【中山優馬】が新たに挑戦する!舞台『ダディ』への意気込み&魅力って?
Check!1今回の作品は会話劇ということですが、話していて刺激を受けるのはどんな人?
技術者、職人さんです。
漁師さん、料理人さんなど、その道を極めた人の話はおもしろい。細かいところにこだわるけど、意外なところはどうでもよかったりする、そういう感覚的なところを知るのがおもしろいんです。
Check!2今いちばん話してみたい人は?
魚から血を抜く、"究極の血抜き"っていうのを開発した人がいるんです。そのノズルを作った津本さんっていう人の話は聞いてみたい。
Check!3そういう情報はどこから!?
好きなことに関する情報って、自然と入ってくるんですよ。
この間、大阪でお刺身を食べていたら、これは"津本式で、究極の血抜きをした魚です"って言われて。そういう引き寄せってあるんです。
Check!4いろんなジャンルの作品に出演し、またたくさんの作品に触れてきた上で、読者に舞台の魅力を伝えるとしたら?
人の人生を、目の前で見て、感じることができるのはすごいことやと思う。不幸な物語だったら、ああ、自分は幸せなんやなって感じられるかもしれない。
動画や映像作品など、いまは無料で見られるものが増えているし、映画に比べたら、学生にとっては演劇は高いなと感じてしまうよね。それでも、素敵な作品と出会ったときの満足感はとてつもなく大きいと思います。
Check!5今作での見どころは!?
台本にプールでのシーンが結構出てくるんですけど、実際にプールのセットを作るみたいで。遊園地みたいになるのかな!?と、今からすごく楽しみです。親しみのある劇って、俺はそういうセットも含めたものだと思っていて。
なにも使わず、すべてを芝居で見せていく演劇もあって、それはそれで素晴らしいんですが、一方でユニバ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のウォーターワールドみたいなエンターテインメントに振り切っているのも、目の前で体験できたら楽しいじゃないですか。
視覚的な装置や表現も、ひとつの大きな魅力です。舞台にプールがあるなんて、ワクワクしますよ。だって水って、芝居しないでしょ(笑)。
水は水ですよね
そう。なにするかわからない。水の中で逆立ちするから、鼻に入らんといてね、って言っても水は勝手に入ってくるやろうし。そうなったときに自分はどうなるのか!?そういうのが楽しみのひとつでもある。いつ爆発するかわからない、時限爆弾みたいな感じで。
Check!6想定通りにいかないことを楽しめるタイプ!?
わりと好きですね。そういうのがひとつあると、結束がかたくなるし、チーム力が上がるんです。いままでの経験上ね。対応できるかどうかはまた別の話やけど(笑)、ワクワクはします。
Check!7いろんな作品をやってきた中で、今回の作品の難易度はかなり高いほう?
海外の翻訳作品って、ほとんど予想がつかない感じのことが多いんです。どこかでひとつつかめると、一気につかんでいけることもあるけど、その最初のつかみまではずっと迷って悩んでいる。今回も未知なことだらけですが、苦しむ覚悟はできていますから(笑)。
More!舞台『ダディ』
N.Y.とロンドンで上演され、話題となった衝撃的な作品の日本初上演が決定。人種やセクシュアリティ、家族、格差社会、アイデンティティなど多様なテーマを会話劇で描く。8月5日(金)~7日(日)にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて。
Profile
なかやま ゆうま
●1994年1月13日生まれ、大阪府出身。A型。2008年に『バッテリー』でドラマ初出演、主演を務める。以降、主に俳優として映像と舞台で活躍。『中山優馬×ジャニーズJr.@YUMA HOUSE』(BSJapanext)に出演中。
Text:Kiyoko Negishi