第42回:「居酒屋講座③カウンターひざチェックテストとは?」
“酔ったらいける”というのが最大の武器であるちょうどいいブスにとって、居酒屋デートというのは自分プロデュースの場でもあります。
数回にわたりこの連載内で“ちょうどいい居酒屋”について考察をしてきていますが、今回は居酒屋でのちょうどいい居酒屋の座席について考えていきたいと思います。
どんな座席でも対抗可能な下半身を用意せよ!
居酒屋と一口に言っても、テーブル席、掘りごたつ席、カウンター、座敷、立ち飲みなどなど、さまざまなタイプの座席がありますよね。
相手がお店選びをしてくれるときは、どんな座席でも対応できるように脱ぎやすく履きやすい靴&見られても大丈夫な靴下やタイツなどを履いておくのが当たり前のマナー。
座敷でブーツ、しかもくっさい足を晒すような初歩的なミスは美人がやればなんとかギャップ萌えに持ち込めるかもしれませんけれど、ちょうどいいブスはそこから挽回することはほぼ不可能ですから。
そんな風に靴のことはみな用意周到に準備しますけど、意外に抜け落としがちなのは、ボトムです。
座敷でピッタピタのタイトスカートとか履いた日には、セクシーすぎたり、また体勢によってはビリリと破けてしまったりと、よからぬハプニングを生んでしまうことにもつながりかねません。
収縮性のあるスカートやボトムで臨んでおけば安心ですね。
自分でお店選びするときは……
前回、居酒屋選び、主に値段設定のポイントをお話ししました。
値段設定が最重要項目のひとつではありますが、座席タイプをどうセレクトするかも、ふたりの今後を占う重要なポイントです。
私なら〈個室のテーブルタイプ〉を選ぶと思います。
靴を脱ぐタイプはリラックスできるしラクちんですけど、やはり女性にとっては面倒ですし、せっかくヒールを履いてきたのなら、しっかり相手に見せられたほうがうれしいものですしね。
最近は特に高級店でなく庶民的なお店でも、個室、もしくは半個室のある居酒屋が増えていますので、せっかくなら利用したほうがお得です。
恋愛戦場は、なるべくなら人目につかないほうがいいに決まっていますから。
また男性と距離を詰めるのに最適な座席タイプは、もちろん“カウンター”ですが、男性から指定されてない限り、カウンターは避けたほうがよいと思います。その理由は後程お話ししますね。
なぜテーブルタイプを選ぶのか。それは“無難”だからです。
最初のデートにはこの無難さというのは案外大切なんです。
お店選びもメニュー選びもファッションも奇をてらわず、じわじわ居心地のよさを提供するのがちょうどいいブスの基本戦略ですから。
カウンターで相手の気持ちをリサーチすべし
先ほどカウンターは避けたほうがいいというお話をしました。
しかし1軒目は避けるべきだと思うんですが、2軒目にこそカウンターを選ぶべきなんです。
それは「男性の好意があるかないかをチェックできるから」。
男性からいつでもウエルカム状態の美人のみなさんはピンと来ないでしょうが、ちょうどいいブスのみなさんならわかりますよね。
ふたりで飲みに行ったとしても、それが友情からなのか同情からなのか単に暇だったからなのか、はたまたちょっとは女として見ているのか、もしくはカラダだけの扱いなのか、判断がつきかねるんです。
そんなときに使えるのが、“カウンターひざチェックテスト”です。
方法は簡単。
2軒目でカウンターのお店に行き、ほろ酔いの中、偶然を装ってなんてことない空気を出しつつ相手の男性の脚に自分の脚を軽~く当てるんです。
そのときの男性の反応で、いろんなことがわかります。
すぐに離して距離を取ってくれば女として興味なし。こちらもそのつもりで勘違いしないようにすべし!です。
また逆に向こうからもっと体をくっつけてきたり、エロモード全開でくるようなら、カラダのみ目当てなので、これまた注意が必要。
相手がそのままの距離を保って脚を離さず、かといってグイグイ来ることもないリアクションだったら、“イケます”!
こんなふうにカウンターでのテストを通じ、次の段階に進めるかどうか確認するのもちょうどいいブスには欠かせないステップです。
次回もまた、ちょうどいい飲み屋での振る舞いについて考察してみたいと思います。
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山﨑ケイさん
profile
NSC東京校 13期生、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。
相方の山添寛さんとコンビ「相席スタート」を結成し、男女のちょっぴりエロい日常をネタにしたコントや漫才で人気を博す。
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