雨の日も湿気に負けない！実力派美容師が教える【髪質別】正しいヘアケアテクニック

BEAUTY2020/07/09

梅雨は髪のお悩みが増える季節。「髪がうねる」「ボリュームが出てしまう」「ペタンコになってしまう」「頭皮がベタベタする...」などなど、毎年悩まされていませんか？そこで今回、梅雨の季節のヘアケア方法をご紹介。正しいヘアケア方法を学んで、梅雨の髪悩みとおさらばしちゃいましょう！

Check!01

髪のメカニズム

梅雨の時期、いつもと同じケアをしているのに、パサつきやハリの無さを髪に感じているという方。実はそれ、髪の水分バランスが崩れ始めているサイン。放っておくとどんどん艶の無いパサついた元気のない髪になっていってしまいます。

髪は濡れていると開き、乾く過程で閉じられる「キューティクル」によって一定の水分量を保っています。でも、梅雨の時期は湿気の影響により水分量のバランスが崩れ、普段は健康な髪でもトラブルを起こしがちになります。元々ダメージのある髪だと更に深刻な状況に…。季節を問わず髪の水分が流れ出てスカスカになった髪に梅雨の湿気という問題が重なり、ヘアトラブルとして表面化してきてしまいます。

そんな梅雨の時期に見直すべきこととは、ズバリ「髪の乾かし方」と「ヘアケア商品の選び方」！

Check!02

お悩み別、梅雨時の髪の乾かし方

梅雨時期の2大髪悩み「爆発型」「ペタンコ型」を解消する乾かし方とケア方法をご紹介します。美容院に気軽に行けない今、お家のトリートメントを見直す方も多いのではないでしょうか。ペタンコ型さんはハリとコシが出るタイプのものを毛先中心につけるように、爆発型さんはオイルタイプでしっかり保湿していきましょう。櫛を使って髪全体になじませると尚良いです。

爆発型

毛先は摩擦やヘアアイロンなどの使用でダメージが最も出やすい部分。そのために湿気の影響を受けて水分量が変化しやすく広がってしまいます。

◇乾かし方

爆発型さんの特徴は、髪が「Aライン」になりやすいこと。毛先にかけて広がるので、広がる髪を押さえるようにドライヤーの風を当てる方向を決め、上から下にていねいに乾かしましょう。毛先を内側に入れるように梳かしながら当てると、キレイな内巻きになります♡

ペタンコ型

気温は湿度の変化に加え、汗をかきやすい時期とも重なり、髪が必要以上に水分を吸収します。すると髪は重くなり、根元からボリュームダウンしてしまいます。

◇乾かし方

ペタンコ型さんの特徴は、根元が潰れてシルエットが決まりにくいこと。爆発型と同じ要領である程度髪を乾かしたら、根元にふんわり空気が入るように冷風を当てて仕上げます。髪型は乾く時に形が作られるため、髪から熱が取れるまで根元には触れずに待つのがポイント。根元から立ち上げることでボリュームアップにもつながります♡

Check!03

梅雨のヘアケアポイント

◎シャンプーの選び方を変えてみよう

普段使っているシャンプーは梅雨のヘアトラブルに対応できるものになっていますか？髪のうねりや広がりを抑えてまとまりを重視するならば、保湿効果が高いものやキューティクルを補修・強化する成分が入っているものを選ぶようにしましょう。

◎乾かしすぎに注意

100％乾かそうとすると乾かしすぎになってしまいます。根元だけ100％の意識で、毛先は90％程でやめましょう。

◎洗い流さないトリートメントでしっかり保湿

ドライヤー前のアウトバストリートメントも髪の状態に応じて付けるようにしていきましょう。

Check!04

梅雨時は頭皮ケアも大切

湿気と暑さが混在する梅雨時は頭皮もかなりのダメージを受けています。頭皮のケアを行うことで快適に過ごすこともでき美髪に繋がります♡

◎頭皮の汗もこまめに拭き取ろう

頭皮の汗を放っておくと、汗と皮脂が混ざり合って嫌なにおいを発生させるほかに、辛いかゆみを引き起こすあせもの原因に。女性の頭皮は長い髪に覆われているため空気中の汚れをモップのように引き寄せ、髪を束ねたり直射日光を避けるために帽子を被ったりと、あせもが非常にできやすい環境です。こまめに汗をハンカチなどで優しくふき取ることを忘れずに、帽子ではなく日傘で直射日光を避けるようにしましょう。