『7m!n Live tour 2024 in Summer ~真夏のあっちっち~!計画~』ライブレポート
ぴあ株式会社
6人組メンズアイドル7m!nが、8月24日(土)に5大都市ツアー『7m!n Live tour 2024 in Summer~真夏のあっちっち~!計画~』のファイナルとなる東京公演を東京・豊洲PITにて開催。クルクルと変わる表情や磨き上げられたパフォーマンスで観客を魅了し、“完璧な時間を創造するグループ”というコンセプトにぴったりな、トキメキに溢れた一夜を作り上げました。ぴあ株式会社は本ライブの制作を担当。下記、ライブレポートをお届けします。
カラフルな波がデザインされたステージバックが割れると、オフィシャル衣装に身を包んだ6人が登場。白金倫太郎が「俺たちが忘れない夜にします」とファンを焚きつけ、一気に会場の温度を上げていく。オープニングに投下されたのは、ツアーのリードソングである「SUMMER SUMARRY」だ。夏の煌めきをまぶしたような爽やかなサウンドに乗るメンバーは、いつも以上にアイドル感が満載。“僕の運命の人 さあ迎えに行くよ”と響く声は、7m!nがファンを迎えに来たような高揚感を生み出す。青と白の銀テープも空を舞い、彼らの幕開けを華やかに彩った。
蝉をモチーフにした「セブンデイズ」では、一瞬にしてキャッチーなアプローチへチェンジ。ひときわポップな声色とモーションで、茶目っ気たっぷりに魅せていく。とはいえ、この日の7m!nは超盛り上げモード。まだまだクライマックスじゃないと言わんばかりに、木瀬 怜芽も「みなさんが声を出す番です!」とファンを煽る。「buuuuuuun!」になると、飛ぶようなメンバーの動きに合わせて、会場のサイリウムがブーンブン。曲終わりでは、水原匡也による渾身の変顔もばっちり決まった。
ここまでキラキラしたポップチューンが続いてきたが、彼らの魅力はそれだけに留まらない。ダークなサウンドの「ヤミツキVIBE」をドロップし、クールな面で惹きつける。直前までとは真逆のイメージへ、瞬時に切り替えることができるのは、7m!nの強みといってもいいだろう。スクリーンに映しだされる顔に光る汗は、ひとりひとりが全力でステージに立っていることを物語っていた。
メンバーがステージから去ると、スクリーンには「真夏の改造計画」のVTRが。映像では、上裸になった6人が某大手ジムのCMのようにクルクルと回転している。猛烈で超ゆるゆるな肉体改造計画の果てがどうなっているのか――。会場が興味をそそられていると、上裸にアロハシャツを羽織ったメンバーがひとりずつトロッコに乗って現れた。ちょっとお腹がぷにっとしていたり、筋肉のラインが綺麗に入っていたり。正直なところ、変化があったのかは悩ましい結果だが、コミカルだっていける7m!nには、それすらご愛敬。火ノ宮 夕は「北斗の拳」のように「アタタタタタタ!」と正拳突きを繰り出してみたが、思いのほか手ごたえがなく、手で顔を覆い恥ずかしがる一幕も。そんな屈託のない愛らしさに、会場は沸き立っていた。
そして、ここからはファンと一緒にライブを作っていく盛り上がりゾーンへ突入だ。まずは、シャツの前面を開いたままの状態で、ボディを出し惜しみせず「HANAZIBOO!」をパフォーマンス。日之出 莉玖も「全公演で一番大きい“HANAZIBOO!”を聞かせてもらえますか」と挑発し、さらにオーディエンスを引き上げていく。余裕たっぷりに踊りこなす「近況ロードshow!」、水鉄砲や浮き輪などの小物を身に着けてはしゃぐ「インディアンポーカー」と、ヒートアップせざるを得ない楽曲を連投。ファンの熱量も着実に上がっていったようで、会場に鳴り響くコール&レスポンスの声も、どんどん大きくなっていった。
今回のツアーで恒例となっていたビーチでナンパをする演出は、東京公演でも採用。ステージの下手から、麦わら帽子を被ったブロンドヘアの人がトロッコに乗って現れると、メンバーはザワザワと騒ぎ始める。宇佐美 健土が「ちょっとそこのお姉さん」と声をかけて振り返った人は、なんと同じ事務所に所属している市川慶一郎。想像していなかった人物のサプライズ出演に、メンバーは膝から崩れ落ち、フロアには黄色い声が噴出。その後は、「海老sorry」「恋するセブンティーン(ハート)」と連投し、あざとい魅力でオーディエンスの心を打ち抜いた。
