やっぱり合わないとか、やっぱりこっちのほうがいい、など、自分が行きたい理由が明確になりやすくなったりすることがあるってこと!興味がない企業・業界だからと完全にシャットアウトするのではなく、色々なところをチラ見してみることもおすすめです。
③筆記試験対策は、なるべく早くから
年明けからはSPIの勉強も始めたYさん。SPIの話になると、Yさんは困った顔に。
『ずっとやりたくなくて、勉強は後回しにしていました。一冊本を買って、それだけを繰り返したやる方法で勉強しました。でもやっぱり点数は取れなくて。内定後にSPIの点数はどうでしたかって聞いてみたら、本当によくなかったよって言われました(笑)。できるかぎりは、対策していたほうがいいと思います…』(Yさん)
筆記試験はもう目前に迫っている人も多いかもしれませんが、今からでもできる限りいい点がとれるように勉強時間を確保して、対策していくことが大事かもしれませんね。
▶就活の軸を決めておくことが大事!
Yさんはじっくりと自分自身と向き合った自己分析、興味のない説明会にも行くことで視野を広げた客観的な企業選び、一冊を選んで繰り返し解く方法で筆記試験対策をしたことで、大人気大手企業から内定を複数もらったんですね。そんなYさんですが、もらった内定先の業界は、金融と旅行系。全然傾向が違うんです!Rayの読者のみなさんのなかにも、色んな業界を受けてみる人は多いかもしれません。
しかし、よく面接で聞かれることとして「他にどういう業界を受けていますか」という質問から、「銀行と旅行は傾向が違うけど、どうして受けたの?」というものがありますよね。このときの返答で、「適当に片っ端から受けているのではないか?」と企業側に思われないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか?Yさんはこのように答えていたそうです。
『銀行のこういうところと、旅行のこういうところが似ている、っていう共通点を探していました。私の場合は、人に寄り添い、身近な人を大切にしているところ、と答えていました。共通点があるから、自分の受けているところには同じ要素があるんですっていう答え方をするようにしていました』(Yさん)
確かに、共通点があるというと、興味があるところをバラバラに受けているわけではなく統一感がある、軸があって就活をしている、ということが伝わりますね。このように、どのような業界を受けても、共通する部分、軸をもって就活をすることをおすすめします。
今回Yさんの志望企業選び、自己分析、筆記試験対策についての話を伺って、Yさんが大手企業から内定をもらえた秘密は、なによりも、じっくりと行った自己分析にあるのかなと感じました。
私個人的には、Yさんの自己PRの話が参考になりました。何か個性的で特別な経験がなくても、ささいな出来事がしっかりとした自己PRにつながると聞いて、勇気がわいてきました!
次回はYさんの内定獲得のもうひとつのヒミツについて迫ります。志望動機に悩んでいる人は必見です!
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今回お話を伺ったのは「就活.salon」の卒業生Yさん。明治学院大学の4年生で、メガバンクの内定者です。他にも大手旅行代理店や他銀行からも内定を獲得しています。
内定率100パーセントを誇る「就活.salon」は、『内定を獲得することに特化した』結果の出るメソッドを持ち、『
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