ドラマ25『日本ボロ宿紀行』の魅力を教えて！

「オンリーワンな経験ができるのがボロ宿の魅力だと思いました。『日本ボロ宿紀行』のお話を最初に聞いたときは設定が面白いなと思いました。今までにないジャンルのドラマになるのではと想像がふくらみ、撮影が始まるのを心待ちにしていました。」

「私が演じる篠宮春子は、古いものやレトロなものに愛情がある女の子。亡くなったお父さんから芸能事務所を引き継いで、売れない歌手・桜庭龍二（高橋和也）のマネージャーをしています。2人は春子が小さい頃から知っていて愛情があるからこそ対峙することもたびたびあります。そんな2人がボロ宿の魅力やその土地の人たちとの出会いを通してどう変わっていくかにも注目してもらえたらより楽しめると思います。」

ドラマを通じて学んだことなどはありますか？

「１話は春子が龍二さんのCDがぎっしり入ったキャリーケースを引いてあぜ道を全力疾走するシーンから始まります。撮影を重ねるごとに春子のキャリーケースはどんどんキズついて汚れていきました。それが嬉しくてキャリーケースに愛着が湧きましたね（笑）。そして私もこのドラマの撮影を通して、ボロ宿は普段泊まるホテルとは違うよさがあるんだなと思うようになりました。

門構えが立派だったり、鹿が出るような山の中にあったり......どの宿にもそこにしかない雰囲気があって、人のあたたかみに触れることもできます。オンリーワンの体験や思いができるのがボロ宿の魅力だなと。このドラマを観て古きよきものの魅力を再確認していただけたらいいなと思いながら撮影しました。」