【医師直伝】眉毛アートメイクにおすすめの病院の選び方

初めて眉毛のアートメイクをする際は次の5つのポイントに着目して病院を選びましょう。

以下で詳しく解説します。

アーティスト（デザイン）から選ぶ

眉毛のアートメイクをする際の病院の選び方として大切なのが、気になるアーティストから選ぶこと。アーティストによって技術に差があり、得意なデザインも異なるためです。

好みのアーティストやデザインを探すには、病院のホームページに掲載されている経歴を見たり、症例写真を見ると良いでしょう。症例写真はホームページ内のほか、インスタグラムなどのSNSでも確認できます。

眉毛のアートメイクには主に3つの種類がある

眉毛のアートメイクには大きくわけて3つの種類があります。なかでも一般的なのは「パウダー＋ストローク法（通称4D）」です。

1.パウダー法（通称2D）

「パウダー法（2D）」とは、針でドット状に目頭から目尻へ濃くグラデーションを入れていく方法です。ナチュラルに仕上がるため、女性に人気。

2.ストローク法（通称3Ｄ）

「ストローク法（3D）」とは、毛流れに沿って1本1本毛を描くように色を入れていく方法です。しっかりとした眉毛に仕上がるため、眉メイクをしない人や男性におすすめ。

病院によっては「毛並み」や「マイクロブレーディング」という名称になっていることもあります。

3.パウダー＋ストローク法（通称4Ｄ）

眉毛のアートメイクの中で一般的なのが4Dと呼ばれる「パウダー＋ストローク法」です。その名のとおりはパウダー法とストローク法を合わせており、ナチュラルでありながら毛並み感のあるリアルな眉毛に近づけられます。

病院によっては「ミックス」「オーダーメイド」「オリジナル」などの名称がついています。

持ち（施術回数）で選ぶ

眉毛のアートメイクをするときは持ち（施術回数）から選ぶのもおすすめ。

施術回数は1～2回で選べますが、持ちを考えるのであれば2回がよいでしょう。なぜなら、初めて眉毛のアートメイクをする人は、アートメイクのインクが肌になじみにくく定着が悪くなるため。

また、ターンオーバーの影響で薄くなってしまうことがあります。ターンオーバーの周期は人によって異なるため、一般的な施術の回数は2回です。

リタッチの間隔としては、しっかりと濃いめの眉毛に仕上げたい場合は1年に1回、ナチュラルで薄めの眉毛に仕上げたい場合は2～3年に1回がよいでしょう。

値段で選ぶ

眉毛のアートメイクを行う際は、施術費用を比較することで病院や施術回数を選んでもよいでしょう。コストを抑えるためには麻酔が無料の病院を選ぶ、施術回数を1回にするなどの方法があります。

痛みに耐えられる人であれば、麻酔をしないという選択肢もアリかもしれません。

また、眉毛のアートメイクにはダウンタイムがつきもの。万が一のトラブルや、色の抜け方が早いなどのときのため、料金にアフターケアが含まれているかを確認しておくのもよいでしょう。

