『ちょうどいいブスのススメ』ドラマ化!山﨑ケイ、ドラマ化決定の裏側を語る、の巻
『ちょうどいいブスのススメ』ドラマ化決定!
すでにニュースサイトなどでも報じられている通り、なんと『ちょうどいいブスのススメ』が連続ドラマ化されることが決定しました。
放映は2019年1月10日スタートで、毎週木曜23時59分から、読売テレビ・日本テレビ系です!
私、山﨑ケイも出演しますので、ぜひみなさんチェックしてくださいね。
みなさんは『ちょうどいいブス』がドラマ化されると聞き、どんな感想を持たれましたか?
「信じられない」、はい、実は私も全く同じ感想でした。
この連載のの読者であれば、「なんでドラマ化なの?」と思うかもしれませんよね。
だってそうなんです。別に何か物語を紡いでいるわけではなく、単に私自身の「ちょうどいいブス」にまつわる「思い」を徒然なるままに綴っているだけなのですから。
しかし『ちょうどいいブス』がなぜドラマ化されたのか、実は1人の映像スタッフの方からのお声がけだったんです。
その方との出会いは2016年に放映されたNetflixでの『火花』。
これはピース・又吉直樹さんが書かれた芥川賞受賞作『火花』をドラマ化したものなんですが、実は私、そこに女優として出演していたんです。
その際にスタッフだった方と『火花』を通じて仲良くなり、それからゆるーく連絡を取り合うようになりました。
この『ちょうどいいブスのススメ』も以前から読んでくださり、そこから今回のドラマ化に繋がったのだと思います。私も正確なところは知らないんですが。
ちなみに『火花』ではどんな役柄だったのか、一応ご説明します。
『火花』では…ブスの役を演じました。
ト書き(脚本などで台詞の間に挟み込まれる、演出や状況を指定する文章)には、「清潔感はあるが太っている女性」とありました。なので役作りは楽でしたね(笑)。
人気芸人となって美人と付き合っていた主人公ですが、落ちぶれた際に付き合ったのが私、という、主人公の悲しき状況をわかりやすく提示する重要な役どころだったんです。
これがものすごく評判良くって。
主な感想はこんな感じです。
「生々しさが良かった」(監督)
「前の彼女と比べ女のレベルが下がり、それによって落ちぶれた感が出ていて良かった」(お笑い芸人A)
「デブ感ブス感がリアルだった」(お笑い芸人B)
「笑った」(お笑い芸人C)
女としては複雑な気持ちですが、女優としたらものすごくうれしい感想ばかりで。
ブスを真面目にやっていたら、こんな素敵な役を演じることもできたし、さらには『ちょうどいいブスのススメ』がドラマ化まで!
ブスを演じてブスが評価され、そしてブスの連載がドラマ化、まさに「ブス数珠つなぎ」!
これからも真面目にブス道に邁進したいと改めて決意したのでした。
ドラマもまだ撮影に入っていないので、どんな展開になるかまだ私もわかっていません。
でも絶対に楽しいドラマになるんじゃないかと思っていますので、この連載だけでなくドラマのほうもぜひよろしくお願いします!
山﨑ケイさん
profile NSC東京校13期生、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。相方の山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成し、男女のちょっぴりエロい日常をネタにしたコントや漫才で人気を博す。ツイッター @kbbyky