楽しい時間が過ぎていくのは早いもので、あっという間にライブはラストスパート。ここで撮影OKソングとして、もう1つのツアー曲である「ほっ」が導かれた。シャボン玉の演出により、一段とキラキラしたアイドルオーラを放つ6人。ほほ笑むだけで華やかで、楽しそうにしているだけで空気が煌めく。ほぼ幕間もMCも設けずにやっていたにも関わらず、メンバーのパフォーマンスはハツラツとしていて疲れを感じさせない。最後は「なで×なで」でエールを送り、本編を締めくくった。
会場は暗転となったが、甘え上手な7m!nはスクリーンに「アンコール待ち(アンコールお願いします)」と文字を映しだし、アンコールをおねだり。それに答えたファンの声に誘われ、アンコールへ入っていった。再び姿を現したメンバーは、ツアーTシャツにカラーパンツという装い。「翔けろフラヌール」で、“僕らが幸せになってもいいはずなんだ”と力強くメッセージを刻む。その言葉のエネルギーには、今以上の現実を掴んでやるという決意がにじむよう。一斉に天へと突き上げられた拳もパワフルで、ただの振り付け以上の重さを放っていた。
MCでは今回のツアーにこめられた想いが、ひとりひとりの口から語られていった。そして、全員が話し終えるたのも束の間、急にスクリーンが暗転。メンバーが戸惑っていると、サプライズで『7m!n 4th Anniversary Live』を国立代々木競技場で行うことが告げられた。結成5周年で武道館ライブすることを目標に掲げてきた7m!n。そうはいっても、想像を超えた報告だったのだろう。「鳥肌が立った」と口にしたり、瞳を潤ませたりと、各々が予想だにしていなかった展開に感動を示す。そんなエモい気持ちを全部詰めこみ、「nebula」では真っすぐに言葉を紡ぎ、「夢見せknight!」ではパワーの限りで盛り上げ尽くす。最後の最後まで騒ぎ切り、アンコールを駆け抜けた。
エンドロールが流れ、これで本当に終演かと思われたが、なんとスクリーンには「これで終わっていいですか?」の文字が。もう一度、彼らを呼ぶ声が咲き乱れ、7m!n初となるWアンコールとなった。浴衣姿のメンバーが客席から登場したものだから、オーディエンスは大興奮。6人は9bicの「loveSPLASH」をカバーしながら、ちょこちょこと通路を練り歩き、ファンひとりひとりと目を合わせていく。7m!nを近くに感じるファンも、ファンを近くに感じる7m!nも幸せそうで、温かな空間はお互いを想い合っている事実を描きだす。オオトリでデビュー曲の「クロノメーター」を堂々と披露し、これまでの成長を夏の終わりに記したのだった。
全身全霊で盛り上げつくし、最上級の一体感を生み出した7m!n。このツアーで得た実感は、これからの彼らにとって大きな糧となることだろう。色とりどりのパフォーマンスでファンを魅了し、“完璧な時間”を更新し続けていく6人が楽しみだ。
=セットリスト=
M1. SUMMER SUMARRY
M2. セブンデイズ
M3. buuuuuuun!
M4. ヤミツキVIBE
M5. HANAZIBOO!
M6. 近況ロードshow!
M7. インディアンポーカー
M8. 海老sorry
M9. 恋するセブンティーン(ハート)
M10. ほっ!
M11. なで×なで
《ENCORE》
M12. 翔けろフラヌール
M13. nebula
M14. 夢見せknight!
《W.ENCORE》
M15. loveSPLASH
M16. クロノメーター
『7m!n 4th Anniversary Live』開催決定!
ファンクラブ1次最速先行が、8月24日(土)19:30より受付開始!
なんとファンクラブ1次最速先行にてご購入いただいた方は、終演後全メンバーによる「ハイタッチ会」にご招待!
【公演日程・会場】
2025年3月7日(金)
開場17:30 / 開演18:30
会場:国立代々木競技場 第⼆体育館
▼詳細はこちらから
https://7minofficial.net/2024/08/24/6097/
写真:WAIWAI.inc 提供
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