菅田将暉くんが思う「一番男子にモテるのはこのファッションでしょ!」~Rayの女のコと『3年A組』のことを教えて?~
自分のことを、若いってうぬぼれてました(笑)
ファッションのお話も聞けたところで、主演ドラマのことを。菅田くんが先生役というだけあって、生徒役は若手キャストがたくさん。キャストのみんなとはどんな話しているのか教えてもらいました♪
若手キャストのみなさんと共演してみてどう?
「僕もそんなに年齢変わらないしって思ってたんですけど、やっぱり何かが違う。何を僕は自分のことを若いと思ってたんだろう、ちょっとうぬぼれてたなって思いました(笑)。(生徒役の)下は15歳から上は24歳くらいまでいるんですけど教師と生徒という立場で、教壇をまたいで相対すると違いを感じます。僕はよく、小栗(旬)さんとか山田(孝之)さんに『新しい感性だね~』とか、『ニュージェネレーションだね~』って言われてきたんですよ。ちょうど小栗さん、山田さんと僕が10個離れていて、今のドラマの現場には僕の10個下とかがいるわけで、違いを感じるのはそりゃそうか~っていう感じです」。
特に、生徒役キャストと自分との違いを感じることは?
「人それぞれ、守っているものってあるじゃないですか。例えば、ここに前髪が欲しいとか、言葉の言い回しとか、全体の中での自分のポジションとか。その守ってるものが、僕と生徒役のみんなとでは違う気がします。僕の周りにいた人達は、先輩方も含めて守ってるものなんてない。攻めて攻めっぱなしでケガしているような人たちばっかりだから、守るっていう発想がなかったわけですよ」。
菅田くんにも、守ってるものはある?
「ありますよ。特に主演っていう背負わなきゃいけないものがあるから。でもカメラの前に立つ俳優としては、守らなきゃいけないものはあまりないですね」。
Check!05彼らはまだ、本気の人に出会っていないのかも?!
「1話で僕ががーーって怒号を散らしながら説教するようなシーンの時があったんです。そこのリハーサルで、僕が思いっきりやったんですよ。そしたらみんな泣いてて。多分僕の熱とか勢いが伝わってびっくりしたんでしょうね」。
本番じゃないのに、菅田くんがそこまで本気でお芝居すると思ってなかったってこと?
「というよりかは運動神経の反応って感じですかね。例えば、急に銃を向けられて涙が出て、怖くてどうしていいかわからないみたいな感覚。男の子も女の子もがーって泣いてましたね。それを見て、みんなはまだ本気の人に出会ったことないんだなって思ったんですよ。血眼で何が何でもこれをやりたいんだっていう人、もしくはそうなる自分にこの子たちは出会ったことがないのかなって。全員が全員じゃないですけど。僕は上京する前から部活などでも本気の人に出会えて、彼らと切磋琢磨できたから、とても恵まれていましたね」。
Check!06空腹に追い詰められながらも、毎晩闘ってます!
監督からの指示を受けて真剣に考える横顔も美しすぎます?
ドラマでは、生徒たちが菅田くん演じる先生にどんどん追い詰められていくけれど……。最近、菅田くんが追い詰められたことは?
「今回の役はアクションシーンなどもあるので、体絞ってるんですけど、寝る前に追い詰められます。だってお腹空いてるから(笑)。でも、夜食べちゃうと次の日に出ちゃうんですよね~。もし夜食べちゃって『しまった~』っていう罪悪感で次の日現場にいくことは地獄なんです。やっぱり現場では嘘偽りなく、堂々としていたいじゃないですか。だから『このチョコレートは絶対に食べちゃいけない、でも食べたい、いや食べちゃダメだ』って(笑)。めちゃめちゃ葛藤してますよ」。
informationドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系・日曜22:30~)
卒業まで残すところあと10日。最後の高校生活を過ごしていた生徒たちに担任の柊一颯(菅田将暉)から告げられたのは「今から皆さんは、僕の人質です」という言葉。柊は生徒29人を人質にとり、亡くなった生徒である景山(上白石萌歌)の死の真相を突き止めようとするが……。黒幕は誰なのか、景山は殺されたのか、謎が徐々に明かされていくーー。
撮影/千葉太一