口コミで選ぶ

病院を選ぶ際は口コミを見てみるのもおすすめ。病院やアーティストの良し悪しを見抜く判断材料になるでしょう。

ただし、悪い口コミはしっかり確認することが大切。なぜなら、口コミの内容が必ずしも眉毛のアートメイクに関するものではないことがあるためです。

眉毛のアートメイクに関する口コミがよいのであれば、一度カウンセリングに行き、話を聞いてみるのもよいでしょう。

通いやすさで選ぶ

病院は自宅からの通いやすさから選ぶのもよいでしょう。眉のアートメイクは複数回の施術が必要なため、アクセスのよい病院を選ぶことで通院の負担を軽くできます。

万が一、肌にトラブルが起きたときのためにも通いやすい病院を選ぶと安心です。

アートメイクとは？眉毛アートメイクのメリット3つ

アートメイクとはインクを使い、顔に着色する施術のことです。皮膚に直接色を入れるため、汗や水で落ちることがありません。

アートメイクとタトゥー（入れ墨）の違いは、時間経過で消えるかどうかです。アートメイクは1～3年ほどで薄くなりますが、タトゥーは一度彫ったら消えません。

どちらも肌に直接色素を入れる施術であるにも関わらず、タトゥーが消えない理由は、彫る深さにあります。

▼アートメイクとタトゥーの違いをもっと詳しくチェックする！

2022/02/03

【監修】アートメイクとは？医療とサロンの違いや眉毛の経過、失敗例までご紹介

眉毛アートメイクをするメリットは主に次の3つです。

以下で詳しくご説明します。

メイクが楽になる

眉毛アートメイクをすることで、忙しい朝のメイクが楽になるでしょう。眉毛は左右対称に描くのが人によっては難しく感じたり、時間がかかったりする場合があるためです。

眉毛のメイク時間を大幅に削減できるため、手間が減るのは眉毛アートメイクのメリットの一つです。

汗や水などでメイクが落ちる心配がない

アートメイクはインクが肌に着色しているため、水で落ちる心配がありません。そのため、夏場のプールや汗などで眉毛メイクが崩れる心配をしなくて良いのがメリットの一つでしょう。

「せっかく眉毛を描いたのにプールに入って全て落ちてしまった」という経験をした女性も多いはず。アートメイクをすることで、メイクが落ちるのを心配せずに思い切り楽しめるでしょう。

タトゥーより比較的肌トラブルのリスクが低め

アートメイクは、タトゥーと比較して肌トラブルのリスクが低いと言われています。タトゥーは皮膚の本体とも言われる真皮まで針を刺す一方、アートメイクは皮膚の表面の表皮までしか針を入れないためです。

しかし、リスクが全くないというわけではありません。リスクを軽減するために、しっかりと資格を持った医師に施術してもらいましょう。

眉毛アートメイクのデメリットと注意点3つ

眉毛アートメイクをするデメリットと注意点は主に次の3つです。

以下でそれぞれ詳しくご説明します。

ダウンタイムがある

眉毛アートメイクには、腫れが引いて色素が肌に馴染むまで、1週間前後のダウンタイムがあります。ダウンタイム中は日焼けや洗顔、化粧水などの眉毛に水分がつく恐れのあることは避けるようにしましょう。

施術部位は痛みを感じることがあるため触らず、腫れが気になるようなら保冷剤で冷やしましょう。乾燥が気になる人はワセリンを使うのもおすすめですよ。

施術時に痛みがある

アイラインやリップに比べて痛みは少ないものの、針を使用する施術であるため、眉毛アートメイクは痛みを感じる場合があります。痛みに弱い人は麻酔クリームだけでなく、ブロック麻酔を追加するのが良いでしょう。

失敗のリスクがある

アートメイクの失敗例として、次の4つのようなものがあります。

眉毛のアートメイクで失敗した人の原因の多くがカウンセリングでのすり合わせ不足です。

このような失敗を避けるためには、カウンセリングで具体的に「どんな眉毛になりたいのか」をアーティストに伝えることが重要です。たとえば、芸能人の写真を持っていったり、いつもの自分のメイクを見せたりすると、理想の眉毛のデザインが伝わりやすいでしょう。

眉毛の太さは、普段メイクをするかどうかによって決めましょう。メイクをする前提であれば細めに、男性などメイクをすることがなければ太めに仕上げるのがおすすめです。

また、アートメイクは針を用いて色素を注入する医療行為のため施術するためには資格が必要です。したがって無資格者がアートメイクを行う病院やサロンは違法であるため、絶対に契約してはいけません。

違法かどうかを見分けるには、ホームページをよく確認することが大切。施術者の紹介として「アーティスト」と記載があれば、その人は看護師免許を持っている有資格者です。

「アーティスト」という記載がなかったり、あいまいにしている病院やサロンは違法で施術を行っている可能性があります。トラブルを避けるためにもあらかじめ確認しておきましょう。

