「後輩に嫉妬しているんじゃないか?」【異例のスピード出世】に隠された真実とは...“悪事を企む上司と後輩”を成敗した話。

読者の実体験をもとにした衝撃エピソードをご紹介。広告代理店に入社して2年目の私。ある日、新入社員の企画プレゼンを聞いていた私は、彼女のアイデアに強烈な違和感を覚えます。それをきっかけに調査を始め、彼女の異例のスピード出世の裏に隠された真実を知ることになるのでしたーー。
期待の新入社員によるプレゼンで覚えた違和感
私が広告代理店に入社して2年目の春。社内で、新入社員による企画プレゼン大会が開催されることになりました。
若手社員にとっても、新しい感性に触れられる貴重な機会です。次々と初々しい発表が続くなか、ひときわ堂々と登壇したのが、ある女性の後輩でした。
彼女は入社直後から「優秀な新人」として、社内でも噂になっていた人物です。彼女がスクリーンに映した企画書を見た瞬間、私は思わず目を疑いました。
そこに書かれていたのは、ターゲット層やプロモーション方法、収支計画まで、驚くほど完成度の高い企画だったのです。
しかし、私はその内容に見覚えがありました。
数ヵ月前、私の同期が必死に考え、上司に提出したものの却下された企画と、ほぼ同じだったのです。

ところが、会場では彼女の企画を絶賛する声が続きます。
プレゼン後、どうしても納得できなかった私は、彼女に直接尋ねることにしました。
「あの企画、以前うちの同期が提案したものとすごく似ているけど、なに参考にしたの?」
すると彼女は表情を変え、「なんのことですか? あれは私がゼロから考えたオリジナルです」と強い口調で言い返してきました。
さらに彼女は、そのまま直属の上司のもとへ向かっていったのです。
その直後、私は上司から「今すぐ会議室に来るように」と呼び出されました。
上司からの理不尽な呼び出し。なぜか責められる私
会議室に入ると、上司と後輩が並んで座っていました。
上司は開口一番、「君は、有望な新人の芽を摘むようなことをして、一体どういうつもりなんだ」と私を責め始めました。
私は、先ほどの企画が同期の案と細部まで一致していることを説明しました。当時の企画書やデータも残っていると伝えれば、きっと理解してもらえる。そう思っていたのです。
しかし、上司の反応は予想外でした。「似たようなアイデアなんて、世のなかにはいくらでもある」「盗作だと決めつけるのは早すぎるだろう」
さらには、「君は後輩に嫉妬しているんじゃないのか?」と、逆に私を責めてきたのです。

あまりの理不尽さに、私は謝罪を拒否して会議室を後にしました。
その後、私と同期への上司の風当たりは、日に日に強くなっていきました。一方、後輩は上司から異例の特別扱いを受けるようになります。
新人では考えられないほど大きなプロジェクトを任され、驚くべきスピードで出世していったのです。
しかし、実際の仕事ぶりを見る限り、そこまで評価されるほどの実力があるようには見えません。
そんなある日、残業中の私は、上司のデスク周辺にあるゴミ箱から見覚えのある資料を見つけました。それは、後輩が進めているプロジェクトの企画書でした。
そこには細かな修正指示が書き込まれていましたが、筆跡は後輩のものではありません。
さらに裏面には、私たちの部署では本来見ることのできない機密データまで印刷されていました。
「やっぱり、なにかがおかしい…」
私と同期は、後輩のスピード出世の裏に不正があるのではないかと疑い始めました。
そして、2人で密かに調査を始めることにしたのです。






