『十二人の死にたい子どもたち』で共演 旬の若手俳優【北村匠海&新田真剣佑】の本音とは?
Topic01
現場のコト
北村 今はネット社会で簡単にネット上で集まれてしまう。脚本を読んだとき、これが今映画化されることに意味があるのかなと思ったり。逆にあんまり深く考えずに現場に入った部分もありましたね。
新田 ずっと密室での芝居が続いたので、撮影期間の記憶があんまりなくて。でも振り返ると、この現場は顔面アクションだったなと思う。これほどアップの多い作品は初めてです。
北村 そうだね。大きなスクリーンだからこそできる些細な芝居で、それぞれの個性が生まれるおもしろさがありました。
Topic02
この世代の役者仲間
新田 この作品は共演者が同世代だけだったので、みんなライバル意識みたいなものがあるのかなって思ってたけど。
北村 ライバル心ある?
新田 まったくない。
北村 僕もまったくないんだよ。この世代の特徴なのかも。
新田 小栗(旬)さんたちの世代はバッチバチそうだったからね。
北村 僕らはライバルというよりは称賛もするし、いい意味で否定もする。みんなで意見をいい合いながらいいものを作ろうっていう感覚が強い。よくも悪くも、そんな感じだね。
Topic03
2人の共通点
北村 共通点はさそり座.、B型。変な人しかいないらしいけど(笑)。
新田 何ごとに対しても変態。完璧主義者というか、極めたい欲が強い。そういう中身は似てるけど、表現の仕方が違う2人だと思う。
北村 僕はあんまり感情が表に出ないタイプで、まっけんはすごく出せる人。
新田 僕はもう、手相の感情線もバーンと突っきってるからね。
北村 感情表現が豊かで、うらやましい限りです。
新田 逆に、僕は素朴な役が難しい。匠海の”キミスイ”とか絶対できないもん。
北村 そこは本当に、お互いないものねだりだよね(笑)。
Topic04
共演して感じたコト
北村 まつけん演じるシンジロウは難しい役。僕だったら不安で仕方ないくらいのセリフの量で、本当にすごいなって感心して見てました。
新田 匠海の役は見どころがたくさんある。そのために僕はセリフを積み上げてるところがあるから(笑)。でも、こんなに安心して、信頼して芝居ができる役者は同世代にいないので、いつか匠海とバディものやりたいな。
北村 いいね、やりたい。
新田 匠海が黒幕で、僕は通行人Aで。
北村 そんなぜいたくな(笑)。
新田 芝居の中で対決したいね。