どんどんお芝居を追求して常に新鮮な気持ちで役に挑みたい

Check!お仕事マインドとは？

私、小さいころから今のお仕事をさせてもらっているんですけど、まだまだ知らないことはいっぱいあって、日々学ぶことだらけなんです。

常に勉強だなという気持ちでいたいですし、自分のお芝居に納得ができなかったり、うまくいかなかったりすることもたくさんあります。

でもそういうときは、次にどんなお芝居をしたら、どんなアプローチをすればいい方向にいくかをあきらめずに追求して、どんどんアップデートしていきたいなと思っていて……。そうやって常に新鮮な気持ちでお芝居に挑みたいんです。

ただ、お仕事をするうえでのモットーとかルールはあまり決めていなくて、あえて言うなら自然体でいるってこと。そして、どんなことに対しても丁寧に向きあうことは意識しています。

私、人の反応を見るのがすごい好きだからめっちゃエゴサするんですけど、顔の見えない誰かが“畑芽育ちゃんのお芝居いいよね”とか“こんなコ、いるんだ！”みたく発信してくれるとすごくうれしいし、そのたびにやりがいを感じます。

この前、ロケ中に女子中学生のコに「いつも応援してます、がんばってください」って言ってもらえたんですけど、それがたまらなくうれしくて！そういう声をすごく大切にしているし、大きなモチベーションにしています。

もちろん、いいコメントや言葉ばかりじゃないし、傷つくこともあるけど私は自分のお仕事に誇りをもっているし、胸張ってやっているのでそこでへこたれてふさぎこんじゃう……とかはないです。

というか、たぶん基本的に人が好きなんですよね。おもしろいことが好きだからいつも楽しくいたいし、ふざけていたい！（笑）。そのほうが居心地いいし、みんなで笑っていたいじゃないですか♡

おかげさまで毎日忙しくさせていただいているので「そんなに元気で疲れないの？」ってたまに心配してもらうこともあるんですけど、安心してください、そういうときは静かにぼーっとしています。

でも結局は誰かとしゃべって笑っていたいっていう気持ちが強いし楽ってだけの話です（笑）。

Check!初主演映画について

最近のお仕事で『うちの弟どもがすみません』という映画で初めての主演をやらせていただいたんですけど……緊張しました。

頭の中は、私のお芝居を信じて主演をまかせてくれたといううれしさと座長としてしっかりとした立ち居振る舞いをしなくてはという意気込みとでいっぱいいっぱいでした。

撮影が始まる前や撮影中ももちろんなんですけど、作品を撮り終わって取材とかで「初主演はどうでしたか？」と聞かれるたびに改めてこの経験はもう二度とないし、すごく大事なことなんだなって実感しています。

映画で私が演じた糸ちゃんという女のコは、ふとしたことがきっかけで4兄弟の姉になるんですけど私自身は実生活で末っ子なので、ちょっと不思議な感覚でした。

とはいえ私はめちゃくちゃ末っ子気質というわけではなくて、家族の中でも学校でも意外とリーダーシップをとるタイプだったんです。

だから糸ちゃんが目標に向かってひたすら真面目に突っ走るところとかすごい気持ちがわかるし、長女って大変だなぁと思いながらもギャップはそんなに感じなかったです。

ただ、私にもしも本当に4人の弟がいたら……とにかく女のコを大切にしよう！と厳しく教育すると思います（笑）。

実際、甥っ子たちに「それ女のコに言ったら傷つくからアウトだよ」とか言ってますし……。だから私の弟たちは女のコの扱いがとっても上手なモテ男子に育つ自信があります♡

映画は非現実的なシチュエーションながら、恋愛要素だけじゃなく家族愛などあたたかいエピソードがいっぱいつまっているし、超イケメンな4兄弟が登場するので目と心、両方で楽しんでください！

Check!映画『うちの弟どもがすみません』が現在公開中！

母親の再婚で新しい父親と暮らすことになった女子高生の糸（畑芽育）。穏やかな新生活に憧れる糸の前に現れたのは源（作間龍斗）、洛（那須雄登）、柊（織山尚大）、類（内田煌音）という、超イケメンだけどクセが強い4人の弟たち。

さらに父親の転勤が決まり、いきなり姉×弟の5人だけの生活が始まって……。この冬いちばんスイートなゼロ距離ラブコメディにキュンキュンが止まりません♡

畑芽育

はた・めい●󠄀󠄀󠄀󠄀2002年4月10日生まれ、東京都出身。幼少期から活動を始める。ドラマ、映画、CMと幅広い分野で活躍し、圧倒的な透明感と存在感で注目を集める。

現在、日本テレビ系日曜ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』で四女役として出演中。また、待望の初主演映画『うちの弟どもがすみません』が公開中。

撮影／永瀬沙世 スタイリング／城田望（KIND）ヘア＆メイク／Mien（Lila）文／アンドウヨーコ