【杉野遥亮】見てくださる方の活力になりたい!最新ドラマの見どころとは?
Check!1五島列島での撮影はいかがですか?
「五島はすごくいい場所なんです。自然と僕も、携帯を触らなくなっていました。海がとんでもなくキレイなんです。あと五島の真ん中に鬼岳っていう場所があるのですが、簡単に頂上まで登れて、頂上ではピクニックをしているおじいちゃん、おばあちゃんがいたりします。
その景色を見ているだけで心がパッと晴れるんです。そんな五島の自然をおさめたこのドラマは、すごく癒されるものがあるなと思います。それに、僕が演じている清舟は、毎日を一生懸命に生きていて、勇気をもらえる存在だと思うんです。
週の真ん中に、見てくださる方の活力になったり、エネルギーを与えられるような作品をつくりたい。おこがましいですが、そう思って撮影に臨んでいます」
Check!2子役の「なる」ちゃんとは、どんなふうにコミュニケーションを?
「なるはいい意味で大人を困らせる、魅力的な子なんです(笑)。そこが可愛らしくもあるんですけど、僕は結構怒ったりしてます。『ここは仕事の場だよ』って。ドラマの中でも清舟がなるに対して、強く言うシーンがあるんです。
そのとき監督に『子どもにこんなこと言って大丈夫なんですか』って確認したんですけど、よく考えたら自分も結構な頻度でなるに対して怒っているなと(笑)。そこは役と変わらないなと思いました。
ただ、現場では厳しい面を見せることが多いので、そのぶんちゃんとできたときはジュースを買ってあげたり、褒めるようにしています。そうしないと嫌われてしまいそうで……(苦笑)。
でも、なるは本当に頑張り屋さんで、弱音を吐かずに頑張っている姿を見ると僕も勇気をもらえるし、スタッフさんも頑張れる。そういう循環で今、作品をつくっている感じです」
Check!3清舟という役を演じて、刺激を受ける部分はありますか?
「清舟はめちゃくちゃ子どもなんです。東京から五島列島に移り住んで、6才の子どもにも自分のイライラを本気でぶつけてしまう。なにかあるとすぐにヘコみますし。でも、素直でいいヤツなんです。
例えば1話では、ちゃんと『ごめんなさい』が言えるようになる。それは意外と簡単なようで、難しいことだなと思います。吸収力がすごくて、どんどん成長していく清舟を見習いたいなと思いながら、お芝居しています」
More!『ばらかもん』
フジテレビ系 毎週水曜22時~
書道だけを支えに生きてきた都会育ちの書道家・清舟(杉野遥亮)が、五島列島で出会った島民たちとの交流を通じ、成長していくハートフル“島”コメディ。さまざまなトラブルに巻き込まれながらも、新たな書の境地を開く。
profile
すぎの・ようすけ
●1995年9月18日生まれ、千葉県出身。『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』でドラマデビュー。『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』の黒川役が話題を集め、現在は大河ドラマ『どうする家康』にも出演中。
撮影/藤原宏(Pygmy Company) スタイリング/伊藤省吾(sitor) ヘア&メイク/KOTARO 取材・文/山口昭子 撮影協力/バックグラウンズファクトリー、EASE