アカリンの新たなルーツのおハナシ

やっぱり、理想の夫婦はパパとママ

昨年、結婚をして新しく家族を築いた元Rayモデル、吉田朱里。

そんな今だから思う、これまでと未来の家族のおハナシ。

Check!女子力オバケ、アカリンを作った可愛いマインドなママ

最初に覚えた言葉が「可愛い」だったと両親から聞いていて、小さい頃からママのリップを塗ってみたり、髪をブラシでずっとといていたりする、おませなコだったみたい。

この話を聞くと、物心がつく前からすでにこのマインドは変わらないんだな～と感じます。

私の美容好きは代々おばあちゃんから続く家系的なものだと思うんです。おばあちゃんもメイクが好きだし、ママは家の近くのジムに行くときでさえも絶対スッピンでは出歩かないという、私より美意識が高い女性なので。

今、振り返ると「日焼けするから外じゃなくておうちにお友だちを呼びなさい」って言われたり、常にキレイな姿勢でいるようにとよく注意されていました。

すごく美について厳しく教育されていた気がします、小さいころはそれが当たり前だったので、こういう取材を受けたときや、オトナになってできた友だちに話すと驚かれたりして、ウチって特別だったのかな～と思うようになりました。

NMB48に入ってからも、メイクや服のことを母に相談して「カラコンちっさない？」とかよくダメ出しされたりもしていましたね（笑）。

今でもコスメを作るときなんかは意見を聞いたりするんです。こういうルーツの話しをしていると私も美に厳しい母になるのかな～？ってちょっと妄想しちゃいますね。

Check!内気だった私を変えた、スクールと芸能界への夢

今みたいにハキハキ自己主張するようになったのは小学3年生のときに芸能スクールでダンスを習い始めてから。

スクールに通うコたちは学校の同級生と違って、みんな自分の意見を言うし、他のコからなにか言われてもそれを気にしたりするコたちじゃなかったんです。いい意味で他人に興味がないというか。

だから私も「これを言ったらどう思われるんだろう」とか思わず発言できるようになったんだと思います。スクールの友だちとは今でもめっちゃ仲がいいですね。

歌やダンスができなくて悔しいとか、誰かと比べるようになったのは14才でNMB48に入ってから。

そういう気持ちがしんどかったり、学生生活と両立してたりもして、一度やめたくなった時期もあったんです。

親が止めてくれるだろうと思って「しんどい、やめたい」って弱音を吐くと、今でも覚えてますが父から「誰もアイドルをしてって頼んでないから、やめてこい」って想像してないことを言われて……。

でも、そこで落ち込んだとかはなくて、そう言われると「やめへんわ！」って逆にやる気になりました（笑）。

親からしたら私をやる気にさせるためにワザと言ったわけでもなく本音だったんじゃないかと思うんですが、結果私はそう言ってもらえてよかったなって思います。

そういう厳しいことも言うけれど、NMB48でアイドルをやりながらも通いやすい高校を探してくれたりとか

何事も中途半端にはやるなっていうのが両親の教えだったので、そういう期待の気持ちも込めてだったんだなと今は思いますね。

Check!仲のいい家族が自慢！結婚して新たに感じた家族への思い

去年結婚したばかりなので、実家の家族ってことになりますが、まわりからもよくめっちゃ仲がいいねって言われるし、私もやっぱり実家が大好きで、最近、ママが通ってるジムに私も入会したりして（笑）。

それもNMB48の仕事が東京であったので学生時代、私は親と離れていた時期があったので、今それを取り返している感じなのかも。

吉田家はお父さん以外は、全員女で、そういうおうちって意外とお父さんが居心地悪いとか聞くじゃないですか。でもうちは絶対的にパパ中心なんです。

そういう雰囲気なのは、今、自分が結婚して改めていいなって気づいた点ですね。

両親を見習いたいなって思うところは、会話が多くていつも一緒にいるところ。身近な夫婦がやっぱり親なので参考にしちゃいますし、結婚してから父と母としてじゃなく、先輩夫婦としての角度で見るようになりました。

旦那さんとケンカしても私から折れるようになったのはママがお手本です（笑）。

結婚式で両親への手紙を書いたときに親からの愛情をたっぷり注いでもらったことを再確認したので、私も将来そんなふうになれたらなって思います。

それから、なんだかんだ父は母のことをめっちゃ可愛いと思ってるんだろうなって、父と母を今見ていても思うので、私もそう思われるような奥さんでいたいなと思うのがいちばんの目標です！

吉田朱里

よしだ・あかり●1996年8月16日生まれ、大阪府出身。Ray専属モデルを卒業後も活躍、美容系YouTuber、さらにはコスメブランドb idolのプロデュースなど、“美”と真摯に向きあいながら数々の成功を手にしている。

文／小田和希子、一石沙永加