「back number」が映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の主題歌「瞬き」に込めたオモイ
30代になって見えた幸せの形をつづったラブソング
清水映画やドラマの主題歌をつくるときでも、僕らの楽曲としていいものをという思いは変わりませんが、その映画とのコラボレーションだと考えているので作品に寄り添ったものにしたいんですね。
今回は僕なりに考える幸せや生きるということを表現してみました。30代になり、世の中で起こっているさまざまなことが他人事じゃないと感じるようになったし、死を身近に感じるようにもなって、以前よりも今をしっかりと生きないといけないなという感覚が大きくなっているんです。そのなかで、生きるというシンプルなことを仰々しくならず、でも力強い言葉でつづらないと尚志さんと麻衣さんの物語には寄り添えないのではと思い、言葉選びに時間をかけました。
小島僕はテレビでドキュメンタリーを見て、おふたりのことは知っていたのですが、映画の内容は詳しく知らないまま楽曲制作をしていました。試写会で映画を観たときに、歌詞の世界がより深く感じられましたね。映画よりも先に「瞬き」を知る人は、違った聴き方ができるんじゃないかな。
栗原そうだね。映画を観たあとに改めて曲を聴くと、曲の印象が変わってくる気がします。
清水主題歌のオファーを いただいてから実話を知ったのですが、いつ自分の身にふりかかってもおかしくない年令ですから考えましたよね。果たして自分は待てるのかと……。
栗原僕も考えましたけど、答えは出ませんでしたね。待てる、待てない、どちらかはっきりと答えられない。 そう考えると、尚志さんの彼女への愛が大きかったんだなと思います。
小島結婚の約束をしていたから待てたということですが、意思の疎通がとれない人との約束を守り通すというのは普通に考えたら難しいこと。「待てるの?」と、 自分に問いたいくらいです。
清水僕らからすると8年 も待ったという事実をクロ ーズアップしてとらえてしまうけれど、尚志さんは麻衣さんがよくなってほしいと思い毎日会いに行っていたら8年もたっていたんじゃないかな。日々の積み重ねで、自然なことだったんでしょうね。おふたりの人生を知ることで、おいしいものを食べたり、きれいな景色を見たりしたときにあの人にも食べさせたいとか、 見せてあげたいって思えることだけじゃなく、つらい時間も共有することができるのも幸せなんだなと感じることができました。
「泣ける…」の声、続出中です!!!
結婚に憧れを抱く大学生を代表して、プリ❤クラが作品をチェック。みんな自然と涙があふれ、試写室中が感動に包まれたみたいです。
普段、あまり泣かない私でもこみ上げるものが…(涙)
この映画はウルッとくるポイントがいっぱい。特に麻衣がケータ イのパスワードを思い出しメッセージを読むシーンに感動しました。健康で、大切な人と一緒にいられる幸せを再確認できるので、カレと観るのがオススメ♥
映画を通して、本物の愛とは?を考えさせられました
すっごく感動して、泣いちゃいました(涙)。印象的だったのは、 自分のことを思い出せない麻衣の気持ちを考え、尚志がある決断をするシーン。本物の愛とはどんなものなのか考えさせられます。 好きな人に、会いたくなりました。
観たあとは、あたたかい気持ちで胸がいっぱいに♥
とても心が温まる映画でした。先が見えない状況の中でひとりの人をこんなにも長く思い続けられるって本当にすごい♥ラストシーンはとっても感動的でこれが実話だと思うと、よりグッとくるものが。原作も読みたくなりました。
12月16日(土)より全国公開!『8年越しの花嫁 奇跡の実話』
恋人の回復を待ち続けた尚志を佐藤健、原因不明の病から生還を遂げるヒロイン・ 麻衣を土屋太鳳が演じる。 ふたりを見守る麻衣の両親に薬師丸ひろ子、杉本哲太。 監督は『64-ロクヨン-前編/ 後編』の瀬々敬久、脚本は 『ひよっこ』の岡田惠和。
書籍も発売中
原作は中原尚志さん、麻衣さんによる書籍『8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら』 1,200円+税
『コミカライズ版 8年越しの花嫁 奇跡の実話』 680円+税
『ノベライズ版 8年越しの花嫁 奇跡の実話』 630円+税
back number
清水依与吏(Vo&G)、小島和也(B)、栗原寿(Dr)による3ピースバンド。2011年4月シングル「はなびら」でメジャーデビュー。翌年ドラマ主題歌となった「青い春」で注目を集める。その後もCMや映画、ドラマ主題歌に抜擢され、ヒットを飛ばす。ライブDVD『All Our Yesterdays Tour 2017』が発売中。