【巻繊汁】はなんて読む?豆腐を使ったおいしい料理
TRIVIA
日常生活で使う機会はあまりないけれど、知ってるとちょっと自慢できる!そんな難読漢字を今回ご紹介します。社会人の多くが間違えてしまうこの漢字、あなたは読めるかな?
「巻繊汁」はなんて読む?
「汁」という字だから、汁物の一種かな?と考えた方、正解です。
ですが、「巻」や「繊」の漢字からでは、中身の想像は難しいですよね。どんな料理なのでしょう。
いったい、なんと読むのかわかりますか?
正解を知りたい人は、もう少しスクロールしてみてください。
果たして、正解は?
正解は、「けんちんじる」でした!
巻繊汁は、くずした豆腐と千切りなどにした野菜を油で炒めてから、だし汁や醤油ですまし汁に仕立てたもの。
あなたは、どうして「けんちん」というのかご存知でしょうか?
実は、鹿児島の郷土料理に「巻繊(けんちん)」というおかずがあります。野菜と豆腐を油炒めしたものを湯葉で巻き、巻いたものをさらに炒めてから煮る料理です。
この「巻繊」の材料を汁にしたものが、巻繊汁なのです。
巻繊は、もとは中国から伝わった料理だといわれています。中国には「繊」をチンと読む読み方があったため、日本でもけんちんと読まれるようになりました。
みなさんは分かりましたか?
家族や友だちにも、「知ってる?」と聞いて自慢してみて!
《参考文献》
・『デジタル大辞泉』(小学館)
・『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
・『日本大百科全書』(小学館)
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