【東京】眉毛のアートメイクを行うおすすめ医院9選

以下では、東京で眉毛のアートメイクを行うおすすめ9医院をご紹介します！

「レディアスクリニック」では毛が全くない人でも自然な仕上がりに

「レディアスクリニック」はコストを抑えたい人におすすめ。メニューによりますが、1回あたりの基本料金とリタッチ料金が他院に比べて安いためです。

デザインは骨格や筋肉などを考慮した黄金比率に基づき、お客様に合うものを提案します。目の距離や眉毛の短さなどを細かく計測するため、自分に似合う眉毛がわからない人におすすめです。

従来の4Dに加えてマシンでパウダー状に色を入れる手法を組み合わせた「ハイブリッドアイブロウ」なら、毛が全くない人や眉頭と眉尻の毛量に極端に差がある人でも、毛流れを1本1本精密に再現した自然な眉毛を手に入れられます。

パッチテスト（税込3300円）が受けられるため、肌状態やアレルギーなどが心配な人はカウンセリング時に相談してみましょう！カウンセリングは3,300円（税込）です。

「銀座よしえクリニック」は眉毛アートメイクの種類が豊富

「銀座よしえクリニック」はメニューが豊富で「グラデーションを追加したい」「目尻だけに色を入れたい」など、自分の理想に合わせた施術を選択できます。

都内7店舗で営業しており、通いやすいのもおすすめのポイント。

カウンセリング代は3,300円（税込）。同時に施術を受ければカウンセリングは無料になります。

「ジェネラルクリニック」はデザインにこだわりがある人におすすめ

「ジェネラルクリニック」では好みの眉や色味などをヒアリングし、骨格に合ったデザインを提供しています。お客様が満足できるまでデザインやデッサンを行うため、こだわりや理想のデザインがある人におすすめです。

肌が弱い人やアレルギーが心配な人はパッチテスト（税込10,000円）を受けるとよいでしょう。無料カウンセリング時に医師や看護師に相談してみてください。

「クレアージュ東京」は希望のデザインが実現しやすい

artmake_creageさま（＠artmake_creage）

「クレアージュ東京」ではカウンセリングから施術、アフターフォローに至るまで一貫して専門の看護師が担当するため、希望のデザインが実現します。施術後に「カウンセリングで伝えたイメージと違った……」と後悔しないためにもおすすめです。

デザインはお客様の要望を大切にし、普段のメイクの雰囲気や骨格、筋肉の動きを考えて提案します。

「クレアージュ東京」では、3回に分けて少しずつ色を入れていくため自然な仕上がりになるでしょう。

診察料として別途で3,300円（税込）がかかります。

「グロウクリニック」では自分にあったデザインが実現する

「グロウクリニック」はコストを抑えたい人にぴったり。眉毛のアートメイクでは2D、3D、4Dなどの種類によって価格が変動しますが、「グロウクリニック」では一律料金です。

お客様の希望する眉毛が骨格や顔の雰囲気と似合わない場合、正直に伝えるのが「グロウクリニック」の特徴。お客様の要望と似合うデザインがマッチングするまで、親身になってカウンセリングを行います。「自分に似合う眉がわからない」「アートメイクがはじめて」という人にもおすすめです。

不安なことがある人は無料カウンセリングで相談してみましょう。

診察料として別途で3,300円（税込）がかかります。

「AISクリニック」では納得いくまでデザインの修正ができる

「AISクリニック」はデザインにこだわりたい人におすすめ。3つのアーティストランクを設けており、好みの仕上がりや予算からアーティストを選べるのが魅力です。

無料のカウンセリングや施術はトータルメイクを熟知したスタッフが行います。骨格や眉の筋肉の癖などを確認し、黄金比に合わせたデザインを提案。もちろん、なりたいイメージのデザインを持ち込んで相談することも可能です。

