結婚しようと思ったきっかけは?本当に幸せ?垣内彩未に聞く【リアル結婚事情】
「確かなもの」になるのは自分の安定につながると思う
初めて会ったのは、仲よしのヘア&メイクさんに誘われて、彼の家で行われるバーベキューに行ったときです。家って住んでいる人が反映されるもの。彼の家のインテリアを見て、「私とこの人は好きなものが一緒だ」と思いました。といってもビビッときたとかはないです(笑)。その後、彼のインスタを見て「やっぱり好きなものが似てるな」と思って、彼のことが気になりだしました。
バーベキューのときはゆっくり話せなかったから、ヘア&メイクさんを通じて、彼の友達も交えて4人で食事に行って。それがすごく楽しくて、その後、私から誘うようになりました。彼が「彩未、オレのこと好きみたいなんだよね」といっていたと、彼の友達が結婚式のスピーチでいっていて、たぶん最初は私に興味なさそうだったけど、私が気になっていることに気づいて、彼も意識し始めたんだろうなって思います(笑)。
私はいまの旦那さんとつき合う=結婚を覚悟したんですよね。特にきっかけはないんです。つき合い始めて、日々を共に過ごしていくなかで、2才上という彼の年令的なこと、そして一緒にいて楽しいし、価値観も合いそうだから、だんだん結婚を意識するようになりました。
結婚するまでの2年は長かったですね。結婚する1年前には2人で家を借りて、一緒に暮らし始めました。自分の年令を考えたら全然あせらなくていいんです。でも旦那さんとの未来を考えると、早く結婚しようと思いました。だけど男性には女性とは違う覚悟と考え方があるから、彼は2年くらいつき合うのは妥当だと思っていたみたいで。だんだん「え、あせるって!私だけが何であせらないといけないの?」みたいな思考になってきて、すごくイライラしました。だからプロポーズは雰囲気とかなくて(笑)。普通の日に家で「じゃあもう結婚しよう!」って、ケンカの延長線上みたいな感じだったと思います。
結婚してもちろんよかったです。私は今後、彼の妻であり子供の母親。それって選ばれてたどり着く場所だから。誰かの「確かなもの」になれたことによって、自分の安定、気持ちの安らぎにはつながりました。そして義理のご両親もとてもすばらしい方で、子供が生まれたのとはまた違う家族が増えた喜びがありました。ただお互い覚悟をもって結婚しているので、ある程度あきらめなければいけないこともあります。
例えば物を出しっぱなしにするとか、細かいことは「この人はこういう人なんだ」と受け止めるようにする。もちろん彼も「やばいよな」って、私のことを思っている部分はたくさんあると思います。例えば小言をいうにしても、「出しっぱなしなんだけど!」ってキツくいうのではなく、コミカルないい方に変えてみたり。そしたら相手も「ごめん」って謝れますからね。そういうことが結婚してからの思いやりなのかなって思います。
話をしてくれたのは…
垣内彩未さん
『with』『VOCE』など多数の雑誌でモデルとして活躍中。ドラマ、映画、バラエティーなど幅広く活動しアニメ映画『時をかける少女』で は声優も務める。2017年に初の写真集『I' m not Lonely』を発売。
あわせて読みたい
撮影/神戸健太郎 スタイリング/村田愛美 ヘア&メイク/川嵜瞳(PEACE MONKEY) 取材・文/佐久間裕子
編集部おすすめ記事
- #TAG
- #結婚