【川村壱馬&吉野北人】寮生活で生まれた絆。“地元&上京生活”の思い出話
TOKYO STORY
寮生活があったから生まれたメンバーとの絆
川村壱馬(以下・K):上京したのは2人とも同じころで、最初は電車がきつかったよね。
吉野北人(以下・H):全然わからなかった。路線もいろいろ分かれてるから、移動のたびに「何番線に行って......」って調べて。
K:急に地上と地下がリンクする路線あるよね?僕はあれが意味わからなくて、なんでやねん!って思ってた(笑)。東京に比べると大阪は簡単、御堂筋ポーン行ったらええねん。
H:ポーンって(笑)。僕の地元の小林(宮崎県小林市)は、1路線で無人駅。しかも1両しかないから。
K:もはや路線バス?
H:バスです!(笑)あと僕は、上京するまでスターバックスをあまり飲んだことがなくて。壱馬と一緒に行ったことも思い出ですね。
壱馬はキャラメルフラペチーノを頼んでいて、「これおいしいで~」「チョコチップ追加してみ?」って教えてくれて。
K:なんでカスタム知ってたんやろう、僕(笑)。
H:それを頼んだらビックリするくらいおいしくて。そこから僕のスターバックス人生が始まりました(笑)。小林にはないですからね、東京の味がしました。
K:僕が上京してワクワクしたことは、活動全般というか。歌やダンスのスキルアップは大変でしたけど、恵まれた環境で活動させてもらえて。あらためて社会人、大人になった気分がしてうれしかったですね。寮生活で親もいなかったし。
H:壱馬はホームシックにもならなかったんだよね。
K:「寂しい」とか「帰りたい」とはならなかった。
H:僕はもう......めっちゃ帰りたかったです(笑)。こっちに来てすぐ風邪引きましたもん。ひとりで寮に帰って寝込んで「帰りたい......」って泣きました。
K:僕は昔から自立したいとか、ひとり暮らししたいっていう欲が大きかったから。
H:それがすごい。本当に真逆だ。
K:寮生活も楽しんでた気がする。
H:寮では半年に1回くらい部屋替えみたいなものがあって、それが楽しかったな。
K:上京して最初は、同じ部屋だったよね。RIKUさんと北人と僕のボーカル部屋。
H:今では考えられない。
K:RIKUさんは一挙手一投足、なにからなにまで口に出してから全部やるので。「あ、洗濯しないと!」「あ、お風呂入らないと!」って(笑)。
H:報告したがりなんで(笑)。いい思い出です。
K:寮生活は5年くらいあって。その期間があったから「みんなで頑張ろうぜ」っていう、絆が生まれたのかなと思いますね。
地元ライブでメンバーを街案内するなら…!?
K:地元でライブをすると父親がよく見に来てくれるので、それはうれしいですよね。
でもメンバーを街案内したりとかは、ないかも。高校で上京したので、メンバーを連れて行けるような場所を知らないんですよ。
当時は自転車で遠出して川で遊んだり、トンネルで肝試ししたりとか。そこに連れて行くわけにはいかない(笑)。
H:いや行きたい、行きたいよ!宮崎ではあまりライブをやったことがないので、やりたいですね。案内するなら海かな。
K:海からも星見えるん?
H:星を見るならやっぱり小林まで行かないと。
K:あ、場所が違うんや。
H:小林に行くにはちょっと時間がかかる。でも時間をかけただけの星空が見られるので。
K:北人と出会ってからこの8年で、何回も星の話を聞いてるんですけど、まだ1度も行けてない。
H:人生で1度は見たほうがいいよ。見ないなんてもったいない!しかも流れ星がたくさん流れるんですよ。
昨年も地元に帰って、たまたま上を見たら隕石みたいな流れ星がぶわ~っと。願い事してる場合じゃないです。
K:それはヤバいな!(笑)
Check!5th Album『ROUND & ROUND』
通常盤 5,720円/rhythm zone
2023年2月22日発売
THE RAMPAGEの5枚目となるアルバム。CDには映画『HiGH&LOW THE WORST X』主題歌「THE POWER」などのシングル曲に加え、アルバムリード曲「NO GRAVITY」などの新曲4曲を含む全12曲を収録。
PROFILE
川村壱馬(かわむら・かずま)
1997年1月7日生まれ、大阪府出身。THE RAMPAGEのボーカリストとして、2017年1月にメジャーデビュー。昨年は『HiGH&LOW THE WORST X』『貞子DX』などに出演し、俳優業でも活躍。
吉野北人(よしの・ほくと)
1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。THE RAMPAGEのボーカリスト。俳優としても活躍し、近年の出演作に『トーキョー製麺所』『魔法のリノベ』など。現在は、ドラマ『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)に出演中。
Photograph:Yuzo Touge Styling:Keisuke Yoshida Hair&Make-up:oya(KIND · for Kazuma) Hair&Make-up:Aki(KIND · for Hokuto) Text:Akiko Yamaguchi