「エレナクリニック」は自分に合った眉毛がわからない人におすすめ

「エレナクリニック」では日本人の骨格を熟知したアーティストが骨格や肌の色、ライフスタイルから黄金比の測定や顔型診断、表情筋のチェックを行い、デザインを提案します。自分に合った眉毛が手に入るでしょう。

一般的に眉毛のアートメイクは施術の種類によって価格が変動しますが、「エレナクリニック」では一律料金です。

LINE予約もできるため、気軽に相談するとよいでしょう。

診察料として別途で3,300円（税込）がかかります。

「メディカルブロー」は通いやすさ重視の人におすすめ

medicalbrows_satoさん（＠medicalbrows_sato）

「メディカルブロー」は都内に12店舗を展開しているため、通いやすさ重視の人におすすめ。8つのアーティストランクを設けており、好みの仕上がりや予算からアーティストを指名できます。

3Dや4Dの進化版である6Dストロークを導入し、従来よりもさらに超極細ニードルを使用した技法が特徴。繊細で微細な毛並み感を表現できるため、本物のような自然な眉毛が手に入ります。

肌が弱い人やアレルギーが心配な人はパッチテストやアレルギー検査を受けることも可能。簡易的なテストから針とインクを使用した検査があり、料金は1,650円（税込）～16,500円（税込）です。

無料のカウンセリング時に医師やアーティストに相談してみてください。

カウンセリング費用は3,300円ですが、当日施術される人は無料です。

▼公式Instagramはこちら！

medicalbrowsさん（＠medicalbrows）

「バイオタッチメディカルクリニック」はコストを抑えたい人におすすめ

biotouch_aoyamaさん（＠biotouch_aoyama）

「バイオタッチメディカルクリニック」はコストを抑えたい人におすすめ。基本料金は他院と同じ水準ですが、リタッチ料金が抑えられているため、総額費用を抑えられるでしょう。

デザインや技法は利用者の肌質や毛量、なりたいイメージを考慮した上で提案するため、理想の眉毛を実現できます。

また肌が弱い人やアレルギーが心配な人はパッチテスト（税込2200円）を受けてみるのがおすすめ。

初回カウンセリングは無料ですが、施術開始時には診察料（税込1100～3300円）がかかります。

【Q&A】眉毛アートメイクに関するよくある疑問

ここでは、眉毛アートメイクに関するよくある質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

Q.眉毛がある人・濃い人でも施術は可能ですか？

A.可能です。

眉毛がある人や濃い人も眉毛アートメイクをすることで、眉毛の左右のバランスを整えたり、メイク時間を短縮できたりとメリットがたくさんあります。

Q.施術前に眉毛を剃る必要はありますか？　

A.ありません。

元々の眉毛の量や位置がわかっている方が施術者側も自然なデザインに施術しやすいためです。自然な状態の眉毛で施術を受けましょう。

Q.妊娠中でも施術は受けられますか？

Ａ.受けられますが、安定期での施術が良いでしょう。

出産時や出産後、子供に手一杯でメイクの時間が確保できないため、出産前にアートメイクをする人も多いようです。ただし、体調が少しでも悪い場合は施術を控えましょう。

Q.眉毛アートメイクは保険が適用されますか？  

A.適用されません。

そのため、数万円以上のコストはかかると考えておきましょう。

Q.眉毛アートメイク後も眉毛は生えてきますか？

A.生えてきます。

そのため、施術後もお手入れをする必要があります。眉ハサミや毛抜きでお手入れをするのがおすすめです。

剃刀やシェーバーは肌を傷つける恐れがあるためNG。傷ついた皮膚を回復するためにターンオーバーの周期（※）が早くなり、アートメイクの持続期間が短くなってしまうリスクがあります。

※肌の細胞が生まれ変わる周期

Q.眉毛アートメイクをしていてもMRI検査は受けれますか？

A.使っているインクによります。

酸化鉄（金属）の含有量が多いインクを使用している場合、MRI検査が受けられない可能性があります。画像が乱れたり、火傷の原因になったりする場合があるためです。あらかじめ担当してもらった医院に確認をとっておきましょう。