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山﨑ケイのちょうどいいブスのすすめ:第59回「ちょうどいいブスがもっとも苦手な場所は??」

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山﨑ケイのちょうどいいブスのすすめ:第59回「ちょうどいいブスがもっとも苦手な場所は??」
みなさん、こんにちは。相席スタートの「ちょうどいいブス」こと、山﨑ケイです。

前回「試着室が苦手」というお話をしましたが、そんなレベルではなく、もっともっと苦手な場所があるんです。

それは……「美容院」!

私がどれだけ苦手かというと、「美容院に行きたくないがあまり、自分で髪を切っていた」レベルで苦手なんです。



私がいつも髪を長くしているのも、「自分で切ってもばれにくい」という理由もあったんです。だってボブやショートだとさすがに自分で切るわけにはいきませんもんね。

ではいったいなぜ美容院が苦手なのか、改めて分析してみたいと思います。

美容院が苦手な理由①「お店に漂うリア充感」

大概の美容院の内観はおしゃれ、しかも私の人生では接してこなかったようなキラキラしたリア充美容師さんがうようよしています。ただでさえ自意識過剰な私がそんな場所に行けば、気後れで具合が悪くなってしまうほど!

髪を切りたいというだけなのに、お金を払ってまでそんな後ろ向きな気持ちにさせられるなんて!

美容院が苦手な理由②「意味を見出せない雑談」

ちょうどいいブスたるもの、どんな場でも常識的な態度で臨むのがモットー。それは美容院も例外ではありません。もちろん美容師さんから話をふられれば、常識的な態度でこちらも会話を楽しもう、そんな思いは当然あります。

しかしながら「このあと何するんですか?」などといった美容院定番トークで、幸せなゴールのイメージがわかないんです。

美容師にとって、私がこのあとどこに行こうが絶対に必要ない情報じゃないですか? 聞きたくもない話題に、返したくもない答え、この無意味な時間をどうやり過ごすのが正解なのでしょうか。

あと実際問題、美容院って会話しにくくないですか? だって美容師も客も一方を向いた状態で会話するので、お互いの話が聞き取りにくいですよね。そんなアウェイな環境でのアウェイな話題。相当なコミュニケーション力を持った人でないとうまく捌けないですよね。

美容院が苦手な理由③「自分の顔面偏差値が浮き彫りに」

美容院ってまずは鏡と向き合い、自分の顔面を嫌という程向き合わなきゃいけないじゃないですか?

その上、タオルを巻きつけているので、顔も引っ張られるわ、おでこまでむき出しになるわで、いつも以上にブサイクな仕上がりになるわけです。

そんな状態で放置プレイさせられるとあれば、ちょうどいいブスにとってこんな拷問はありません。



そんなわけで私は美容院が大の苦手だったんですけど、最近お仕事で知り合った美容師さんとの相性がよかったらしく、私にもようやく髪を安心して切る場所が見つかりました。安住の地です。
しばらくは自分で髪を切る生活から抜け出せそうな予感です!

次回もちょうどいいブスが直面する人生の問題について論じていきたいと思います。

連載を読む方はこちら↓【毎週火曜日更新】



山﨑ケイさん  
profile  NSC東京校 13期生、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。 相方の山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成し、男女のちょっぴりエロい日常をネタにしたコントや漫才で人気を博す。 ツイッター @kbbyky

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