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お風呂上がりは化粧水が浸透しやすい?専門家が指摘する「思い込みスキンケア」4選

お風呂上がりは化粧水が浸透しやすい?専門家が指摘する「思い込みスキンケア」4選
キレイを作るために、毎日欠かせないのがスキンケア。でも、せっかく時間をかけたスキンケアが、実は間違っていた…なんてことも!? 今回は女性が勘違いしやすい【4つの思い込みスキンケア】と一緒に正しいスキンケア方法をご紹介します。基本に立ち返って、美肌作りを極めましょ♡

思い込み①パッティングすればするほど角質層まで浸透する

“念入りにパッティングをし、回数が多ければ多いほど効果的”だと思い込んでいる人は5人に1人いるという結果が出ました。実際に行なっている理由を聞いてみると「肌の奥(角質層)まで時間をかけて 浸透させて、スキンケア効果をより強く得られそうだから」、「美容成分を出来る限り閉じ込めるため」などの声が多く聞かれ、ありがちな思い込みスキンケアであることがわかります。

肌は何層にも重なった構造をしているため、角質層まで保湿成分を浸透させ、水分を届けることでうるおいが持続します。ところがパッティングで届くのは肌の表面に近い層だけになるので、「浸透している」というより「肌になじむ」ことで満足してしまっていると言えるでしょう。

また、肌が含むことができる水分の量にも限界がありますので、いくらスキンケア化粧品をたっぷり、丁寧にパッティングしてつけていても、うるおいの持続にはつながりません。

夜に丁寧なスキンケアをしているのに朝起きたらもう肌が乾燥しているというお悩みも聞きますが、それは時間と共に肌の水分が蒸発し、失われているからです。日中の乾燥が気になるなら、夜ではなく朝に角質層への浸透スキンケアを重点的にするのがオススメです。



思い込み②お風呂上がりの肌なら角質層まで浸透しやすい

“お風呂上がりの肌なら角質層まで浸透しやすい”と思い込んでいる人は特に多く、3人に1人という結果が出ました。実際に行っている理由には、「肌(角質層)が温かく、毛穴が開いている方が化粧品が浸透しそうだから」、「使っているオイルをより肌(角質層)に浸透させ、肌を柔らかくしたいから」という声が挙げられました。このケア方法は普段から実践している方も多いと思うのですが、実は間違った思い込みスキンケアです。

汗が出ることからもわかるように、そもそも毛穴の役割は「排出器官」なので、お風呂上がりの毛穴が開いた状態が角質層への浸透にベストな状態ということではありません。毛穴から浸透できる、と思ってしまっている時点で、すでに思い込みははじまっているわけですね。お風呂上がりなどにスキンケア化粧品がより角質層へ浸透するような気がするのは、お風呂の水蒸気によってそもそもの肌の表面の水分量が上がっているからです。

もちろん、毛穴に汚れが詰まっていると、本来毛穴が持っている引き締めの機能を邪魔するため、毛穴の汚れをクリアにすることは美肌につながります。ただ、角質層への浸透のことを考えると、過度なピーリングなどで毛穴汚れを落とすことに注力するのではなく、肌全体の余分な角質を落とすことが大切です。しっかり洗浄し、肌の受け入れ態勢を整えましょう。



思い込み③シートマスクの時間が長いほど角質層まで浸透する

乾く前にはずすなんてモッタイナイ!シートマスクは長くのせているほど角質層へ浸透すると思い込んでいる人は5人に1人という結果に。「乾燥肌なので、なるべくシートマスクを長時間付けた方が潤いを保てると思うから」、という声が挙がっています。こちらの思い込みスキンケアも、多くの方が実践してしまっているのではないでしょうか。

クリニックにいらっしゃる患者さんの中にもこの思い込みをされている方がかなり見受けられますが、シートマスクの使用時間は長ければ長いほど効果が高いというわけではありません。シートマスクが湿っている間は水分を与えてくれますが、シートマスクが乾き始めると同時に今度は肌の水分を奪っていきます。それが乾燥肌の原因になってしまうことも

つけたまま寝てしまう、乾くまでつけておくのは逆効果。シートマスクの使用はパッケージに書いてある時間内にしておきましょう。また、スキンケアをする際にコットンパックをする方もいると思いますが、これも同じことが言えます。



思い込み④週1スペシャルケアで一気に角質層まで浸透できる

週1回のスペシャルケアでしっかり角質層まで浸透できていると思い込んでいる人は、5人に1人という結果に。さらに、スキンケア化粧品ブランドのライン使いをしている人は約7割近い女性が行っており、その理由には「化粧品の効果がより高まると思うから」という回答が61.8%にのぼりました。

毎日が忙しいと、時間がある時にしっかりとスキンケアしようという発想になりがちですが、これも思い込みスキンケアのひとつです。そして、スキンケア化粧品を同ブランドでライン使いしているから大丈夫だと思ってしまう方も多いと思いますが、これも注意が必要です。

女性は1週間のうちでもホルモンバランスの変化があったり、気候によるダメージも受けやすいので週1回のスペシャルケアで十分とは言い難いですね。さらに、化粧品ブランドをライン使いしているから肌(角質層)まで浸透できているという訳ではありません。

その時の肌の状態によって必要なケアは変わってくるため、同じラインのものにこだわって使うより、日々状態の変化する自分の肌に合ったスキンケアアイテムを選んで使うことの方が重要です。



美容皮膚科医・貴子先生による徹底解説

まずは“角質層まで浸透させること”への正しい理解を

クリニックにいらっしゃる患者さんでも、どうしたら肌を満足いく状態にできるかわからず、肌のメカニズムを理解しないままスキンケアを行なっている方が非常に多いのですが、肌にとって最も重要なのは美容成分を角質層まで”浸透“させることだという事はご存知でしたか?

保湿が大切ということは一般的によく知られているのでみなさんも普段からスキンケア化粧品を使って、肌を潤すことは意識されていると思いますが、そのままでは本当の意味で保湿、つまり美容成分を角質層まで“浸透”できている状態とは言えません。

人間にとって水分が大切な要素であるのと同じように、肌にとっても水分量を保つことがスキンケアの第一歩。効果的に保湿をするためには、保湿成分を正しく角質層まで浸透させるスキンケア(=浸透スキンケア)によって肌の奥、角質層まで水分を行き渡らせることが重要です。肌の表面が潤っているからしっかり保湿ができていると思い込んでしまう、ここにひとつの落とし穴があるわけです。

保湿成分を角質層まで浸透させることこそが“理想の肌への近道”

保湿成分が角質層まで正しく浸透できている肌は、しっかりうるおいが継続できているので、いつ触れても手に吸い付くようなもっちりした感触。言うなればお風呂上がりの透明感のある肌がずっと続いているような状態です。

角質層まで正しく浸透ができていれば、乾燥肌対策はもちろん、理想の肌への近道となります。「4つの思い込みスキンケア」をチェックしながら、正しい角質層への浸透について理解を深めることで、この機会にスキンケアの基本に立ち返りましょう。

Profile
美容皮膚科医 貴子先生
松倉クリニック代官山院長 日本形成外科学会認定専門医 帝京大学医学部卒業 京都大学付属病院など大学病院を経て、都内美容外科クリニック院長など歴任。日本形成外科学会認定専門医の知識を活かして正しい美容医療を行う。



調査概要
・調査内容:「美容」に関する意識調査
・調査期間:2020年4月10日~13日
・調査方法:インターネット調査(モニター調査はシグナル)
・調査対象:全国 20~40 代 女性100 名

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