大容量シートマスクはOK?NG?【やってはいけないスキンケア】まとめ [PR]
大容量シートマスクで毎日パックをしています
防腐剤たっぷりな大容量マスクは避け、個包装のパックに!
保湿成分や植物エキスが含まれている大容量シートマスクにカビが生えないのはなぜか。それは細菌いっぱいの素手でマスクを触ることを想定しているため、ほかの化粧品に比べてより強い防腐剤を使用している可能性があるからです。つまりその液を肌に浸透させることになるので刺激を与えバリア機能を壊す可能性が。そういった点では個包装のパックのほうがいいです。ただパックは必ずしも必要なお手入れではないので、週に1~2回、ここぞという日だけ使うようにしましょう。
はがすパックで小鼻の角栓をオフ!
角栓を引っこ抜くとますます角栓 ができやすくなって悪循環
はがすタイプのパックは、はがすと同時に表面の角層を無理やりはぎとってしまいます。そして無理やりはがされた肌と毛穴の中では、大急ぎでかわりとなる新たな角質細胞を作り、再び皮脂とまざって毛穴をつまらせます。また、急いで作られた角質細胞は質が悪くうるおう力が足りません。皮膚科医としては、毛穴パックはできるだけ使わないでほしいアイテム。ではどうしたら角栓をとり去れるのかというと、酵素洗顔がおすすめ。できるだけ肌に負担をかけずに角栓を除去してくれるので、毛穴が目立たなくなりますよ。
Topic03めんどくさいので化粧水しかつけません
むしろ乳液やクリームを塗ることのほうが大切
スキンケアを何個も塗るのがめんどくさいのであれば、化粧水だけではなく、美容液や乳液、クリームだけをしっかり塗るほうがおすすめです。保湿=化粧水で肌に水分を与えることだと思いがちですが、実はマストなお手入れではなくむしろ省いてもいいくらいのもの。化粧水にも保湿成分は含まれているので一時的にしっとりしますし、角層が柔軟になるのであとで重ねるアイテムがなじみやすくなったりとメリットはあります。ただ、今からクリームなどを塗ってうるおいを逃がさない習慣をつけておかないと、30代で後悔します!
化粧水はコットンでパッティングしてます
コットンの細かい繊維を肌にこすりつけるのがNG
肌は摩擦刺激に弱いんです。どんなに上質なコットンでも表面に細かい繊維があり、それを肌にこすりつけると皮膚に炎症が生じる可能性があります。さらにコットンを鼻から耳に向かってこする横方向の刺激は、毛穴がつまる原因になります。だからこそコットンパッティングではなくハンドプレスが◎。手にとってやさしく押し込むようになじませて。
Topic05唇がガサガサなのでリップスクラブで撃退!
唇が炎症を起こしているので保湿をすることが優先!
ガサガサしている原因は乾燥して角層が乱れている状態。だからガサガサ唇にスクラブなんて絶対NG。まずはワセリンを塗って保湿。原因として口紅が合っていない可能性があるのでコスメを見直すことも大事。また、口唇炎を起こしている可能性もあります。その場合はきちんと病院に行って診てもらうのがいちばん。健康的な唇はガサガサしません。なので治療が必要です。リップスクラブで目先のガサガサをとっても何も改善しません。
唇もこすっちゃダメ!
Item唇や目のまわりはもちろん敏感肌にも使える乾燥対策商品
Topic06乾燥肌なのでベタベタになるくらいクリームを塗ってるけど、それもNG?
むしろベタベタくらいが正解です
だいたいの人はクリームを塗る量が不足しています。とくに乾燥肌の傾向がない人は20代まではとくに問題はないかもしれませんが、30代以降は保湿せずに美肌は保てません。スキンケアの習慣をきっちり変えていかないと、大人になったときに苦労しますよ。
Item肌がゆらぎがちなときにおすすめ!
なめらかな使用感でベタつかないのも◎
今回教えてくれたのはこの人!
銀座ケイスキンクリニック院長・慶田朋子先生
医学博士。肌だけでなく食や健康など幅広い知識をもち、数多くのメディアでも大活躍。今年6月に発売された本『実は老化を加速!女医が教える、やってはいけない美容法33』も話題。
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