アイドルとしての美学

“大西プロ”と称されるほど高いりゅちぇのアイドル力。ファンを魅了する多彩な表情を生む職人レベルのメイク術の裏側から、この夏にさらに高まったなにわ男子へのグループ愛までたっぷり語ってもらいました。

Topic1ファンのみんなに楽しんでもらうためのメイク

お仕事のときにいろんな色を使ったメイクをしたら、その変化にファンのみなさんが気づいて「今回はこの色使ってるんだ！」って毎回反応してくれるのがうれしくて！

それがきっかけで、自分でもメイクを研究するようになったんです。プライベートではメイクしないので、僕がメイクするときは、お仕事の内容にあわせて魅せ方を変えることを1番に意識してますね。

だから、選ぶコスメやメイクの仕方は絶対変えてる。そもそも、雑誌とテレビやとメイクの見え方がまったく違うんです。雑誌の写真だと、まつ毛やアイラインが超はっきり見えるから、アイラインはぼかすし、あえてマスカラは塗らないことも。

逆にコンサートや歌番組では、照明が強いから光で飛ばないように影多めにつけたり、マスカラも黒でしっかり締めるように工夫してるんです。

今回の撮影ではイエローマスカラに初挑戦してみたんやけど、実は最近のコンサートではカラーマスカラを使うことが増えてるんです。ファンのみんな気づいてたかな？ネイビーとか、ちょっとピンク系にしてみたり。

季節によって使いたい色も変わってくるから、そういうところで新しい自分を見せていきたいですね。

Topic2“なにわ男子”への愛だってたっぷり！

なにわ男子は、僕にとって本当に素のままの自分でいられる環境なんです。だから、変にキャラクターにしばられたくないし、自分を取りつくろうこともしたくない。それが、なにわ男子でいるうえで僕が大切にしてること＝美学なのかも。

なにわ男子のコンサートは超楽しくて、そのときはとくにメンバーのこと大好き！って気持ちになります。開演前に円陣を組んだときや、曲中でアイコンタクトとったときは、自分のなかからメンバーへの愛があふれてるなぁって。

今年の夏はとくにずーっと一緒にいたから、なにわ男子愛がさらに強くなったかも。もちろん、メンバーからの愛も感じてます。

僕が体調くずしたときには、みんなからメールが来て「大丈夫だよ」って言ってくれて、めちゃくちゃやさしかった。あと、結局みんな僕に1番甘いんじゃないかな（笑）。

怒られたことはほぼない……というか、そもそも怒られるようなことしませんけど、なんか許されてる感じがするのがうれしいねんな。

Profile

大西流星

おおにし・りゅうせい●2001年8月7日生まれ、兵庫県出身。O型。なにわ男子のメンバーで、愛称はりゅちぇ。主演ドラマ『紅さすライフ』（日本テレビ系）では、メンズコスメで起業をめざすメイク男子を好演。

文／政年美代子